見出し画像

ウェイコン立ち上げ舞台裏⑬

今日は、クライアントのホームページを修正する作業をしながら、まちの駅に関する提案書を作成した後、ウェイコンの中で大きな決断を下した日でした。夕方ごろに、お客さんの見つけ方についてアドバイスをもらい、一気にブレイクスルーを遂げることができた感じがありました。元々、ゴリ丸は介護業界を目指していて、どのように進めれば良いのか、そもそもどのように求められているかを自分の考え方に合わせてディスカッションを進める中で、アドバイスをもらい、見つけ出すことができました。この時、ゴリ丸に対するアイディアをもらった時、人とのご縁は非常に大事で、奇跡をもたらすと感じました。

このように思った理由は、おそらくゴリ丸が介護業界を目指すことが、ある種、過去から決まっていたことだと感じたからです。具体的な経緯は省略しますが、喫茶店を立ち上げた頃、喫茶店の収支が合わないため、夜はお酒を提供して収益を上げようとしていた時期がありました。その時、バーの作り方、どころかドリンクの作り方も知らない状態でバーを開店し、毎日様々な場所に飲みに行って情報収集をし、自分の店に応用していました。その過程で、昼間は行政書士として働き、夜はバーを経営している人と仲良くなりました。最初は、私のコーヒー屋に来てもらったり、バーに帰省した際に訪れる程度の関係でしたが、その後、普通に遊ぶようになり、様々な個性的な店にも連れて行ってもらいました。しばらくすると、いろんな経営者が集まる会に誘われました。そこは単純な経営者の会ではなく、就労支援、つまり障害のある方々を支援する会でした。

特に意味はなかったのですが、何となく3回ほど参加しました。当時は、コーヒーの宣伝にでもなればと軽い気持ちで参加していたことを思い出します。しかし、最近、就労支援の分野で障害のある方とたまたま仲良くなる機会があり、その人から様々な人を紹介してもらうようになりました。その中で、auの前身となる企業を立ち上げた人と出会い、その人と一緒に本を書く話が進んでいました。しかし、本を書くにあたって、自分が今何を伝えたいかを深く考える中で、一ヶ月前の渾身のnoteにつながります。そして、この一ヶ月間、おかず君とさちかを巻き込みながら進めていきました。

元々介護業界のプロがいたため、コンテンツ系での困ることはないと思い、介護系の取り組みを始めようと考えていました。この1週間は、正面突破で解決すると思っていたのですが、明らかに進め方が間違っていたことに気づきました。その停滞感を抱えた1週間でしたが、一緒に本を書くことになった人から別の人を紹介してもらい、介護業界に精通している方から、どのように突破すればよいか、どんなサービスが可能かについてのアドバイスをもらう機会がありました。これが驚くほどに道を開ける感覚につながりました。

私も普段は事業戦略で働いているため、物事をロジカルに判断し、失敗の確率を減らしていくことの重要性はよくわかっています。これは、コンサル業界が生み出した有効な手法だと思います。しかし、私が関わるベンチャー企業においては、人と人との関わり合いの中で生まれていくものがあります。サービスには血が流れているため、失敗を減らしていくことはもちろん重要ですが、誰か一人の力で大きな変化を起こす可能性もあります。そうした時、すべてをロジカルに進めるだけでは限界があると感じています。これまでに築いてきた人との縁が、結果を導いてくれていると思います。ほとんどの出会いには無駄がなく、誰かが手を差し伸べてくれる瞬間には必ず意味があります。一人ひとりとのご縁は点と点ですが、いつか、とんでもない線・面になります。今後も人との縁を大切にしていきたいと思いました。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?