テキトーを重視して───────────33

よ~し、うちも過去編が書きたいので、パッソコンの過去編作ろかな。


私はパソコン。
今、製造工場から出て、トラックに積まれてる。
私はこのまま、普通のパソコンとしての人生を歩むのかしら。。。
そう思って目を伏せた。
「大丈夫だってっ!」
と製造工場のレールで隣だったパソコン。
「何が?」
普通に、声出してなかったし。何が?と言うしかなかった。
「大丈夫なものはだいじょ~ぶ!」
このパソコン、心配だわ。。。

~寸也斗との出会い~
私が、トラックから降ろされるとそこは店の前だった。カッコイイ好青年がいた。タイプだった。私はその人をずっと見つめた。
「おい寸也斗!お前、速く貸してたDVD返せよ!」
と男の子が寸也斗君を急かす。
寸也斗君って言うんだ。
「はいはい。昴、急かすなよ。今日はパソコンを観察する日なんだ。」
苦笑交じりの声。昴、、、か。なんだか、コイツとは関りが深くなりそうな予感。
「いや、おれのDVD!」

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ええと、何が起こってるの?
桃李さんと私さんがやってきて、おれはどうすればいいの?気まずくってパッソコンに助けを求めるように目を合わせる。フンだというように目を逸らされた。怒るようなこと、したっけ?
いや、助けを求める相手を間違ったみたい、次は寸也斗だ!
「なぁ、寸也斗。」
そうおれが口を開くと、寸也斗がおれをキッとにらんだ。
「ごめん、後にしてくれないかな?」
怖いぃぃぃぃぃ、この寸也斗。
もうヤだ。。。
「もうおれ帰るっ!」
そう言って、おれは拗ねた。すると、困ったようにみつるが自分を指差して、
「おれが一番、可哀想だと思わない?」
といった。確かに、突然知らん奴が家に尋ねてくるもんな。
「だが同情はしない!
情けはかけぬ主義なのだ。」
カッコイイセリフを言ってみた。寸也斗が
「冷たいなぁ、昴。まぁ、犯罪者にかける情もないか。」
といった。みつるは
「は~?」
と叫ぶ。

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