やっぱり会社もエンジョイしたい。ちょっとdarkな前職のはなし。

私は今の会社に入って初めて人事職に就いた。まだ1年も経ってない。
わからないことは多い。そりゃ苦労もするが、ありがたいことに優しく暖かい周りの方々に支えられ、楽しく仕事が出来ている。
思いもよらず人事になったわけだが、なった時に心に誓ったのは、かつての自分のような社員をつくるまいということだった。

この会社に来る前は、とある会社でまったく違う仕事をしていた。
（詳細書くとその会社の知り合いに見つかってしまいそうなので省きます）
そこは1年足らずで辞めてしまっている。
理由は色々あるが一言でまとめると｢ミスマッチ｣だった。

この｢ミスマッチ｣に気づいたのは、
『頭』ではなく、『身体』のほうだった。

いつも通りに起きていつも通りに電車に乗った月曜日の朝。
突然電車の中で涙が出てきて止まらなくなった。
なぜだかわからない。
本当に本当に突然で訳がわからなかった。
ただ頭は冷静で、この状況をどうするべきか最適な解決法を探っていた。

ひとまず途中駅で降りた。
止まれ止まれ！とりあえずこの涙を止めなければ！
その思いに抵抗するかのように涙はダラダラ流れ続けた。

これはもうきっと駄目なんだ・・
私は諦め、会社に｢体調不良｣と連絡をし、来た道を戻った。

出勤する人々と逆行して歩く自分はなんだか社会から浮いている存在のように感じられ、ザワザワと不安な気持ちがわいた。
その間もずっと泣いていた。家に着いてからもなお、泣き続けていた。

この時初めて、自分は会社に行くのがこんなに辛いのだと認識した。

確かに大変だとは思っていた。
毎晩、朝が来るのが憂鬱になりながら布団に入った。
毎朝、帰るのを楽しみに家を出た。

それでもこんな状況は普通のことだと思っていた。
はたらくということは大変なこと、お金を稼ぐというのは苦労するということ。辛いのは私が無能だからだ。経験も知識も乏しい自分が悪いからだ。
自分が仕事ができないから周りに迷惑をかけている。たくさん勉強して経験を積めばこの状況は変わるはず、今は修行を積ませていただいているのだからむしろ有り難く思わなくては、といつも本気で思っていた。

だけど、知らないうちに限界が来ていたみたいだ。

友人に打ち明けてみると、
頑張ってるから言わない方がいいかなと思って見守るつもりだったんだけど、転職以来ずっと辛そうだし最近はいよいよひどいかなって感じていたところだった、本当に心を病む前に辞めな。
と言ってくれた。

｢でも会社の人に迷惑かける～｣となお抵抗する私に、なんとかなるから！一緒に退職届書こう？と背中を押してくれた。
（今思い出しても泣ける。。涙）

思えば予兆はあった。
表情に気を遣うのが嫌で、風邪をひいてもないのに常にマスクをして仕事をしていた。まさか自分がこれくらいで精神やられるとも思ってなかったしうつ病なんて人ごとだと思ってた。今思うと、一歩手前だったんだろうな。

仕事は辛いことが当たり前ってそんなわけないって今は思う。
1日の大半を過ごす会社がただお金を得るためだけのものなんて勿体ない。

私は今のメンバーには楽しく仕事して欲しいし、それでもなんかこの会社違うなって思うならさっさと次のステージに進んで欲しいと願っている。
（寂しさはあるけど。。）

私が辛かったときに友人が支えてくれたように、人事がそういう存在になれたらと思う。

・・・・ま、未熟者なのでなかなかアレなんですけども（＞＜）笑

先日メンバーの1人に｢いつも優しい｣って言ってもらえて、うれしかった。
社長には｢本当愛情深いよね｣って言ってもらえて、うれしかった。
もちろんそれだけで何とかなる簡単な仕事ではないけれど、何をするにも私の芯にはあの経験があってそれが私の価値観モノサシになっている。

初心忘るべからずということで！
また明日から程よくがんばろう！と、思うのであった。。。メデタシ？
（なんという無理矢理な締めだ・・！）

みなさん！LOVE&PEACE！！（？）