恋のキューピッドみあん~ヴァンパイアの恋~


私は恋のキューピット事務所を経営している・・・・・・
「みあん!依頼よ!」
そう、私がみあん!120・・・ではなく、10歳。って誰が先に言ったのよ!このパターン、1回目じゃないような・・・・・・。
「速くー。」
この声はお姉ちゃん!
「はいはい、行くよ。」
私は私の部屋を出て、仕事部屋入る。

依頼人

「こんにちは。」
とお客さん。お客さんには、自己紹介シートに自己紹介を書いてもらった。新しい方法を私が思いついたんだよ。自己紹介シート。べ、別にルイラさんを試しにやってもらったわけじゃないからね!

性別:女の子
名前:ルイラ
趣味:夜の散歩
悩み:アイル君と両思いになるには?

ふ~ん。でも、夜に女の子が散歩するのは危なくない?
「ルイラさん。アイルさんはどのような方なのですか?」
と私が聞くと、ルイラさんは、
「人・・・・・・?強くて、仲間思いの優しい人。」
と言った。何か隠してるのかな?
「何か隠していません?別に、答えてくれなくてもいいですけど。」
と私。ルイラさんは少し黙ったが、答えてくれた。
「・・・・・・私、ヴァンパイアなんです!隠していてすみません。」
え~と、ヴァンパイアか~。父さんもあっちで・・・・・・。
「驚かないのですか?」
とルイラさん。
「私もあっちの人だから・・・・・・。」
と私。
「そうなんですか!どの国で?」
とルイラさん。えっと、死後の国、ヴァンパイアの国、魔法使いの国、妖精の国、恋の国、マーメイドの国(海)があるんだった。確か・・・・・・妖精の国で生まれて恋の国に引っ越してきてで、今人間界か。
「一番長かったのは恋の国です。」
と私。ルイラさんは
「そうですか~。」
と言った。
「ちょっと遅いし、帰った方がよくないですか?魔界への扉が閉じちゃいますよ。」
と私が忠告すると、ルイラさんは急いで帰っていった。

惚れ薬⁉

「すいません。ルイラです。」
ルイラさんがやってきた。
「じゃあ、これどうぞ。」
そう私は言いながらルイラさんに『ヴァンパイアの惚れ薬』を渡す。
「自分の血を一滴たらして一分以内に飲ませて下さい。人の気持ちを捻じ曲げるくらい強力だけど、ヴァンパイアなら、大丈夫なので。でも、ヴァンパイアと人間のハーフには飲ませないこと。」
と私は説明をする。これは、魔界通販で頼んだ惚れ薬だ。
「高そうですが、いいのですか?」
いいのいいの。お金は、お金持ちから貰うから。

ルイラさん、恋を叶えろ!

「ア~イ~ル~君!」
「なんだ?ルイラ。」
おれはアイル。気になっているルイラにカフェに誘われた。

おれはぷくぷく魚を頼んだ。ルイラは怪獣パスタを頼んだ。
「喉が乾いたなぁ。」
とおれが思わず声を出すと、ルイラは
「お茶、入れてあげる!」
と張り切っていった。
「お願いする。」
㋸チャンスだ~。アイル君にさりげなく聞いた時に、完全なヴァンパイアって言ってたし。
私は、『ヴァンパイアの惚れ薬』に自分の血を一滴たらした。そして、アイル君のお茶の中に入れようとした。けど、私は思った。アイル君と両思いになれても、その気持ちが本物じゃなかったら・・・・・・虚しいだけじゃない?やっぱり、自分で叶えよう。私は、惚れ薬を後日、みあんさんに返した。そして、私はアイル君に普通のお茶を入れた。そして、お茶を渡しに行った。
「アイル君、これをどうぞ。」
㋐「ありがと。」
とおれは言ってお茶を受け取った。でも、受け取ったお茶を飲む前に、「ルイラ。あのさ、その・・・・・・前から好きだった!付き合ってくれ!」
と告白をした。
「ホント!嬉しい!」
「へ、返事は・・・・・・?」
「もちろんOK!」
あ~。言ってしまった。おれはへなへなと崩れた。

様子を見ていたみあんは・・・・・・?

「ルイラさん、自分で恋をつかみ取ったね。」
と私。
「そーだな。」
とシオン。そして、返してもらった惚れ薬は棚の一番上に置いた。
「これは人間用じゃないから人間界じゃあ使えないよ。」



「何かっこつけてるんだよ。」
とシオン。
「かっこつけてないわ!」


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