ミュージカル『ファンレター』観劇
9月の趣味活動第2弾。ミュージカル『ファンレター』をシアタークリエで観劇しました。
こちらは韓国発のミュージカルで、戦時中の韓国のとある文学青年を中心にしたお話。日韓の歴史を題材に、こうしてオリジナル作品を打ち出せる韓国の凄さにうなります。考えさせられるテーマですが、出演者7人のコンパクトなミュージカルは韓国らしく、叙情的なメロディが印象的な音楽も素敵でした。
海宝くんはいつもの高らかに歌い上げる歌唱は抑え目に、今回は芝居を追求してるのだなという感じ。ピュアな青年がピッタリで、これも悪くありません。木下さんもわかっちゃいたが本当に上手い。今後、ストプレでがっつり芝居を観てみたいとすら思いました。そしてなんと言っても浦井くんの上手さですよ!今回の座組だと最年長かと思いますが、貫禄すら感じさせるベテラン感があって、表情や体の使い方、セリフの声のコントロールなど、これまで積み上げたものを感じさせてくれる見事なお芝居だったと思います。今作、栗山さんの演出でキャストは鍛えられ、さらにパワーアップするでしょうね…。
ますますクセになりそうな韓国発のミュージカル作品。これからも面白いものが日本でも観られるといいなと思います。パンフレットによると、国として韓国発のオリジナルミュージカルが生まれやすいような支援、しくみがある模様。音楽や映画が先行してるのでしょうが、ミュージカルも戦略的に国が世界に打って出ているんですね~つくづく凄いよ韓国!