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私がボランティアをしようと思った理由① ~”コイ”さんの場合~

ボランティアさんへのインタビュー企画第1弾。
今回は、居場所づくりの余暇充実事業「Yico」でボランティアをしてくれている”コイ”さんにお話を聞いてみました。

― 現在、取り組んでいるのは、どんなボランティアですか?
 
Yico」のボランティアをしています。
土曜日の午後に、地域の中高生から30歳までを対象に、卓球(スポーツ)をしたり、ボードゲームをしたりします。

ハロウィン回。謎解きをする参加者を見守り、ときにヒントを出していくコイさん。
参加者はときに非情にも答えを教えることを求めてくるが、笑顔でかわしていく。

― ボランティアをはじめたきっかけはなんですか?
 
自分の将来の夢がカウンセラーになることなんです。活動を通して中高生と対話して関わりたいと思って、
「ボランティアできないですか?」って職員さんに聞いてみました。
やませいに来ている青少年は年齢も近いし、勉強、家族、仲間の話とか悩みも多いかなと思って・・・。
 
― ボランティアをやってみて、やりがいや楽しみがあれば教えてください。
 
学校は一緒だったけど、Yicoをきっかけに仲良くなって、「今度遊びに行こう」と言っているのを聞いたときは、うれしかったです。
あと、短い間ですが“襲名”というか、ボランティアとしての「関わること」が自分個人の個性とはまた少し違った「役割」なんだという気付きがあったのは、カウンセラーを目指すにあたって価値があることだなと思いました。

Yicoの案内チラシを利用者に渡すコイさん

― “襲名”ですか?
 
はい。コミュニケーションをとる上で反応に困るケースもあるのですが、個人としてではなく「ボランティアスタッフ」として役割を認識することで、うまく対応できるケースがあると感じたんです。
そして、どうやって最大多数の最大幸福、つまり、全員がちょっとずつ妥協しながらみんなが楽しめる空間を作れるか、のような、そういう無形の「役割」を継承していくイメージです。

― 職員が「職員」であるように、ボランティアも「ボランティア」として、自分本来のプライベートな存在以外の役割がある、といった感じですか?
 
そうですね。そんな感じです。
 
― では、逆に、やってみて悩んだり苦労したりしたことはありますか?
 
人数の多いグループに声をかけようと思ったときに、「入っていきづらいな」と感じたことがありました。
どうやったらうまく会話をひろげられただろうか?と思って、浮かんだ方法や可能性をイメージしてみたんですが、やっぱり関係性ができている大人数グループだからというのは大きいんだろうなと思います。
 
― 確かに、大人数で盛り上がっているときには入りづらいと感じることもありますよね。
 最後の質問です。あなたにとって「ボランティア活動」ってなんですか?
 
 自分の考えや気付きを深めたりできる活動やと思います。僕の場合は、Yicoなので、さきほど、言ったようなことに気付きましたが、地域清掃とかだと活動内容も違うのでまた別の気付きがあるんだろうなと思ったりします。

コイさん自身も企画に加わった「スマブラ」回。かなり盛り上がりました!
ボードゲームも含め余暇の過ごし方のノウハウが豊富なコイさん。
これからもよろしくお願いします♪