ミルクボーイ風「パズドラ」
内「あーどうも〜!ミルクボーイです〜!お願いしまーす!あ〜ありがとうございます〜!ねっ、今、詫び石をいただきましたけどもね。」
駒「ありがとうございますー。」
内「こんなん、なんぼあっても良いですからね。」
駒「一番良いですからね。」
内「ねー、有り難いですよ。ほんとにね。」
駒「入れておきましょう。」
内「ゆーとりますけどもね。」
駒「いきなりなんですけどね、うちのオカンがね、好きなスマホアプリがあるらしいんやけど、その名前をちょっと忘れたらしくてね。」
内「好きなスマホアプリの名前忘れてもうて、どうなってんねんそれ。」
駒「でまあ色々聞くんやけどな、全然分からへんねんな。」
内「分からへんの?いや、ほな俺がね、オカンの好きなスマホアプリ?ちょっと一緒に考えてあげるから、どんな特徴ゆうてたかってのを教えてみてよ〜。」
駒「5×6マスにドロップが配置されててそれを制限時間手を離さずに操作してな、同じ色を3個以上繋げて消すことで敵を攻撃してダンジョンをクリアするゲームやって言うねんな。」
内「おー、パズドラやないか。その特徴はもう完全にパズドラやんか。すぐ分かったやん、こんなんもう。」
駒「でもこれちょっと分からへんねんな。」
内「何が分からへんのよ!」
駒「いや俺もパズドラやと思うてんけどな、オカンが言うには、無課金でプレイしてても全部のダンジョンがクリア出来たらしいねんな。」
内「あ〜〜、ほな、パズドラと違うかあ。パズドラは大量の魔法石、類稀なるガチャ運、パズルの上手さ、選ばれしオチコンの運が必要やからね。」
駒「そやねん。」
内「パズドラはね、無課金どころかただ課金しただけじゃクリア出来ないシステムになってんのよ。無課金でもプレイした全員が楽しく遊べるゲーム言うたら「ツムツム」くらいのもんなのよ。」
駒「そやねんそやねん。」
内「パズドラってそういうもんやから。ほなパズドラちゃうがなこれ。あれ〜?ほなもうちょっと詳しく教えてくれる?」
駒「色々な国の神様がパーティー組んで戦うらしいねんな。」
内「パズドラやないか!我々が小さい頃桃鉄で日本の都道府県を覚えたように、最近の若い子たちはパズドラとモンストで世界中の神様の名前覚えんねん。ほんで世界中の神様とヤンキーが一緒に戦ったりすんねん。パズドラやそんなもん!」
駒「分からへんねんでも。」
内「何が分からへんのこれで。」
駒「俺もパズドラやと思うてんけどな、オカンが言うには、数年ぶりに始めても簡単に最新のダンジョンがクリア出来るらしいねん。」
内「ほなパズドラちゃうやないか!パズドラは久しぶりにやると新しいシステムが多すぎて、全部理解するだけで数カ月を要するのよ。パズドラってそういうもんやから。そうなったらパズドラちゃうがな。ほな、もうちょっとなんか言うてなかった?うーん」
駒「ゲーム名にドラゴンが入ってるのにドラゴンが活躍すること無いらしいねん。」
内「パズドラやないか!パズル、アンド、ドラゴンやないか!唯一活躍したことがあるドラゴン言うたらモンスターハンターのディアブロスくらいなもんよ。パズドラに決まりやそんなもん。」
駒「分からへんねんだから。」
内「なんで分からへんのこれで。」
駒「どんな人たちがゲームを作っているのか一切謎に包まれているらしいねん。」
内「ほなパズドラちゃうがな!パズドラは定期的にプロデューサーが顔出しとんのよ。しかもそのプロデューサーがゲームにもキャラクターとして登場すんのよ。」
駒「そやねん。」
内「ゲーム会社で働いていてゲームに出てくるのはパズドラか高橋名人の冒険島くらいのもんなのよ。パズドラちゃうやんか。なんでパズドラなのにパズドラちゃうのこれ。ほなもうちょっとなんか言うてなかった?」
駒「大ダメージを与えたと思ったらダメージが吸収されて敵が全回復するらしいねん。」
内「パズドラやないか!パズルを連鎖させていくのが醍醐味なはずなのにキャラクターが強くなりすぎた苦肉の策で大きいダメージを与えられないギミックが取り入れられる本末転倒なことになっとんねん。パズドラに決まりやそんなもん!」
駒「でも分かれへんねん。」
内「分からへんことない。オカンの好きなスマホゲームはパズドラで決まり!」
駒「でもオカンが言うには、パズドラではないって言うねん。」
内「ほなパズドラちゃうやないか!オカンがパズドラではないと言うんやから、パズドラちゃうがな。先言えよ〜。ホンマに分からへんよこれ。どうなってんねんもう。」
駒「そんでオトンが言うにはな」
内「オトン?」
駒「怪盗ロワイヤルちゃうかって。」
内「いや怪盗ロワイヤルは怪盗も作ってる人間も謎やろ。もうええわー!ありがとうございましたー」
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