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限界アラサーがTwitterで年下彼氏ができてもうすぐ交際期間2年になる話

こんにちは〜♡
今日も元気な柚子です。
先日30歳を迎え、心を一新するにあたって、そろそろ交際2年になりそうなTwitterで作った彼氏との話を書こうと思います。

当時の心境や状況も細かく書いてしまっているので、少し長くなるかも知れませんが、今恋に悩んでる方も、Twitterで恋愛ってどうなのって方も、参考になれば幸いです。

またSNSで出会う際の注意も併記しているので、参考にする際にはそこも必ず目を通してくださいませ。

Twitter歴10年の孤独なツイッタラー

今のアカウントは2016年に作られていますが、その前に使っていた鍵垢も含めると、大体10年くらいTwitter歴がある、私はいわゆるツイッタラーです。
高校〜大学時代にアカウントを開設し、いい時も悪い時も思ったことをボソリと呟く
特に彼氏もいない時期に東京に1人で住む孤独に耐えられたのはTwitterがあったおかげです。
匿名なので誰かの目を気にすることもなく、誰かに話すほどではないけれども言葉に出したことを140文字に載せて毎日呟き、自分が好きな人をフォローする
フォロワー100人程度のこじんまりしたアカウントでした。

25歳の時、結婚を考えていた恋人と別れ、身内に不幸も起こり、寂しさとつらさで当時自分は色々なマッチングアプリを使ったり、合コンをしたり、色々な人と出会いデートをしていました。

20代後半なんていうのは女としてもキャリアとしても非常に脂が乗っている状態で出会いも非常に多かった時期でした。
人と会って、お互いが気に入るかをみて
連絡取ったり、ご飯を食べてみたり、お付き合いを提案されてみたり
しかし1個もうまくいかなかったということは、出会った数だけ失敗を経験したということになります。
嫌な奴に出くわすのは勿論ですが、誰が悪いわけでもないにうまくいかなかったり、自分も相手も傷つくことがありました。

出会いなんていうのは確率論なので、母数が増えればそれだけいい出会いがあるだろうと思い3年近くの歳月が流れましたが
しかし、安定したお付き合いに発展をさせられる人とは遂に出会えませんでした。

「これはもう、無理なのかも知れない…」
一方仕事はかなり大変になり、不毛な出会いと別れにを繰り返すことに時間を使い、心をすり減らす余裕がなくなり、私は仕事に集中することにしました。

「欲しいものは手放す」というおばあちゃんの知恵袋的なやつ

スピリチュアルな話ではないのですが、探し物は探しているときには見つからないというような経験は皆さんあると思います。
それまでそこそこモテる自負があった自分でしたが、3年近く頑張ってもどうにもならない失敗体験の積み重ねで自信がそこを尽き、もう一生恋人はできないかも知れないと思っていました。

しかし、不思議なことに、一生独身で生きることを受け入れると妙に心が楽になったのです。
そこで私は自分のことに集中をして、ふるさと納税をしまくり、美味しい名産品をかき集めては美味しい料理にしたり、好きなことをしまくっていました。
勿論Twitterに逐一書いていました。

そんな折に、Twitter婚活のハッシュタグが回ってきました。
自分の基本情報を記載した上で
#Twitter婚活  を併記しておく

「面白い…」
”恋人はできないが、仕事も美容も頑張っている私はいい女であることは認めてほしい。”
当時どん底のあった私の承認欲求を満たしたい気持ちが爆発して、面白半分で私もツイートしてみたのです。

とはいえ、Twitterで人と会うのは怖い
何が本当で何が嘘かわからないこのような匿名の青い鳥に、恋人を運んできてくれとは1mmも思っておリませんでした。
何よりもTwitterでは好きなことを好きなように呟いているので、結構やばい女だという自覚もありましたので…

承認欲求丸出しのこのツイートはハッシュタグからきてくれた人の目に留まり、11いいねと数名の知らないアカウントにフォローをされて終わったのでした。

私は次の日にはもう自分でこんなツイートをしたことすら忘れていました。

質問箱に届いた一通の質問

私のTwitterでは質問箱(匿名)を設定していたのですが
運営側からランダムによくわからない質問がよく届いていて、生身の人間から質問が届くことは殆どありませんでした。
しかし#Twitter婚活 をツイートしてから1ヶ月弱後に質問が来ていたのです。

質問:年下はダメですか?
回答:歳下、経験ありませんが大丈夫だと思います!

運営側だと思ったのですが、そのさらに10日後にDMが届きました。
#Twitter婚活  をツイートした際にフォローしてくれていた人の1人でした。
正直Twitter歴10年、こんなこと経験したことがなく、かなり戸惑ったのでそこからDMで色々とやりとりをして状況を把握していきました。

要約すると、
①彼は私の3つ歳下。現在彼女がおらず、いい人がいればなと思ったもののアプリなどで出会うのが怖いと思っていた。

②Twitter婚活を知り、内面が見れるTwitterで出会うのが有りだと思いアカウントを作ったが、まだ具体的な活動をしていなかった。

③#Twitter婚活のツイートで私を発見し、大人のお姉さんと付き合ってみたいという期待と、私が載せたお相手に求めるものを自分がクリアしていると判断してそこで私をフォローした。

④1ヶ月間私のツイートを見たところ
・婚活目的でなく、猫を被らない自由なツイートで内面をある程度把握して良いと思った
・恋愛の価値観的に不義理なことをしない人だと感じた
・自分で美人というくらいなのだから清潔な外見をしているだろうと期待できた
・ふるさと納税で届いた地域の名産品の美味しそうな写真で心を掴まれた

⑤そこで彼は質問箱でまず歳下が大丈夫かを確認した

⑥さらに1週間心の準備を整えてDMをしてきた

どうやらそういった経緯だったということでした。
そこから私たちはDMでの連絡のやり取りを始めた訳ですが、
この彼は、過去に1人と長く付き合った経験しかなく、とてもピュアな人で、毎日私にマメなDMをしてくれました。

AM 8:00「おはようございます。これから仕事に行ってきます。」
PM 6:30「お疲れ様です。今日はこれから飲み会です、部署の飲み会なので女の子はいません」
PM 8:20「お疲れ様です。今飲み会終わりました。」

あれ、私たちってもう付き合ってたっけ?まだ会ったことないよね?
この子、まだ会ったことないのにこんなに頑張ってしまって大丈夫か…?
と、お姉さんは心配しました。

暫くDMのやりとりをしている内に仲良くなり、実際に電話で話してみようということになりました。
話してみると、お姉さん心をくすぐられる可愛いさを感じました。

さらに色々と話をして、お互いの写真を交換しました。
写真は正直、集合写真だし、ちょっと遠いし写りが微妙という感じでした。

しかし、連絡は楽しく、誠実な対応に心動かされていた私は不安になりました。
これはマズイ、どんなに気が合っても会ってみないと私は好きになれるかわからない…。会ったこともないのにどんどん親しくなったらダメだった時のダメージが大きいし、この子にも悪い
そう、アラサーは散々色々経験しているので、つい予防線を引きたくなってしまうのです。
そして私は「そろそろ会ったほうがいいと思う」と勇気を出して相手に伝えました。

ついに対面し、そしてお付き合いをすることに

彼は大変素直な人だったので、その数日後に私をご飯に誘ってくれました。
駅で待ち合わせをするドキドキ、久しぶりだなこれ

夏の暑さの中、仕事帰りに私が少し遅れて駅に登場
周りをキョロキョロするとそれらしき人がハニカミながらこちらを見つけ手を振っていました。

内心「……おっと、待てよ、可愛い子が来たぞ」と思ったのを覚えています。
そう、ビジュアルはとっても大切なので

そうしてご対面後、楽しくお酒とご飯を嗜み
彼も気に入ってくれたのか、その日のうちに次のお誘いもいただき、日程も決め
2週間後に2度目のデートをして、これはいけるなと思い私の方から「告白しろよ」プレッシャーをかけて見事にお付き合いに発展しました。(肉食)

因みに、その日の帰りの電車を待つホームでこんなことを聞かれました

「柚子さんは何歳までに結婚するとか希望はありますか?あれば先に聞いておきたいです。」

真面目かよ。いや真面目はいいことよ、君はいい子だね…

その後は順調に関係を育み
お付き合い4ヶ月後には同棲を始め一緒にリモートワーク
お付き合い1年後には私が会社を辞めてニートになり
その途中で彼氏が仕事で病んでは復活し
最近では文鳥を飼い始めるなどをし
夏が来たらそろそろ2年が経過することになります。

出会ってから早かったですね、しかしアラサーの時間は貴重なのでとっても良いスピード感です(個人の感想)
また、コロナで一緒にいる時間が長かったり、私がバリキャリからニートになるという大きな事件もあったものの、特になんら障害になることもなく順調にお付き合いが進んでいるのがすごいですよね。

なぜTwitterで出会ってうまく行ったのか

冒頭でも記載した通り、私は3年間、アプリや合コンなどを色々やってみて全滅だった中で、なぜかTwitterだけ一発で上手く行ったことになります。
個人的にその要因を分析してみると以下の5点が挙げられるのかなと思いました。

成功要因①:外見、仕事、大学名などがわからなかったことが功を奏した

正直マッチングアプリとかは外見を盛る傾向が大きく期待値も大くなりがちかと思います。
自分の好きな顔から入ってしまうと、相手の中身がどうであれ少し我慢してしまいがちなのと、相手の外見からその中身を推測しがちだと思います。
私は仕事柄、外見をこ綺麗に整えてましたが、結構中身にクセがあるので、先にTwitterで内面を知ってもらえ、受け入れてくれたことで、猫をかぶる必要もなくとっても自然体でいられています。
またどこの大学を卒業しているのか、どの企業に勤めているのかがお互いわからなかったことで、そういうフィルターで相手を見ることがなく純粋に中身で見ることができたのは本当に良かったと思います。

成功要因②:婚活垢ではなく、本当のアカウントだったこと

私は婚活垢などを作らずに、本垢で一回「#Twitter婚活」と呟いただけでした。
婚活もしておらず、そんなことも呟かず、基本的に今日の天気、会社の愚痴、最近ハマっているもの、好きな料理、何して遊んだ、趣味のご飯や料理を毎日5~10ツイートはしていました。
彼曰く、婚活垢をフォローしてみると、色々と活動している中で、具体的に誰かとアポに行っているとかが出てきて、並行されている感じがしてしまうが、私のアカウントではそれがなかったことが安心できたとのことです。
そして私は完全に自由なことを沢山呟いていたので、TLに表示される回数も多く、自動的に私の情報を沢山知り、自然に気になってしまったそうです。
また、私の見栄っ張りなところとか、自己肯定感が高い所、承認欲求が強い所とかも、事前にTwitterを見て知ってくれていたので、付き合った後のギャップが少なく済んだようです。
ツイ廃であることがこんなにプラスに働くことがあるのだなと思いました。

成功要因③:彼が誠実で、付き合おうことに責任を持つタイプだったこと

彼は多分少しギャンブラーなんだと思います。
相手のツイートを見ているとはいえ、素性の知らない東京の女に対して最初から全力のアタックは大博打としか言いようがありません。
毎日おはようからおやすみまでマメに連絡をして、誠意を見せてくれました。

私のようなスレたアラサーだと、うまくいかなかったら…と思って出し惜しみをしてしまうのですが。彼の全力の誠意が2人の交際に結びついたのは勿論のこと、その後の2人のお付き合いにもいい影響を与えました。
特にTwitterなどのSNSは怖いイメージが強かったので、かなり安心することが来ました。

また、付き合ってみてダメなら別れればいいか、みたいな考えではなく
お付き合い=責任をしっかり持たねば!という真面目タイプでした。
よく聞く軽い感じの男性とは異なり、本当に信頼してお付き合いを進めることができました。

この辺りは正直Twitter婚活に限った話ではないのですが、付き合う前から誠実でいてくれる人とのお付き合いは安心で安定したものを感じられてとてもいいです。男性の方は是非このあたりを参考にしてみてください。

成功要因④:外見が良かった

これはもう本当に身も蓋もない話です。しかし大切なことです。
彼は身なりを整えており、肌も綺麗でした。普段から身だしなみに気を遣って清潔感がある人だったことは大きなポイントでした。

この辺りの話は少し敬遠されがちですが、大切なことです。Twitter婚活は顔が見えない分、不安も大きいため
実際に会った時に身なりが整っているだけで本当に、本当に期待していない分めっちゃ加点されます。これは女も男も同じだと思います。

成功要因⑤:簡潔な相手の募集要項がよかった

実は自分のスペックにぶら下げて相手に求めるものもツイートしてました。
140文字に収まる程度には簡潔で、しかし自分的には譲れない条件でした。

正直、足切り条件だったという側面よりは、彼氏的にこの募集要項を見て「俺いけそう!」と思ってもらえ、連絡してみようかなと思うキッカケになったので、意外と呟いていてよかったなと思った部分でした。
(ちなみに彼氏は英語できないなど、全部を満たしていた人でもなかったです 笑)

中身にクセが強い人はTwitter婚活が向いているかもね

以上を踏まえて私が思うこととして、私はTwitter婚活にうまくハマったのだと思います。
なぜならば、私は学歴、仕事、外見等の諸条件は努力でカバーしたものの、どうにも中身のクセが強い女だったからです。
そこでニッチな需要があるTwitterで、上手く需要と供給がマッチし、中身からお付き合いができたのだと思います。
というかTwitterってクセが強い人の方がちょっと目立ちますよね。

中身から好きになってほしい人、中身で人を選びたい人は試してみる価値があるかもしれません。

SNSで出会う際の注意

そして私はたまたま上手く行きましたが、世の中には危険がいっぱいですので、SNSでの出会いには細心の注意を払ってくださいね。
私は彼氏と付き合う前に以下のことを確認しました
・会う前に名前と勤め先を確認
・2回目のデートで相手に会社の名刺を2枚持参してもらい、本当に勤めているかを確認(当然自分も名刺を見せました)
・TwitterのDM履歴も見せてもらい、Twitterでいろんな女に声かけている訳じゃないこと、嘘をついていないことを確認。
付き合った後は、彼氏の独身寮で、同僚にも紹介をしてもらい他に女がいない、既婚者じゃないこともチェックしておりました。

やりすぎだと思われるかもしれませんが、TwitterなどというSNSで出会う分、嘘をついていないこと、ヤバイやつじゃないことを確認するのはお互いにとってメリットで安心できますので、それを拒む、嫌がる人がいるとしたらその人は絶対にその人は信用してはいけません。
リスクが潜んでいることを大前提に、しっかり対策を持って自己責任で試してみてください。

結局恋愛は確率論ではなかった

後に友人や知人にTwitterで恋人ができたことを伝えたところ、3年間恋愛に疲弊していた私を知っていたみんなは祝ってくれました。
そんな中でこんなことを言われました

「見た目と中身にギャップがあるから心配していたけど、本当の柚子はTwitterにいて、そこで出会えたのは本当に柚子に合った出会い方だったんだね。」

ちょっとハッとしました。
確かに私はツイ廃か?ってくらいTwitterばっかり毎日やっているタイプでしたが、個人的にはインスタグラム系女子を目指していました。
結局インスタはそれほどハマれなかったし、実際Twitterの方が好きでした。

友人に言われたことは的を得ていたと思います。
実際Twitterで出会った彼氏とはすごくいい関係を築き、どん底にあった私の幸福度や自分の女としての自信は大変満たされています。

結局の所、自分を装って、自分じゃない何かになろうと無理をしていた時には全く上手くいかなかった恋愛でしたが
自分らしく在れる場所で、私にぴったりな恋人ができたというのが今回の出来事だったのだと思います。

それが私にとってたまたまTwitterだったというだけだったのかなと思います。そしてそれは欲しい時に都合よく現れるものではなく、ふとした瞬間にたまたま手に入るものだったなと思います。

ただまぁ、10年以上Twitterをやっていて、まさかこの白い鳥が私に恋人を運んでくる日が来るとは思わなかったので、人生は本当に何が起きるかわからなくて面白いものなのですね。

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