POKEMON LEGENDS アルセウス
※ゲームのネタバレを多数含みますのでご留意ください
1月28日の発売から間もなく2週間が経とうとしている
ポケットモンスターシリーズ最新作「POKEMON LEGENDS アルセウス」
シリーズ初のオープンワールドチックな世界観とアクションRPGで
これまでのゲームシステムとは一線を画す意欲作として期待されていました
結論から言うと、めちゃくちゃ楽しいゲームです
子供のころ思い描いていた理想のポケモンゲームにぐっと近づいた感じ
ポケモンのいるリアルな世界を味わえる大変素晴らしい作品です
内容としては本軸となるストーリーがあり、メイン任務(ミッション)を
こなすことで、進めていきます。各エリアのボス戦は
今までのポケモンとは全く違う戦い方で、某モンスターを狩るゲームにちょっと近いです。
これがまた難しくて、その分達成感も大きく、手に汗握る戦いばかりでした。
そうして進んでいくメインストーリーは本当に壮大で
これまでに発売されていたダイヤモンドパールの舞台であるシンオウ地方が
どのようにして確立されたのかを、追体験できる内容になっています
(創造神アルセウスのシンオウ地方の”創造”の仕方はだいぶ強硬策だった笑)
ストーリーは最後の最後までチョコたっぷり、もとい鳥肌ものの展開
かつてダイヤモンドパールをプレイした人なら間違いなく息をのんでしまう
そのクライマックスは、ぜひその目と耳で確かめてみてください
もし買う予定がない方は、YouTubeにたくさんプレイ動画が上がっているので
観るだけでもいいので、ストーリーだけでも堪能してほしいと思います
(まだ未購入でプレイ予定の方はここで閉じることをオススメします)
さて、前置きが長くなってしまいましたが、
今回書いてみようと思ったのは時代背景やそこから現代までの過程について
考察、、、はできる頭がないので、とりあえず疑問に思っていることを
書いて整理して、共感してくれる人がいてくれればいいなー
あわよくば持論の考察を披露してくれる人がいいなーと思ってのことです。
気になること① 【ほかの地方は?】
今作の舞台となるヒスイ地方は、後にシンオウ地方となるかつての姿です
時代設定は1890年代~1920年代(文明開化~大正浪漫)あたりです。
作中では、コトブキ村を拠点とするギンガ団団長のデンボクや
食事処のムベはジョウト地方から移住してきたということがほのめかされています。
デンボク率いるギンガ団はヒスイ地方を人が住みやすい快適な土地にするため
開拓を進めていきます。それに伴いポケモンとの共存が可能かどうか調査をしているというわけです(主人公は突然この時代にタイムスリップし、捕獲の腕を買われ調査団員になります)
以上から考えられることは、ジョウト地方ではポケモンとの関係はどうだったのか?
作中のNPCの発言で「ほかの地方ではポケモンと人が仲良く暮らしている」というものがあり、地方によってポケモンとかかわる文化は違っていることがわかります。
他にもポケモンの世界には様々な地方が存在しますが、現実世界では
18世紀後半から産業革命が起きたイギリスをはじめとした西洋文化や、
19世紀末にヨーロッパからの移民が大量に流れ込み急速に発展したアメリカはそれぞれ「ガラル地方」「カロス地方」「イッシュ地方」に当てはめることができ、それぞれの文明レベルを反映してみると、
ポケモンとの共存が当たり前になっていたと考えるのが自然なので
これらの地方を指している発言ではないかと思います。
移民の中心であるデンボクやムベは物語の終盤でポケモンを巧みに操るシーンがあるので、そこまで恐れの対象ではないように思うのですが
2人の故郷はあるポケモンに破壊され、移住してきたと語られています。
それが、コトブキ村住民たちがポケモンを畏怖の対象として見ている大きな要因のようです。
したがって、移住先のポケモンたちが自分たちの生活にどう影響を及ぼすか
しっかりと調査し安寧の地をこしらえないといけなかったわけです。
以上のことから、日本の地理をモデルとしているジョウト地方やヒスイ(シンオウ)地方は、まだ文明レベルが欧米ほどに達しておらず
ポケモンへの理解度も低かったというのが背景にあると考えられました。
(カントーとホウエンはどうだったのか、、、)
ちなみに、ギンガ団お抱えのポケモン博士であるラベン博士は
度々英単語を使うことから、ガラルorイッシュの出身であると推察でき
イメージカラーの紫や口ひげ、主人公を何かと肯定してくれるその口調が
ソードシールドのダンデ・ホップ兄弟が連想されるためガラル地方出身ではないかと思います。ギンガ団のアジトだけが異様に西洋建築で
ガラルマタドガスのオブジェが装飾されているのもこの説を裏付けています。
モンスターボールなどのハイテクアイテムを開発できたのも
産業革命で確立された科学技術を駆使しての物でしょうね。
気になること② 【100年前から現代への変遷】
そして、ここがプレイしていてとても気になっていること、、
それは「それぞれの先祖たちがどういう道を辿って、現代の子孫やその思想に至ったのか」という空白の100年についてです。
本作は、これまでのシリーズで登場した人物の先祖とみられるキャラクターが多く登場しており、それぞれを照らし合わせると、現代は違う地方にいたり、思想が全く異なっていたりと、とても興味深いものがあるのです。
100年あるので一世代挟んでいる可能性は非常に高いですが、
たかが100年なので、その歴史はわりと細かく現代に伝わっていそうですよね
例えば、ヒスイ地方のギンガ団団長のデンボクはダイヤモンドパールの
ナナカマド博士の先祖ですが、現代ではポケモン博士で
現在の世界を破壊し、新しい世界を創造しようと企んでいた現代のギンガ団とは真っ向から対立する存在でした。
一方、ヒスイ地方のギンガ団調査隊長のシマボシはダイヤモンドパールの
ギンガ団団長アカギの先祖です。アカギは人の感情を否定し、
自分だけが満足する世界を創造しようとする狂気じみた人物でしたが
シマボシはドライな性格かと思いきや、内に秘めた思いは熱いものがあり
主人公に対する言動も、正真正銘味方のポジションでした。
シマボシ系がどのタイミングで、ギンガ団の実権を握ったのか?
デンボクが自ら退いてシマボシに明け渡したのか?
次世代で思想の違いによる対立があったのか?
このあたりも、これまでのシリーズ作品の中にヒントがちりばめられていたら
それはもうとんでもないことですよね。
一応、アカギの故郷はナギサシティ、228番道路に住む祖父の話では
「親の期待に応えることに疲れた」ことで感情を嫌悪するようになったと
断片的に語られてはいますので、その親がシマボシの息子or娘ということになりますよね。100年で2世代挟んでいる可能性もなくなないですが、、、
もっと地味なところに伏線が転がっていないか、過去作をプレイしてみようかな、、
とまあ、こんな感じでめちゃくちゃな文章を書いてしまいました。
これからこのあたりについてはどんどん考察が出てくると思うので
それを観たらまた感想を備忘録的に書くかもしれません。
とにかくゲームはとても面白いので、ぜひプレイしてみてください!
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