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今日という日を、どれだけ心満たされるものにできているか

昔、魔法使いの主婦が、鼻をピクピクッとさせると、
あっという間に豪華な料理が出てきたり、
掃除が終わって部屋がピカピカになっていたり、
みたいな番組があって、
子供心に、「いいなあ」と思いながら、見ていた。

忙しい毎日の中で、どうやって時間をやりくりするか、
何にはどれくらい時間がかかるから、このタイミングでこれをして、
などの、タイムスケジュール管理を、私は、かなりしている方だと思うけれど、
そもそも、やりたいことの時間の総量が、手持ち時間からはみ出しているので、
いつも、「ああ、時間が足りない!」という気持ちになっている。

「やることを、減らせばいい」と言われると、
それはごもっとも、でも絞れないんです、となり、
私は断捨離できないから、だめなのかなあ、と思ったりする。

そんな時、あの”魔法使いの主婦”を、思い出して、
「必要な時間を足し算する」積み重ね型とは違うことが、できないかなあ、
と、思ったりする。

結局、人はどんな風に過ごしても、
”心が満足できること” が大切なのだとしたら、
時間を計測して、望む時間配分にすることで、心を満たす方法の他に、
「今の手持ち時間の中で、自分が一番満足できる時間の過ごし方をしているか」という視点で捉えてみる方法もあるのではないか、と思った。

好きなことに、どれだけの長さの時間を使えているか、
やりたいことが、どれだけの量できているか、という「計測」の視点と、
今この瞬間、今日という日を、どれだけ心満たされるものにできているか、
という「意味づけと深さ」の視点と、
両方持てると、「時間が足りない」病から、少しは抜け出られるのではないか、と思った。

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