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わたしが小学生の時に出会いたかった絵本

社会人になってから出会った絵本「これわたしが小学生の時に出会いたかった!」というものがあるのです。

絵本に出てくる子供の姿がわたしの過去に重なって

それはもう重なりすぎて

涙が出てきます。

ほんと小学生の時に出会いたかった

そんな絵本1冊を紹介したいと思います。

わたしが小学生の時に出会いたかった絵本

「教室はまちがうところだ」

蒔田晋治・作

長谷川知子・絵

「教室はまちがうところだ」

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絵本のタイトルだけ読んでも??

なところがあるかと思いますが、内容を読むと

今まさに小学生の子

いやいや、中学生・高校生であっても読んでもらいたい絵本だと思うんです。

わたしは小学生の時

教室で「はーい」と手を挙げたことは一度もありませんでした。

大人になってから気づいた場面緘黙症(特定の場所で声が出せなくなる)だったわけなのですが

絵本にでてくる男の子の心の中がそっくりそのままわたしの心の中でした。

男の子は「先生の質問の答えはたぶんこれってわかっているのだけど手があげられない」

まちがっていたらどうしよう

恥ずかしい

周りからおかしいって思われるのではないかな?

ちぢこまって、手をあげられず授業は終わってしまった・・・

わたしが小学生の時、まったく同じことを考えていたと思い出しました。

教室はまちがうところだ

どんどん間違えていこう

そしてどんどんいろんな意見をだして

考えてみんなで伸びていこう

そういったことがこの絵本1冊の中で伝えられています。

小学生の時「教室はまちがうところだ」と声に出して言ってくれた先生はいたのかな?

わたしの記憶の中では1度もない

小学生の時に出会いたかった絵本であり

当時の小学校の場で教えてほしかったことだと強く思いました。

絵本の中で特に印象に残ったところや、いいなあと思ったところを抜粋させていただきます

教室はまちがうところだみんなどしどし手をあげて まちがった意見を言おうじゃないか まちがった答えを言おうじゃないか

引用:「教室はまちがうところだ」蒔田晋治・作

まちがったものをわらっちゃいけない まちがった意見をまちがった答えを みんなで出しあい言いあうなかでだ ほんとのものを見つけていくのだ そうしてみんなで伸びていくのだ

引用:「教室はまちがうところだ」蒔田晋治・作

神様でさえまちがう世の中 ましてこれから人間になろうと しているぼくらがまちがったって なにがおかしいあたりまえじゃないか

引用:「教室はまちがうところだ」蒔田晋治・作

なんか、ぐっときませんか?

わたしが特に好きなのは「神様でさえ間違う世の中」

というところ

ちょっとしたことで悩んでしまう自分が、なんというかもっと軽く考えよう

と思えるようなメッセージだと思うんです。

ふふっと笑ってしまったり

どんどん間違えることがいいことだ

って教えてもらえて、こんな教室最高って思えます。

友達を大切にする絵本小学生の読み聞かせにぴったりだと思う

「教室はまちがうところだ」

蒔田晋治・作

長谷川知子・絵

この絵本は自分にとってもそれから、自分とは違う考えをもった友達のことも大切にできる絵本だと思います。

小学生の時には「読み聞かせの時間」があります。

1度だけではなく

何度もなんどもみんないっしょに読んでほしい絵本です。

今はそれなりに人前で話せるようになったけど

当時はそれはそれは悩んでいました。

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