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世界を救う、魔法使い3

私は、アルゼリート・コトブレー・ユズハ。魔法使い。最近、ファンタジー学校に通い始めたの。
「ユズハ~。宿題、見せて~。」
こっちは、ミルキー。ミルキーはヴァンパイアで私の友達。
「宿題?教えては上げるけど、見せたりはしない。」
「ちぇ、ケチ。」
宿題は自分でやるものなの。

学校

担任の先生はルーカス先生という、男の人で怒ると怖い先生だ。
「今日は、実戦授業だ。」
今日は、外に出て魔法を使うらしい。ヴァンパイアのミルキーはヴァンパイア科の授業を受けるから、授業する場所は別々なんだけど、クラスは一緒。友達ができるか不安だったけど、クッキー・マルベガスという女の子と友達になれた。そして、実戦で使う魔法は、空を飛ぶ魔法。箒があっても魔法をかけなかったら、空は飛べないの。
「ルックイ・マジョン・ダクセクバ・スカイ!」
よし、余裕で飛べた。私が飛んでいると、先生がきて褒めてくれた。私は、嬉しかった。そして、ある日。

転校生

転校生が2人、やってきた。先生が自己紹介をすすめる。
「こんにっちはー!俺、クギリ・ニコエルでえす!デビルの男の子です。」
「こっこんにちは。クギリ・ミキラです。天使の女の子です。」
天使とデビルかあ。どんな子だろ。
「この教室の中に、ユズハさんっていますかー。」
わっ私?名前を呼ばれて立ち上がった。
「あんたがユズハか。ふーん。」
急に口悪くなった!
「すげー。初めて見た。あんた、アルゼリートなんだろ?あんたを探してここまで来たんだ。」
あ、なんだ。怖いことがあるのかと思った。デビルの男の子らしいし。
「すいません。ニコエルが変なこと言いだして。それと、呼び捨てでいいです。」
天使の女の子・・・・・・じゃなくて、ミキラが誤ってきた。私は、
「二人はどんな関係なんですか?」
と好奇心で聞いた。
「双子だ!」
ニコエルが自慢げに言う。天使とデビルって反対じゃないの?
「実は、母親がデビル、父親が天使で、遺伝したんです。」
ミキラが答えてくれた。
「じゃあ、天使とデビルは・・・・・・」
「そうですね。反対でも、恋愛として成り立ちますね。」
そうなんだ!
「仲良くしてくださいね。」
ミキラが天使のスマイルを送ってくれた。
「仲良くしてくれよな。」
ニコエルはニヤッとした様子で、いった。二人は自然とクラスに溶け込んでいった。いじめられそうになった時があったのだけど、ミキラが何かしたのか、いじめは使われなかった。みんなは二人と仲良くしていたから、最初からクラスにいたような扱いになっていった。仲良くなれて、良かったね。

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