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✨長崎へ行く✨


〜小学校高学年の夏休み〜

⁡外では
「ミーンミーン…」
「ジー…ジー…」
蝉がこれでもかというぐらい
大きな声で大合唱をしています。

⁡そして、顔をあげて見上げた空には
ほんのりとオレンジ色の光が入ってきて
ブルーとふわふわ雲の白…
そして、オレンジ色の光も一緒に混ざっていて
とっても綺麗です。

〜台所にて…〜

母が唐揚げを揚げたり、卵焼きを作ったり
ウインナーを焼いたり…
部屋にはいい匂いが充満しています。

⁡そして、炊きたてのご飯の匂いと
磯の香りがふわふわ〜とそのあたりを漂っています。

⁡そして、熱々のご飯をしゃもじで手に取り
熱そうに手を躍らせながら
反対側の手を塩水の入ったボールにいれて

「ギュッ」「ギュッ…」と
両手の素手で手際よく握っていきます。

⁡そして
磯の香りがぷぅ〜んとした海苔を巻いて
出来上がったのが我が家のおにぎりです。

⁡普通の家の2倍の大きさのおにぎり…
それが、我が家の標準の大きさでした。

⁡また、傷まないように
中に梅干しを入れるのですが
わたしは、このしょっぱい梅干しが
本当に苦手でした。
いつも“しょっぱいぞ!”
さぁ食べるぞ!
そう覚悟を決めて顔を歪ませながら食べていました。

⁡さて、このお弁当は
今夜の夜ご飯と明日の朝ごはんです。

さぁ!!!
時計の針は6時半を指しています。

⁡いざ!長崎に向けて車で出発です!!!

⁡⁡
-おわり-


これは、大切な“あなた”に贈る…
わたしの物語のほんの1ページのお話… 📖✏️


〜後書き…〜

⁡愛知県から長崎まではというと…
車で行ったこともあるし
大阪港からフェリーで行ったこともあります。

⁡ちなみに母の実家は、佐世保市でした。
海と山に囲まれた自然たっぷりな場所でした。
そして、フェリーだと山道を何時間も走らないと
いけないのですが、車酔いをするわたしにとっては
本当に辛くて、辛くて…。

⁡だけど、途中途中に目に入るたくさんの木々達が
頑張れー!!頑張れー!!と
そんな風に応援してくれているような感覚もあり
それはそれでいい思い出として残っています。

⁡後、小さい頃からよく食べていたのが
ストローで巻かれたかまぼこでした。

魚の味がしっかりとしていて
ストローについた部分も
歯で綺麗に取りながら食べていました。
それぐらい、わたしにとってお気に入りの食べ物でした。

また、祖父の家では、鶏(シャモ?)を買っていて
それもかなりの衝撃だったのを覚えています。

⁡庭には家庭菜園の畑…。
そして、卵は毎日産みたて。
その卵を使った卵ご飯は、ほんとうに美味しくて
弟は、毎日たまごご飯を食べていました。
⁡⁡
そして、帰る日の前日の朝…
私達の為に、小屋にいるシャモを調理すると聞いた瞬間…
わたしのこころがざわついたのを覚えています。

⁡私たちが海に泳ぎに行っている間に
調理をしてくれたのですが、
目の前にグツグツと調理された鍋を見て
初めてこころから“食べさせていただきます”
そんな風に感じたのを覚えています。

⁡そして、足りないものがあると山を降りて
遠く離れたスーパーに買いに行くのですが、
帰りの坂道を登るのは、体力のあったわたしでも
かなり疲れたのを覚えています。

⁡だけどね、
頂上にやっとついて、後ろを振り返ったときに見た
その景色は、ほんとうにとっても綺麗で…
今でもわたしの心にしっかりと焼き付いています。

⁡ちょっと車で走れば
海水浴ができるプライベートビーチもありました。
愛知県の海は、真っ黒だったので
手が見える透明な海にはほんとうに感動しました。

⁡そして、この長崎での経験は
なんだかとっても懐かしいような…
そんな感覚にもなりました。
⁡⁡
深い色をした生き生きとしたたくさんの緑達…
そして、たくさんの鳥の囀り…
澄み渡った綺麗な空…
ゆったりと流れる静かな時間…
そして、聞こえるのはわたしの声だけ…。

⁡ほんとうに不思議なんですが
同じ日本なのかな?と思えるようなそんな感覚でした。


⁡そして、ここでの経験は、
忘れることのできない素敵な経験になりました。

⁡では、いつものように
最後の言葉を言わせてくださいね😊

⁡はい、🤗
決して怪しい者ではないですからね😎

⁡そして
これからも書いていきます✏️

最後まで読んでくれてありがとう。
Yuzu.yuzu.. “なみ”

2022.06.02.  Instagramより

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