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GREE Campに参加してみて


はじめに

この記事では、サマーインターンシップで参加したGREE Campの振り返りを書いていこうと思います。(以下敬称略)
また、プログラムの内容までは公開されていないので、詳細は控えさせていただきますので、ご了承ください。

GREE Campとは?

HPにも記載されているため、詳しくはこちらからご覧ください。

エンジニア、デザイナー、ゲームプランナーの3職種混成チームを組み、新規ゲームの企画からモックアップ開発に挑む短期実践型インターンシップとなっております。

GREE Camp 実施内容

インターンシップを知ったきっかけ

私は去年の春にゲーム作りを始め、今年の春まではエンジニアとしてゲーム制作に熱中していました。その過程の中で、リーダーとして企画からマネジメントも兼任する機会が多かったです。

そうした経験をしているうちに、徐々に「企画」することが楽しくなり、いつの間にかゲームプランナー職に興味を持ちました。

ただ興味はあったものの、これまでプランナーとしてのゲーム制作経験はほとんどありませんでした。時々プランナー兼エンジニアとして携わったことはありますが、今回のインターンシップを経て、気軽に「プランナーもやっていました」とは言えなくなりました笑

「プランナーのスキルも身につけたいなー」と思っていた矢先、研究室の先輩で実際にプランナー職で就職された方に「GREE Campおすすめだよ!」と勧められたのが本インターンシップを知ったきっかけでした。

インターンシップ本番前に設定していた目標

初めは「プランナーという立場からエンジニア・デザイナーをどう支援するか、どのように立ち回るかのノウハウを学ぶ」という目標を掲げてました。ただ2日という短い期間を考えると、目標設定としてはあまり良くなかったため、以下のように設定し直しました。

  • みんなとあだ名で呼び合えるようなチームにする

  • 世界感を持たせたゲームを作りきる

  • プランナーとしてタスクマネジメントを怠らない

プランナーとして行った事前準備

自分の中でゲームプランナーに最低限必要なスキルとして、「発想力」「分析力」「コミュニケーション能力」があると仮定しました。その三つの要素を参加前に少しでも養うために、「過去に熱中したゲームを分析し、もし続編を出す場合はどんな機能があればより楽しめるゲームになるか?」を題材に言語化していました。この練習方法が良いとは決して断言はできないですが、個人的にやって良かったなと思っています。

参加してみて

チームメンバーとは、同じメンバーでもっとゲームを作っていきたいと思うくらい仲良くなりました。

エンジニアの方は、小さい頃からプログラミングを学んでいて実装力がめちゃくちゃ高い人でした。(自分が行きたかったインターンで個人賞取ってるくらいのつよつよ)
デザイナーの方は、ゆるふわな雰囲気ながらもめちゃイケなデザインを作ってくれる人でした。(ポートフォリオ見た時、あまりにもイケてる作品が多くて衝撃を受けたのを覚えている)

そんなメンバーで駆け抜けた2日間で、書きたいことはたくさんありすぎるので、反省点と良かった点に絞って書きたいと思います。

反省・学んだこと

  • 届けたいメッセージがどのような過程を経て伝わるのかをはっきりする

  • ゲームクリア条件・ゲームオーバ条件・よりうまくゲームをクリアする条件などを決めた後に、必要なゲームサイクルを書き出す

  • 仕様を決める際は、常に「具体化」することを意識する。

  • 行き詰まった時は、遊ぶ側の立場になって考えてみること

反省点は他にもたくさんありましたが、今回はその中でも特にプランナーとして大切だなと感じたものをピックアップしました。
(あくまでも個人の意見ということを留意して読んでください。)

まずアイデアが決まった段階で、ここから具体的にどのようにゲームに落とし込むかとなったとき、私は「面白いゲーム性を付けなきゃ!」という気持ちが先行していました。結果として、届けたいメッセージが自分でもわからなくなってしまい、全然アイデアが出なくなったり、出たとしても納得のいくものに発展しませんでした。最近他インターンでも学んだことですが、課題を解決するためにはいろんなバックグラウンドを改めて理解することが大切だと考えています。元々こうした体験をした→だからユーザーにはこうした体験を届けたい→その感情は具体的にこういった行為によって生まれた→こうした体験を届けるためにはこのようなゲーム性を持たせる→理由と本当にそのゲーム性が面白さにつながるのか?みたいな思考回路を何周もすることで、届けたいターゲットや入れるべき要素が見えてきました。

また、こうしたどういったメッセージを届けたいのかみたいなことばかり考えていると、大事な部分を考え忘れることが多々ありました。特にプランナーとして当たり前に考えておくべきだった、ゲームクリア条件やゲームオーバー条件などもメンターさんに言われて初めて考えていないことに気づきました。。。

こうした当たり前を忘れるほどに考えることが多く、思考が行き詰まる時がありましたが、そんな時に効果的だったのが「具体化」することです。ゲーム内の絵を描きながら事象の前後を見える化することで、頭の中が整理されるだけでなく、情報の共有もめちゃくちゃスムーズになりました。

また見える化以外にも「ユーザー目線」でゲームをプレイしてみることで、仕様だけでなく、「もっとこうしたゲーム性の方が世界観にあってる!」みたいなアイデアも思いつくことがありました。実際にユーザー視点を考えたところで解決に繋がらない可能性は高いと思いますが、仮にプラットフォームがiOSだった場合は、まずは自分のiPhoneを持ってみて、指の動きや目線を想定してみるところから考えてみるのもいいと思いました。

良かったこと

  • ユーザーに届けたい体験をうまく自分の中でまとめて、最終的にゲームに落とし込めたところ

  • 2日間走り切り、優勝できたこと

  • 最高の仲間ができたこと

反省点はたくさんあった反面、諦めず、報われるまで努力し続けた甲斐もありました。今回3人で作成したゲームは見事優勝という形で評価していただきました。正直今までハッカソンや大会で取ってきた賞は、「Notionを使ったチームマネジメントにこだわってまして〜〜〜」とか「〜〜〜という最新技術を使いまして〜〜〜」みたいに、ゲームの面白さ以外を強調して評価してもらっていました。しかし今回は、正真正銘「ゲームそのもの」を見られた評価方法だったため、今までとは違い、自信につながるような嬉しさがありました。

最後に

この2日間で最高の体験ができました。どこかしらLife is Tech!のメンバー時代に経験した、キャンプの余韻と似ていました。

ここまで「ゲーム」に向き合い、本気で挑戦した経験は今までなかったしてきませんでした。だからこそ、自分の実力不足を痛感し、もっと成長したいと思うようになりました。

こうした経験ができたのも、一緒に最後の一秒まで諦めずにゲームを作り上げてくれたチームメンバー、全力でサポートして頂いたメンターさん、プログラムを支えてくださった運営の方々のサポートがあったおかげです。本当にありがとうございました!

GREE Campで学んだことを活かし、これからもいろんなことに挑戦していきます!


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