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サラリーマンが販売士1級(リテールマーケティング)を合格する話


おはようございます。最近noteをサボっていた人です…笑
サボっていた理由はたくさんありますが、大きな理由が一つあります。

私、この度販売士1級(リテールマーケティング)の試験を受けてまいりました。
受けてはきました。が、合格はしてません…。まだ科目合格の途中なんです。

こう言うのは受かってから書く物なんでしょうが、今回の記事は販売士1級(リテールマーケティング)について少し語ってみようかと思います。

この記事は、販売士1級を受けたい・受けようか悩んでいる方におすすめする内容になっています。それではいってみましょう!


①販売士(リテールマーケティング)とは

 まず、販売士とは、日本商工会議所が運営している資格で、仕入れ〜物流〜販売といった小売業もしくは関連する製造業、サービス業、流通業界などの知識を学べる資格です。
 スーパーの店員や、百貨店の店員の仕事をイメージするとわかりやすいと思います。その仕事に役立つ知識を学べるっといったわけですね。
 「リテールマーケティング」とも呼ばれ、3、2、1級と資格が存在。3級の合格率はだいたい70%、2級でも50%前後だったと思いました。
 なので、1日1時間、1ヶ月勉強を続ければ合格できることを考えればそこまで難しいような資格では無いことがわかります。
 しかし、1級は別格でして、合格率20%と結構低めなんです。

②なんで資格を取ろうと思ったの?


それは、物(商品)を売るための知識と経験を積みたいから考えていたからですね。
今の会社は半分未経験みたいな感じで転職したので、足りない知識を補いたかったと言うのが1つ。
以前から小売業の仕組みには興味があったと言うのが2つ目。
接客業が得意なので、強みを高めるためにもいろんな知識を得たいという考えからこの資格を取ろうと考えになりました。

 さらに付け加えると、社内で転職先の会社には販売士の1級で資格手当が支給されることが大きな後押しでした。勉強は大変だけど、年収も増えてるし、自分もスキルアップになるし、こんなに都合の良いことはない!と思っています笑

あとは上述と少し被りますが、マーケティングや経営の勉強をしたかったからですね。
今後の将来を見据えて、何か勉強しておきたいと言う気持ちが漠然とありました。
今の会社でキャリアを積み上げるorさらに次の転職を優位にするなど、いずれにせよやりたい夢を実現するためには、自分の足りない知識を得る必要があると思ったからですね。はい。

③1級とはどれくらい難しいのか?

先ほども記述した通り、合格率20%程度。3級、2級の50〜60%と比べると圧倒的に難しいことは伝わると思います。
勉強時間は100時間は必要とのこと。今まで100時間も必要とされる資格勉強などしたことない私にとってはかなりのハードルの高さ。

結果的に、100時間では足りなかったのです・・・。しかもまだ合格半ば。

しかしなぜ、1級がこうも難しいとされるのか、その理由を少し紐解いてみましょう。

販売士1級が難しいとされる理由について4つに分けて解説してみた。

  1. 出題範囲が広い
    3級、2級と比べると圧倒的に出題範囲が拡大しています。

  2. 過去問やテキストが入手困難であること。
    普通どんな資格も過去問や出版社が出しているテキスト、問題集など大量にAmazonで出回っていると思います。が、この販売士の1級は異なり、公式テキスト以外、ほぼ出版されていません
    一応少しあるようですが、公式テキストから7割以上出題されるし、公式ではない問題集を使い、言い回しが異なる文章で慣れるよりも、結局公式テキスト読み漁ったほうが効率的なのです。
    しかし公式テキスト、高いぞ!!(上下巻全部で600p、8,000円ほど)

    それでもネット上で過去問10年分くらいを公開してくれている方がいるので、そのサイトを活用して勉強しています。嬉しいことに解説もついている。

    私は公式テキスト✖️過去問サイトで合格できると見込んでいます。
    というか、それしか勉強方法他にありません!笑

  3. そもそもみんな受けてない!!
    正直、これが1番の原因と考えています。
    2級までは受験者数多いけど、1級は圧倒的に受験者数少ないそう。受験者が少ないのでネット界隈でも情報が少ないんです。
    調べると、販売士1級の出題範囲は中小企業診断士という上位互換の資格と出題範囲も重なるので、そちらを取得目指す方が効率的かも?
    考え方次第ですけどね。

    売り場スタッフ、店長クラスの人が求められる知識は2級でも十分なようで、1級はその上の管理者、経営者クラスの話が増えます。
    なので、一般的には2級まで取得するといった人の方が多いようで、1級は珍しいみたい。(受験者数が公表されているが、圧倒的に少ない)

  4. CBT方式に変更され、出題傾向が変わった?
    新型コロナの影響でテスト方式が見直され、2021年からは指定された会場のPCで受験する「CBT方式」に変更になったとか。CBTの試験を受けたことがある方はご存知だと思いますが、過去問が無い上、問題が受験のたびランダムで出題されるようです。これによって対策が少し難しくなったように思えます。

    ただし、CBTの前は記述式問題があったのですが、廃止されて短い名称や語句を入力するタイプへ変更になりました。この点については私はすごくやりやすくなったと考えています。より、深く、正確にテキストを覚える必要があると思いますね。

④販売士って役に立つ?

 スーパーや専門店での販売員(現場担当から責任者、管理者クラスまで)の現場で必要な知識が学べる資格です。小売店に関わらず、製造業・流通業・サービス業に関わるすべての方におすすめできますよ。
または、これから上記の業界で頑張りたい!って人は、構造や基礎、考え方を学べます。
 この資格のおかげで、接客の基本知識のほか、商品の仕入れから流通と販売に至る専門知識を学べると思います。ざっくり言えば、「物を売る」ための方法や、現場〜管理するための必要な知識を学べる資格です。

⑤どうやって勉強しているの?

販売士1級を合格するまでの勉強時間は、およそ100時間ぐらい必要とされているそうですが、正直私は足りません!
なぜなら転職に引越し、慣れないことだらけの連続の中、プライベートの時間が無いのです・・・。もちろん早寝早起きを心がけ、早朝に勉強する時間を設けますがそれでも語句僅かなのです・・・。という言い訳笑
それでも、効果的であったと思う勉強方法を紹介します。

  1. テキストを熟読する
    出題範囲のほとんどが公式テキストからの出題だ総出して、これに勝る勉強法はありません!

  2. 過去問を解く
    先ほどお話ししました、ネット上で過去問を公開しているサイトがあります。直接リンクは貼りませんので、「販売士1級 過去問」と検索し、10年分を5通りほど解きます。途中、わからなければテキストを読み漁ります。

  3. 「聞き流し勉強法」
    公式テキストを音声データにして聞き流し、隙間時間に勉強する方法です。(要はスピードラーニング的な)
    やり方は以下の通り
    ①テキストを文字に打ち替える
     →自力でiPadなどのメモアプリに打ち込みます。もしくは、テキストをPDFに変換する業者へ依頼しましょう。文字検索も対応なOCR処理もして上下巻で800円程度でした。おすすめは「スキャンピー」というサイトです。
    ②音声データに変換する
     →VOICE BOXなど無料のアプリでテキストを音声に変換しましょう。特に手を加えなくても、聞くに苦にならないクオリティに驚かされました。
    ただし、1冊を一度に処理するとエラーになるので、10〜20分相当になるよう調整しましょう。
    ③スマホに保存して聞き流せばOK
    上記のやり方はとても効果があり、通勤中、運転中のラジオ代わりなど隙間時間を見つけて効率的に勉強することで理解度が一気に高まりました。
    ただし、いろいろ権利とかありそうですから、個人で使用する範疇にしてくださいね。

2024/05現在 補足
生成AIが進化した今、PDF→テキスト化→音声データ化までの作業は一気に短縮できそうですよね。あえて記述はしませんので、興味のある方はご自身で調べてみるか、私まで問い合わせてください笑

⑥今後のキャリア、将来性について

 今の仕事では、資格手当ももらえて自身のスキルアップも叶いますのでOK。問題は今後の自分の将来において、役に立つのかどうかですよね。
 1級という資格はそれなりの地位があるはずですから、小売業及びそれに関わる仕事への転職はしやすくなると予想しています。(転職したいかは別として)経営者クラスの小売業の知識を身につけてますよ〜と言えるでしょう。
 また、転職ではなく「独立」を考えた時にも、小売業や会社経営の基礎的な部分を学べ、マーケティングを学べます。さらに知識を深めたいなら、中小企業診断士へステップアップするという選択肢も増えますしね。


 こんな感じで、話が長くなっちゃいましたが、サラリーマンが販売士1級を取る(途中)の話でした。

 残りの3科目合格したらまたお知らせしますね〜。

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