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【詩#39】耳をすませば雨の音

雨が音を立てて降り注ぐ
そっと私は耳を立てる

ぱちぱち ぱちぱち 窓を蹴り
ぽちぽち ぽちぽち 傘の上を踊る

そうして最後はみんな集まり
美しい旋律と共に
アスファルトに染みゆく雫たちの旋律

優しいようで
激しいような

冷たいようで
暖かいような

柔らかいようで
痛いような

止んでしまいそうで
いつまでも続いてゆきそうな

そんなオーケストラの舞台に惹き込まれては
私は今日もここに立っている