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「家なき子」は令和にも通ずる毒親問題である。

家なき子は見たことあるだろうか?
令和のこの時代に90年代のドラマ。
古いという固定概念‎がみんなはあるか?
わたしは何事も日々勉強、日々進化、吸収したい、受け入れたいスタンスで生きているので、
なんでそんな古いの?といわれても歴史を学ぶことと同じだと思っている。
全く世代ではないアーティストも知っているし、生まれる前の社会的事件や映画も好きだ。
ドラマも同じだ。


【ネタバレ注意】





安達祐実が心臓病である母の治療費にする為、クラスメイトから盗んだ塾費用1万5千円盗むも、
父である内藤大助にギャンブルに使われてしまう。
保阪尚希扮する担任の片岡先生は、その塾費用を立て替えて何事もなかったかのようにするのだが、

後半になるにつれ、そういった正義感はなくなり、
偽物の絵画を売ったり身体を買われたり、スズの父を刺し、、まるで自分の母を殺した殺人犯である父のようになっていく。

教師をやっているが、過去に父が母を殺した過去がある。

悪いことはしないでと母に言われ、どうにか生きていくスズ(安達祐実)に対して
話が進むにつれ、善と悪、交差していくふたりの様子がなんともいえない。


結局は「家なき子」に戻る結末なのだが、
最終話まで、本当に色々ありすぎた。

10歳程度の安達祐実がエッ○なラブドールを目にしたり、ばばあに売○され、ロリコ○じじいにラブ○で襲われそうになりつつ逃げるシーンがある。
プロの子役で仕事でやっているにしても、PTSDにならないものかと心配になるレベルだ。

おなじみのロリコンおじさん。
豪邸の主人の正体はラブドールロリコンおじさんだった。

娘が母を生かすためにお金を作っている、そこまでしてあなたは生にしがみつきたいのか!と医者(京本政樹)が母(田中好子)を責め立てる。

母役はキャンディーズのスーちゃんこと田中好子だ。

確かに行く先々でスズは散々な目にあっており、
便所おにぎりを食べさせられていたり、レイ○されそうになったり、靴磨きをして日銭を稼ぎながら公園で犬と寝泊まりしているとは母は考えもしないだろう。
むしろ、定期的にスズは病院に来てくれるのに、ここまで困窮していることに気が付きもしない母はなかなかの毒親っぷりだ。

「同情するなら金をくれ」

第1話からこの有名なセリフを言うが
次に同じセリフを言ったのは最終話だった。


靴磨きで日銭を稼ぐスズ

一生懸命毎日を生きるスズに感情移入し、応援したくなるが、そもそもお金が無いのに母は生にしがみつく図々しさ、自堕落になってしまった父。
母はスズに対して愛情が本当にあるのか甚だ疑問だ。

こういうドラマは今では放送できないものの、
社会的に訴えるものが沢山詰まっている良作だと思っている。

┈┈┈┈┈

レポを細かく書こうと思っていだのだが、話数を追うごとになんともいえない感情になり
文章にできず、かなり端折った感想文もどきになってしまった。

家なき子が好きな方は
ぜひ♡を押していただきたい。


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