見出し画像

推しの誕生日を祝いたくて1400キロ移動した話


2022年8月8日、私は推しのツアー日程とにらめっこしていた

今年の阿部さんの誕生日は福岡公演だ……
しかも今年は阿部さんがずっと念願だった初ドラマレギュラー出演を叶えて、そのNICE FLIGHT!はJALの全面協力だった……今年中にJALに乗りたい……


よし、福岡に飛ぼう。はい予約完了。


阿部亮平さんが29歳という素晴らしき素数のお誕生日を迎えるときに福岡にいるのなら、
同じ福岡の酸素(とその他多少の成分)を体内に取り込みたい、それどころか私が吸う空気は巡り巡って阿部亮平さんの身体から吐き出された二酸化炭素かもしれない
次に旅行するなら福岡と心に誓っていた私にとって、これ以上ないチャンス。迷うという選択肢はなかった。


11/26 福岡生誕祭 イブ


そんなこんなあんなこんなキッタキッテナイで迎えた当日。
2022年11月26日、私とべべちゃん(阿部担フレンド)は公演に入るチケットはないまま、福岡に降り立った。

スノのインスタストーリーにあがっていた写真の字体と同じものを探した
執念の奇跡の1枚


腹が減っては推し活はできぬとまずは腹ごしらえ。
空港内でもつ鍋をいただいた。

とりあえず1週間毎日食べたい


お腹も福岡に染まったことだし、まずは拠点(ホテル)に向かって明日の本祭に向け作戦を練らねばならないということで
公共交通機関に乗車……

はせず、社畜2人で旅行に行くということはすなわちお金で時間と体力を買うことだと「社畜マニュアル〜旅行編〜」に書いてあったので、迷いもせずタクシーに乗った。

この後いちいち描写しないが、福岡の旅は基本的に移動がタクシーだった。
東京ではこうはいかない。ありがとう福岡。最高です福岡。地方都市バンザイ。


ホテルはまぁなんと綺麗で……とてもよかった(語彙力)

おしゃんなホテル


ホテルから徒歩3分の住吉神社


まずは福岡の地へお邪魔しますと神様に挨拶をして、29歳の阿部亮平さんも健やかでありますように……と願ってきた。
そしてあわよくば阿部亮平さんが吐き出した空気を吸わせてくださいという邪念は神の前でも消し去ることはできなかった。


その後、旅行の計画を立てた時から楽しみにしていたプラネタリウムを見に、福岡市科学館に向かった。

よく分からないけど可愛い


蔦屋書店があるところはオシャレと決まっているので

札幌から直線距離で1400kmも離れている地でも、空を見上げれば同じ星たちが見える。
つまりどこにいても、阿部亮平さんとは同じ空の下で繋がっているのだ……

改めてその尊い事実を胸に刻み、私たちは緑にライトアップされるという情報をキャッチしていた福岡タワーを目指した。

緑にライトアップされたタワー(いらない説明)


タワーに登るのが三度の飯より好きでやらせてもらっている私は、タワーに登るのも楽しみだった。
(スカイツリーも東京タワーも2時間くらい上でずっと眺めていたことがある)

なお、東西南北はわからない


ちなみにこの福岡タワーの周りには、福岡公演帰りと思われるたくさんのスノ担さん達がいた。
各々写真を撮ったりみんな推しのことを考えて幸せそうな笑顔をしていて、この光景をぜひSnowManに見せたいと思った。

小学生の頃から細々とジャニーズが好きで、1番深くハマったのは嵐だった。
でもTwitterもやってない時代で、周りにジャニオタの友達がいなかった私には誰かと推しの尊さを共有することもなく、いわゆるお茶の間ファンだった。
そのうちライフスタイルが変わり、自分の人生にも大きな変化が出てジャニーズからすっかり離れ、デビュー後のSnowManで再びこの界隈に戻ってきた。

そんな経歴の私からすると
友達と一緒に遠征に行くのもTwitterで推しの尊さの感想を共有できることも全てが新鮮で楽しくて、
だからスノラボ北海道公演の会場や福岡タワーに集まっていたファンを見ていると
推し活っていいなぁ、こんなにたくさんの人をしあわせにするアイドルという存在、尊いなぁ……と、阿部さんの概念(アクスタ)を握りしめながらそんなことを考えていた。

心が満たされたとなれば次はお腹を満たさねばならぬ、ということで中洲の屋台に向かった。

この福岡タワーから中洲へ向かう道中のタクシーの運転手さんが

おっちゃん『なんで来たん?』

私たち『好きなアイドルがコンサートやるんです、でもチケットないので見れないんですけど』

おっちゃん『はぁ〜!それで来たの!あんな、女はどっからでも来るんよ。結構こうやって乗せること多いけどね、どっから来たんか聞いたらそんなところから?!って言うような辺鄙なところから来てるんよ。
女はどーっからでも来る!男はないんよ、女だけ!』

と言われて、私の福岡一日目のハイライトはこのおっちゃんに全部持っていかれた。

人生の大先輩の真理をついた言葉に、これからもどこにでも飛んでいこうと改めて決意を新たにしながら、中洲に着いた。
久しぶりにこんな人混みの中を歩いているかもと思うくらい、繁華街の雰囲気にとてもワクワクした。

デートで歩きたい

屋台はたくさん並んでいたけど、混んでいるやらどの屋台がいいのやら悩んでいるうちに
磯丸水産を見つけた私たちはもうここしかないと磯丸水産に入った。

よく考えれば今回は阿部担による阿部亮平さんのための旅なわけで、Jrの頃のYouTubeで阿部さんの食べたいものを当てる回が磯丸水産だったことを考えると
これはもう大正解な選択肢だったのだ。

北海道から来てるのにということは一旦忘れた

そんなこんなでお腹いっぱいになり、翌日の阿部亮平さん生誕祭の本番に向けて
興奮している頭を外の風で冷やしながらホテルに戻った。


②へ続く(たぶん)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?