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油断してませんか?

インドから帰ってきた僕は、
早速卓球の試合に出たのでした。
 
新宿区新人戦。
 
新人戦って、いつまで新人戦なんだろうか。
とりあえず、ずっと出てもいいらしいです。
 
前回は初級シングルスに出場し、優勝したので、
今回は中上級に出場。
 
シングルスだけじゃなくダブルスにも出場しました。
 
ダブルスはいつも一緒に練習してるたけちゃんと。
たけちゃんは、たまにメルマガにも登場します。
 
実はほとんどダブルスを組んだことがなかったのですが、
予選リーグ2位で、
2位トーナメント決勝まで登りつめました。
 
最終的には決勝戦を落とし、2位で終了。
 
シングルスも予選リーグは2位通過。
 
その後準々決勝で敗退しました。

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僕は体のサイズに似合わず、
あまり自分から攻める卓球をしないタイプです。
 
雑に攻めてくれる人との試合が得意です。
 
打たせて取る、みたいな展開が好きなんですよね。
 
だけど、
このスタイルは、
打ってきてくれない人を相手にした時に、
一気にダメになります。
 
今回のシングルスで負けた相手がまさにそういうタイプで。
 
打ってこないし、ブロックも硬い。
 
しかも、
僕はサーブが得意なのですが、
そのサーブを難なく返してくる。
 
もう途中から嫌になってきてしまって、
負けるにしてもあんまり良くない形で
試合終了となってしまいました。
 
あとあとになって、
「中野さんが負けるような相手じゃないですよ」
的なことを言われたのですが。
 
いやー、どうなんですかね。
 
正直、
1ゲーム目を取った時は、
「このゲームいけるな」
って思っちゃったんですよ。
 
いわゆる、
油断ですね。
 
スポーツでも仕事でもなんでもそうですが、
油断というのは、何においても良くないです。
 
油断っていうのは、
元は仏教用語だそうです。
 
 
『涅槃経』(ねはんぎょう)という経典のなかに、
「ブッダが説いた教えを守り続けていくことは、
中途半端な気持ちではできないことだ。
それはあたかも、
王様の命令で一人の家臣が油を一杯に注いだ鉢を持って遠い道を歩かされ、
もし鉢を傾けて一滴でも油をこぼしてしまったら、
お前の命を断ってしまうぞと
いわれている状況と同じくらい気の抜けないことである」
 
というお話が出ていて、
これが油断の由来だそうです。
 
「油をこぼしてしまったら
 命が断たれてしまうというくらいの真剣さで、日々の修行を行いなさい。
 すなわち、日々の生活を「油断しないように」すごしなさい」
 
ということなんですね。
 
 
仕事でもそうだし、卓球の試合でもそう。
 
油断っていうのは、
「まだ勝ってないのに、もう勝った気になってる状態」
ですよね。
 
試合前に、
次に試合する相手のプレーを見て、
「あ、なーんだ。いけそうだな」
って思っちゃったり。
 
他の人から、
「あの人なら中野さん余裕で勝てるよ」
なんて言われて、
「そうなんだ、よかった」
なんて思っちゃったり。
 
大抵こういう時って、
良くないんですよね。
 
油断なく、ものごとを進めていきたいものです。
 
 
TCS認定コーチ
エンパシーライティングコーチ
脱・集客コーチ
中野太智

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