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世界を救う、魔法使い2

仲間なんかいらない

私は、アルゼリート・コトブレー・ユズハ。8歳の魔法使い。悪い大人に騙され、魔法使い不信になってしまった。仲間になったとしても、その人を信じることができない。だから、仲間はいらない。頭はいい方だし、魔法もいっぱい使える。一人でも生きていける。だから、寂しくなんてない!

彼女との出会い

そして、ある満月の日、魔法で作った家の窓から外を眺めていると可愛い女の子が突然目の前に現れた。突然のことだったからびっくりした。彼女は、
「あたしは、ミルキー。突然だけど、ヴァンパイアの世界にきて!」
え!
「な、ンで私なのでしょうか。」
ヴァンパイアの世界がわからなかったし、なんで行くのかもわからなかったから聞いた。
「なんでってあなたアルゼリートでしょ?」
「は、はい。そうですが・・・・・・。」
彼女が何をしたいのかわからない。
「よし、そうと決まればレッツゴー!」
私がよくわからないまま、ヴァンパイアの世界へ連れていかれた。

ヴァンパイアの世界

ヴァンパイアの世界に着くと彼女は私を彼女の家に連れて行った。
「実は・・・・・・この世界にアルゼリートのファンがいて、魔法使いの世界に行こうとしているの。そのためには、ヴァンパイアの世界のバリアを破壊しなきゃいけないんだけど、破壊しちゃいけないから、止めてほしいの。」
理由を教えてもらった。アルゼリートのファンの為に
「会いに行けばいいの?」
彼女は満足げにうなずいた。彼女のお腹が鳴った。それを紛らわそうとして
「私のことは、ミルキーって呼んで。」
といった。お腹が空いていることに気づいた私は、魔法でカレーを出した。ミルキーは美味しそうに食べてしまった。そして、
「アルゼリートのファンたちー。」
とアルゼリートのファンを呼んだ。アルゼリートのファンの人は私と握手してサインを欲しがった。今考えたサインを渡すと喜んでくれた。そして、
「血、ちょっとだけもらっていいですか?」
血を欲しがり始めた。怖くて私は、ミルキーに助けを求めた。
「ダメだよ。アルゼリートの血は美味しくないっていう伝説あるじゃん。」
ミルキー、ありがとうございます。恐れ入ります。アルゼリートのファンは、私の見えないところへ移動した。ミルキーは私を私の家に連れて行ってくれた。そして、
「良かったら、友達にならない?」
と聞いてくれた。でも、裏切られるのが怖くて、
「いや。」
と言ってしまった。
「何で?」
ミルキーは聞いた。
「裏切られたくないから。」
私は、即答した。ミルキーは悲しそうに目を伏せていった。
「1回でもいい。チャンスを頂戴。」
・・・・・・私の味方ということを証明ならしてもらった。だから、
「いいよ。」
信じれそうな気がした。ミルキーは子供だし、くずな大人とは違う。仲間はいらない。けど、ミルキーみたいな友達ならたくさんいてもいいかも。


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