推しの誕生日を祝いたくて1400キロ移動した話 ③
2022年11月28日 生誕祭翌日
阿部亮平さんが航空管制官役を演じた2022年のうちにJALに乗りたい、できることなら同じ空気を吸い込みたい
という欲望にまみれて始まった2泊3日の旅も、あっという間に帰る日になってしまった。
毎日ぎりぎりまで遊び尽くし、ホテルに帰ってきてもべべちゃんとのオタクトークが止まらないので
私のここ3日間の睡眠時間は全て合わせても10時間程度。
そろそろ命とお肌の危機を感じてきたが仕方ない。
阿部亮平生誕祭 in 福岡を1ミリも無駄にしたくないとなれば、寝ている場合ではない。
社畜とオタクにとって睡眠時間は敵なのだ。
そんな3日目は昨日のリベンジとして、オープン時間に間に合うようにダコメッカ(パン屋さん)に向かった。
じゃーん
昨日来た時に可愛い女の子2人組が恐らくインスタ用にこんな写真を撮っていて、昔から"仕事は先輩を見て学べ"と言われてきた昭和世代の私は早速実践した。偉い。
そこからは遠征組で太宰府天満宮に向かうため、駅で他の2人と10時間ぶりくらいの再会を果たし電車を乗り換えながら太宰府天満宮に向かった。
この時、おいもちゃん(阿部担フレンド)が乗り換える駅を即座に調べてくれていて、乗り換えるどころか何線でどうやって行くのかすら全く調べていなかった私との違いに感心しまくりだった。
お願いします、これからも私を目的地に連れてってください。
旅先では知らない道を歩いて地元ではあまり見かけない建築様式の建物を見たりするのが好きなのだけど
電車も同じで、その土地の方言が聞こえてきたりするのがとても興味深い。
今回の福岡あべ旅はお天気がずっと良くて、旅全体が明るくてあったかい幸せなイメージなのはその影響も強いと思っている。
参道を歩いてみると意外と今どきのお店、新しい建物が多いことも驚いた。
教科書で勉強するだけでは知らないことがたくさんあるな……といかにも阿部担らしいことを考えながら歩き進めて本殿に向かった。
本殿に着いてお参りを済ませ、お守りも買い、みんなでおみくじを引いた。
あべさくが『大吉、吉、中吉、小吉、末吉、凶!』とシンクロしていた昔の動画の話をしながらみんなで内容を読んで、来年もこうやって阿部亮平さんとSnowManの幸せをみんなで願っていられる平穏な日常でありますように、と心の底から思った。
そんなこんなで帰り道には絶対買うと決めていた梅ヶ枝餅もちゃんと買うことが出来て、大満足で太宰府天満宮を後にした。
残念ながら帰りの飛行機の時間が刻一刻と近づき、もう1日いたい……と思ったがいかんせん社畜は金銭的にはそれができてもスケジュールがそれを許さない。粛々と帰るのみなのだ。
空港に着いてお土産を選んでいると色んなお店が
『SnowManファンの皆様 福岡へようこそ!』
とPOPや装飾をしてくれていて
はい!わたしゴリゴリのSnowManファンです!と言って回りたい気持ちを抑えて務めて冷静にお土産を購入した。
……ここまでは良かった。
ふと、お土産屋さんが並んでるエリアのすぐ横に大行列が出来ていることに気付いた。
え、これなんの列?と行列の先を目で追うと『保安検査』の文字。
保安検査ってなんだっけ、特別な人が通るやつだっけ……?ってんな訳あるかーい!!!!!やばい!!出発時間まであと1時間ちょっと、いつもの感覚では十分間に合う時間だから余裕でいたけどこれ間に合わないのでは?!
一気に戦いのゴングがなった。
おいもちゃんとおちか氏(阿部担フレンズ)と涙の別れもそこそこに私たちは走った。
福岡空港、NICEFLIGHT!でも出てきたなぁ
まさかあれを観ている時には今年中にその空港に降り立てるなんて思ってもなかったなぁ
自分を幸せにするのは、自分しかいないんだなぁ
推しは推せる時に推せ、行きたいところは後回しにせず行けだなぁ……
なんてことが走馬灯のように頭を駆け巡ったのは、睡眠時間ここまで3日間合わせて10時間ちょっとで15キロ超えのキャリーケースを転がしながら走って、命が危険を感じたんだと思う。
激混みの保安検査の列に並び数十分、他の便の乗客も続々と呼び出され始める中、私たちの出発時間まであと10分というところでとうとう
『新千歳行き、14時30分の便にお乗りのお客様はお知らせください!』
の声がかかり、結局位置的にもうそのままそこにいてもらった方が早いと言われ、保安検査を通過したのは出発時間2分前。
そこからゲートまでここ5年で1番のスピードで走り始めると向かい側からグランドスタッフの方が走ってこられ、乗る便を確認されて『お急ぎ頂きありがとうございます』と一緒に走ってくれた。
ドラマとかでしか見たことがなかったこの経験に、これもNICE FLIGHT!的いい思い出になった。
(あの時のグランドスタッフの皆様、ありがとうございました。福岡空港の規模を把握しましたので次回利用の時にはもっと時間に余裕を持つよう心掛けます……)
空の上で、同じく別の飛行機で羽田空港に向かってるおちか氏とLINEをして私たち、空の上で繋がってる!!というもはや毎度お決まりの愛しいオタクトークを繰り広げ
お家に着くまでが遠征だからね!!とお互いに言い合いながら帰路に着いた。
最後まで語彙力の欠片もない表現になってしまうけど、今回の阿部亮平さん生誕祭 in 福岡は本当に楽しかった。
どれくらい楽しかったかと言うと、この旅から1ヶ月近く経っているのにこんな記録を3本に渡って書いてしまうほど、楽しかった。
数年前の人生を全て諦めていた私に言いたい
頑張って生きろ、その先に阿部亮平さんという素晴らしいアイドルとの出会いがあるし
こんなに素敵なお友達とのご縁があるよ
頑張らなくていいから、とにかく生きるんだよ
間違いなく、阿部亮平さんは世界一のアイドルです。
そしてそれはこの世に推しがいる人みんなが、自分の推しに対して思っている事だと思う。
私たちはメディアを通した阿部亮平さんしか知り得ないけど、画面や誌面を通して語ってくれるご本人の言葉が全て作られたものとは到底思えない。
ずっと自分の夢に向かって努力を重ねる阿部亮平さんを、微力ながらこれからもずっとずっと、応援しています。
こんなに長い超絶個人的なあべ旅記録を最後までお読みいただき、ありがとうございました。
良い子は遠征前後はよく寝ようね!
はっぴー🤗
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