自分の情熱を「育てていく」
「私は、これをやりたいの!」と、
ご自身の情熱を燃やして生きている人を見ると、羨ましい! と思う。
「私は、自分の情熱が、わからない!!」
ということに、ある時、気づいて、大きなショックを受けてから、
「私が本当にやりたいことって、何だろう? それを見つけたい!」
と思いながら、過ごしてきた。
自分の中にも、「これに情熱を注ぎたい!」という熱い思いが眠っていて、
それを見つけられたら、全てがうまくいくのに!
ずっと、そう思ってきたけれど、
なかなか「これだ!」というものが、見つからない。
せめて、方向性だけでも、確信を持ちたい、と思っても、
「私は、この方向に進みます!」と、
熱い情熱で語れるところまで、いっていない感じがする。
何か、自分を止めているものが、心の中にあるのかもしれない、と思って、
それらしきものを外してみても、目指したい未来は、漠然としている。
では、
「自分の情熱を、探す」という発想をやめて、
「自分の情熱を、育てる」という発想に、変えてみたらどうか。
「こんな未来を目指したい」という思いが、おぼろげながらでも描けたら、
そこに向かって歩き出して、
いろいろやっていくうちに、「自分の情熱が育っていく」、
というあり方が、あってもいいのではないか。
自分の過去を振り返ってみた時に、
子育てや、親の介護や、住環境作りや、任された仕事は、
やりながら、目指したい像を描いて、
それに向かって、情熱を燃やしてきたなあ、と思った。
「自分の情熱を、見つけたい」と、一途に思っていたことを手放して、
「情熱さえ見つかれば、あとは上手くいく」という思いを手放して、
「進んでみたい方向に向かいながら、自分の情熱を育てていく」
という考え方に、シフトしてみたら、どうだろう?
そう思ったら、楽しみな気持ちが、戻ってきた。