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16年苦しんだアトピーをほぼ完治した話

アトピーって本当に辛いですよね。

「アトピーってどんな感じ?」と、
もし聞かれた場合...

『搔く時天国、掻いた後地獄』と、
私だったら答えます。

そして、その地獄からはなかなか抜け出すことができません...
アリ地獄のように、もがけばもがくほど(掻けば掻くほど)地獄に落ちます
「掻いては快感を覚え、すぐに後悔する」の無限ループです。

一度その快感を覚えると止めるのは難しいです...
麻薬やタバコ(やっていませんが)のように、
アトピーには中毒性があると思っています。


この記事では、
私の16年にわたるアトピー経験をもとに、
『アトピーをほぼ完治するまでに至った経緯』を書いています。
完治ではなく、あくまでも「ほぼ完治」ですのであしからず。

例えば、今は半袖・半ズボンを着用できたり海にも行けるようになりました。
ただ、若干の色素沈着傷跡は残っています。
たま〜に痒くなる時もありますが、
昔ほど酷くはならないレベルです。

アトピーで苦しんだ16年のうち、
最後の数ヶ月で劇的に改善しました


私は経験者として、
アトピー改善のための『選択肢』をシェアしたい!
と思い、この記事を書きました。
貴重なお時間を費やして私なんかの記事を読んでいただくからには、
少しでもアトピーでお悩み方のお役に立てられたら幸いです。

まず最初に極論を申し上げますと、

『アトピー治療にお金は必要なかった』です。

言い換えると...
『何か薬などを買ったり、物を使ったりしなくてもいい』ということです。

これは声を大にしてお伝えしたいことです。

「そんなことがあるわけない!」
と、思われる方が大半だと思います。

私もアトピー改善のためにありとあらゆる方法を試して、たくさんお金を使いましたので。

でも、
いろいろやってみてたどり着いた私の結論は...

『少しの気づき』と、
その気づきを『行動に変えて継続させる意志』

一番大切だった、ということです。

これは、
私の16年のアトピー経験による『結果論』です。
なので、あくまでも私個人の考えです。

そのような私の考えを知っていただき、
『今この瞬間もアトピーでお悩みの方』への何かの『ヒント』となり、
少しでも症状を改善していただければ
と思い、思い切って投稿しました。

前半は「私の16年間の奮闘記」を書いています。
後半のほうで「私の改善策」を書いています。

「つらつらと過去の話はいいから、早く改善方法(結論)を教えて!」

という方は、目次の前半(1~3番)を飛ばして、
後半(4番)だけ読んでいただけたらと思います。

ただ、大変申し訳ありませんが、後半部分はお金(500円)を支払っていただかないと読めないようになっています。

「一素人の記事を読むだけなのにお金を取るなんて、何てやつだ!」

と、おっしゃられるお気持ちは重々承知です。

そうさせていただいたのは、
「この16年のアトピーで苦しんだ経験を少しでも将来の糧にしたい」
という願いから、こういうかたちに還元させていただきたいのです。

私としては正直、500円というのは安すぎると思っています。
冷静に考えて『16年のアトピーの苦しみを500円に変えている』ので。

「アトピー改善のために色々試したけど、どれも上手くいかない」という人には、
「どこか違う視点からヒントを得る」良いきっかけにしていただけるのではないかと自負しています。

もちろん、500円払ってまで読み続けていただける方のために、
後半では私が実際にアトピーが改善していった経験を惜しみなく書きました。

500円を払ってまで読んだ結果「大したことなかった」と言われたら、
「大変申し訳ありませんでした」としか言いようがありません

「お金を払ってまで見る気にはならない」という方は、前半(2番)で述べている、私が実際に試した数々のアトピー対策が、『あなたにとっては良い改善方法』になるかもしれないので、よろしければそこまでは読んでみてください。


全て事実に基づいたことを、
できるだけ詳しく書きますので、
もしご気分を悪くされたら、
すぐに読むのをやめてください。
お食事中に読むのもおすすめしません。

読んだ後に
「気分が悪くなった」
「不愉快だ」
というような、
誹謗中傷は望んでおりませんので、
あらかじめ申しておきます。

以上、前置きが長ったらしくなってしまい、
申し訳ありませんでした。

関心がある方のみ、
どうぞ読み進めてみてください。

1.私のアトピー発症からの地獄体験談


私のアトピー地獄が始まったのは、
筆者が小学6年生の時(これを書いている今は28歳)でした。
今でも鮮明に覚えています...

~~~回想~~~
ある日、
いつものように1人で家のお風呂に入っていると、
急に背中(肩甲骨辺り)が無性に痒くなってきました

そして、我慢できず湯船に浸かっている時に掻きまくりました。
数分、掻きまくりました
その後落ち着き、掻いて剥がれた皮膚が湯船全体にプカプカ浮いていることに気がつきました。

掻いていた時は何とも言えない快感を感じていましたが、搔き終わった時にすぐ痛みを感じました。

湯船で掻いていたので、
お湯が傷にじわじわと染みてきました。

慌てて湯船から出て、鏡で背中をみると、
猫にひっかかれたような掻き傷が無残にも刻まれていました... 
とてもヒリヒリしました。

「痛い!!!!!」

浴室から出て両親がそのことを知ると、
何が起こったのかが分からず、
ただただびっくりしていました...
~~~~~~~~~~~

そりゃあ、いつも通り風呂に入っていた息子の背中が掻き傷だらけで血が滲みでている姿を目の当たりにしたら、誰だって驚きますよね...

その日急に背中が痒くなった
原因は未だに分かっていません

その日からです...
私の地獄のアトピー生活が始まったのは...

最初は背中だけでしたが、
次第に四肢関節部、腕・足全体、頭皮、額、顔、首、お尻、陰部
にまで激しい痒みに襲われ、
まさに全身アトピーでした(泣)

中学2年生のころには、
もう全身に広がっていたと記憶しています。

人から「気持ち悪い」と思われたら嫌だな...

次第に悪化していく皮膚を見るたびに、
人前に立つ自信が無くなっていきました

荒れた皮膚を見られているということは、
相手の視線を見たらすぐに分かります

髪の毛や眉毛も部分的に薄くなりました...

半袖なんて、到底着ることもできず、
12歳から27歳までほぼ毎日、
春夏秋冬、長袖・長ズボンで過ごしました

海やプールには絶対行きたくなかったです

夏でも長袖・長ズボン...
私の周りの人やクラスメートは
そのことを不思議で仕方なかったでしょう。
卒業アルバムを見ても、
写っている私はどれも長袖です。

部活動では卓球部に入っていました。
試合で膝丈より短い短パンと半袖のユニフォーム
を着用しなければいけなかったので、
その時は本当に辛かったです。
中学1年生の頃から卓球が大好きだったので、
肌を露出することになっても、
それだけは辞めませんでした。
そして、今でも続けています。

「今年もやっと夏が終わって、これからは長袖のシーズンだ!」
と、毎年夏の終わりにはハッピーになりました。

季節の変わり目(特に「冬→春」と「夏→秋」)は
痒みが増しました

汗をかくと発疹が出て痒みが増しました。

掻き傷からすぐ血が出ました
絆創膏やティッシュの消費量
尋常じゃありませんでした。

肌が引っ張られる感覚で、
ひどい時は傷口が痛すぎるし、
かさぶたが大きすぎる
ので、
関節部分を動かすのが嫌になりました
腕を曲げることができないくらい
かさぶたができていました。

嫌われたくなかったので、
人前では掻かないようにしていました
掻くのは周りに人がいない時や、
家にいる時です。

私が搔きむしる音は家族にとって耳障り
になっていました。

ある日から血が出ないと思ったら、
黄色くてジクジクした膿が出てきました。
服がくっついて、とても気持ち悪かったです。
それを取ったら膿も一緒に剥がれて、
せっかく塞がれていた傷口がまた開きました。

今思うと、
毎日が『ハロウィーンのゾンビメイク』のようでした。

髪と肩には頭皮のふけ
自分がいた周りの床には、
皮膚の粉やかさぶたが落ちていました。

全身の剥がれかけのかさぶたが逆立って、
衣類と擦れる
のも痛かったです。

コロコロ(消費量がヤバい)掃除機をかけたり、
掃除が本当に大変でした
特にベッドのシーツは毎日交換しなくてはいけなくて、その度にシーツについた血や落ちた皮膚を見るのが辛かったです。

親も辛かったはずです。
歩くたびに皮膚が落ちていたので、親も家中の床を頻繁に掃除しなければならず、本当に迷惑をかけていました

湯船にも、
剥がれた皮膚がプカプカと浮いていました。
それが見るのが嫌で、
いつも風呂桶で水面をすくって取り除いていました。

かさぶたを剥がしたくて仕方がありませんでした。
辛抱しようと思っても我慢できずに、
剥がして血が出てまた振り出しに戻ります

父からは、
「かさぶたを剝がしさえしなければ治るのになあ...」と、いつも言われていました。

もちろん、私もそれは理解していました
でも、言うのは簡単であって、
それがいかに過酷かという当事者の気持ち
理解してもらえないのも悲しかったです。

中でも、一番の地獄は『寝る時』でした。

毎晩、痒くてなかなか寝られず、
一通り全身を掻き疲れて、
痛みを伴いながら寝ました。

やっと意識を失ったのに、
寝ている間にも無意識的に掻いています
それも器用に

朝起きたら服は血だらけ、
体には昨日無かった新たな掻き傷
が...
本当に辛かったです...

「掻いたらダメ」
「掻かなかったらいいのに」

ということは、もちろん分かります

でも言葉では何とも表現しがたい、
あの『痒み』
『掻いた時の快感』
伴う度に、理性を失ってしまうんです。
こればかりは、
本人にしか絶対分からないと言い切れます。

なので、
アトピーじゃない人に
「掻かなかったら治るのに」と言われる。

イライラする。

痒みが発生する。

掻く。

アトピーが悪化する。


となり、マジで『悪循環』です。

しまいには...

頭がおかしくなり過ぎたのか、
ある日突然、
『かさぶたを食べた』こともあります。

今、冷静に考えると本当に狂っていましたね...


ある日、面白い発見がありました。
剥がしたかさぶたを、アリの大群のところに落としてみた時のことです。
軽くて薄いかさぶたの場合、
必ず一匹のアリがそれを拾って、
巣に持ち帰った
のです。
何度落としても100%です。
アリはそれを見逃しませんでした。
そして、少し大きめのかさぶたの場合、
アリが二匹以上で協力して運んでいました(笑)

というのはどうでもいいですよね...

2. これまでのアトピー対策

そんな地獄を少しでも改善するべく、
ありとあらゆる方法を試みました
親も心配して、
色々調べたり考えたりしてくれました。

でも、一つだけ絶対にやりたくなかったのは、

『ステロイド剤を使う』ことでした。
これについては、ネットや本で調べたり、
人から聞いたりしてそう思うようになりました。

「使い方次第では効果が出るかもしれない」

けど、

「将来もずっとステロイド剤を手放せなくなるだろうな」

と、直感したので、
それだけは避けることを決心しました。

それでは、以下に私が試したことを書きます。

・漢方の皮膚科に通う。
・皮膚科でもらった軟膏(ステロイドではないもの)を塗る。
・液体の保湿剤を塗る。
・馬油を塗る。
・ガーゼや包帯、絆創膏をする。
・霧吹きで保水をする。
・アトピーに効果があるという温泉に入る。
・お風呂で傷が濡れないように、ビニールをする。
・お湯ではなく水風呂に入る。
・入浴せず、シャワーに切り替える。

・ボディソープ、シャンプーを気にする。
・肌にやさしい石鹸を使う。
・垢すりは絶対に使わず、泡立てネットで泡をつくって手でさするように洗う。
・毎日シャワーを浴びない。
・油を気にする。
・玄米を食べる。
・断食をする。
・空気清浄機をつける。
・タートルネックの服を着て寝る。
・(夜掻くことを防ぐために) 
 袖を紐や輪ゴムで縛る。
 手錠のように両手を紐やタオルで縛る。
 長手袋をつける。
 輪切りにしたペットボトルや、
 クリアファイルを腕の関節部に巻いて、
 腕が曲がらないようにする。

などなど...
16年なので、今となっては思い出せないものもあるかもしれませんが、
ざっと挙げたようなことを実際にやりました。

しかし、どれも私にとっては長続きせず、
それどころか逆に悪化してしまったものも少なからずあります

「もう治らない」
「このまま一生アトピーのまま人生が終わる」

と、本気で思っていました。


...ところが、
ある日から劇的に改善していきました!

そして、
現在(2019年11月3日)はアトピーでの苦しみから解放されています

とは言っても、本当に改善しているのかなんて分からないですよね?(笑)

なので、実際のところ現在(2019年11月3日)はどんな肌をしているのかを、
恥は承知の上で写真でお見せします

3. 現在の肌の写真

何度も言いますが『ほぼ完治した状態』ですのであまりハードルをあげないでくださいね(笑)

iPhone8で撮った無加工の額、首、背中、四肢関節の写真です!


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お見苦しい写真で申し訳ありません...
肌の色が若干黒いのは、日焼けのせいか色素沈着のせいか分かりません...

Beforeの写真があれば一番分かりやすいのですが、
幾分、まさかここまで良くなるとは思いもよりませんでしたし、
アトピーの写真なんて自分で撮る気も出なかったので、
肌が荒れていた頃の写真は残っておりません!(笑)
すみません...

ここで『アトピーあるある』なのですが、
首の写真をご覧いただいたらお分かりの通り、
アトピーの方は首に線が一、二本くっきり入っている方が多いと思います。

これは、探偵ナイトスクープを観ていた時に麒麟の田村祐さん
(たむけんさんではありません)を観ていて、気づいたことです。
田村祐さんもアトピー持ちですよね。

少しは信憑性が上がったと期待しています。

それでは、大変長くなりましたが、

ここから私が効果的だったと考える方法を書いていきます!

4. 私がアトピーに効果的だと思った方法(ここから有料)

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