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幸福度は競争性に関連してることが多い?

ヘッダの画像は、大学2年生の時に初めて行ったロンドンでこんな家住めたら映画に出てる人みたいやんけ、住みた!ってなったどっかのおうちです。

公園でボーッとしてた時に夫婦2人と犬1匹できてる方々を見かけて見てた。
いわゆる奥さんが犬にボールを投げてそれを犬が取りに行く、その様子を旦那さんが写真に収めるという、まあほのぼのした風景だったわけさ。

そこでいろいろ考えることがあって、「ええなぁ、楽しそうで。」とか「犬ほしいけど、猫の方が好きだな。」とか思ってたんやけど、同時に「自分があの立場になったら別に普通に感じるんだろうなぁ。」とも思ったりしたんです。

幸せは何か比べた上で成り立っている

なんか最近なにを幸せに感じるかって分解してみると、案外競争性の上で成り立ってるものが多いんじゃないかなぁと思ったりしてます。

会社で同期よりも出世が早い、あの人よりギター上手く弾ける、気になるあの子が恋人を振って自分に来てくれたとかとか。

今回の場合も、私は1人でボーッとしてるわけで公園に誰かと来てるわけではないし、もちろん犬も飼ってない。
その前提を無意識のうちに比較してしまって、あー、あの人たちは自分の持ってないものを持ってるなぁ、ええなぁとか思ったのかもしれないと思ったんです。

この競争性はどこから来るのか

辞書で競争というものを調べてみました。

互いに同じ目的に向かって勝敗・優劣をきそい合うこと。
(goo辞書より)

つまり競争とは出世なら出世のため、大学合格なら大学合格のためと、何かしらの目的・ゴールがあってその中で勝ち負けを争い、決めるものだということになります。

色々あると思うが、私は大きいところっていうのが教育から来るのかなと思っています。

私の通っていた幼稚園では、毎年運動会になるとリレーに出る選手を決めます。それは幼稚園に通っている5歳くらいの時点でクラスで一番足の速い人が選抜されるもの。

この時点で、リレーの選手に選ばれる人と選ばれなかった人という分け方ができてしまう。選ばれなかった人は選ばれた人に対して劣等感を感じてしまうかもしれませんね。

選ばれた人は、自分は走るということにおいて、少なくともその幼稚園の同じクラスの人の中では走るのが一番速いということになるから、嬉しく思うはず。構造としては、自分が他の子供達に比べて足が速いから嬉しいというものになる。

それは学年が上がっても同じで、小学校でも運動会のかけっこ、中学になったら高校受験、高校になったら部活でのレギュラー争いや大学受験、社会人なら出世争いや友達比べて結婚が早いか遅いかなど人生の様々なタッチポイントで競争というものは生まれてきます。

その中でも頭が柔軟で発達途中である学校での競争というのは、その人の価値観や判断基準となるものへの影響が非常に大きいのではないかなと思ってます。

部活でもエースで高校受験・大学受験も自分の望む通りになってきた人というのは一見羨ましいようですが、実はその人の価値観的に他人と比べることでしか幸福を感じることができなくなってしまっているということも十分にあるわけで、逆に一回でも大きな失敗をした人はそこではない自分なりの幸せの感じ方というのを見つけやすかったりしたりするのかもしれない。

結局はその人がどれだけ自分がどんなことをすると幸せに感じるのかということを考え続けられるかということにかかってくるだと思うんですが、学生時代という大事な時期に過ごす学校で、競争性からくる幸福感というのが無意識のうちに刷り込まれていたりするからまたタチが悪かったりするんですね。

まあ今の社会はしょうがない

と言っても、今の社会の構造自体が、そもそも資本主義社会なわけで、ビジネスにおいてはいつでも競合よりもよりいい商品・サービスを出し、効果的な宣伝をし、常に利益を出し続けることが求められているから、その競争性からくる幸福感というのは役立っているのかもしれませんね。

ただ、この幸福感というのは一過性で求めたらキリがないという性質を持っているから、常に日常で求め続けるとあまり精神安定的には良くない。

ということで、他人と比べずに自分だけの幸福を持つことができることを見つけた方が良さそうです。

最近自分自身も探しているのですが、これがなかなか難しい。
休みの日になったら何しようとか、もっと楽しいことってないのかなとか考えているとよくわからなくなってきます。

でも、これでいいような気もしていて、人生の場面場面でその人の価値観というのは変わっていくし、その時々で降ってくる機会というのも違う。
大事なのは、常に自分の人生を模索し続け、少しでもいいなと思った機会になんも考えずに飛び込んでいけるフットワークの軽さなんだと思います。

例えば、今私は割と音楽というものをやってみたいなと考えています。
元々音楽が好きで、移動中やお風呂の中などではずっと聴いているという感じなんです。
最近自分が好きなジャンルというか音楽の雰囲気というものがわかってきたので、それを作ってみたり自分で演奏してみたりしてみたいなと思ってます。

あと歌うことも好きなので、そこで自分で歌って誰かに喜んでもらったりできたらすごく素敵だなと考えています。

まあ、そういうことなんじゃないですかね、幸福感っていうのは。

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