恋のキューピッドみあん~シオン&那美デート~

シオンと那美のデート ハート亭

私、那美。一カ月ほど前、シオン君と付き合った。今日は、ハート亭でデートすることになった。

「那美!」
「シオン君!」
待ち合わせ場所にシオン君は来た。うー。やっぱり緊張するよ。可愛い服を着て来た。
「シオン君!この服、似合ってるかな・・・・・・。」
私が聞くと、シオン君は
「可愛、似合ってるよ。」
と言ってくれた。可愛いとは言ってくれないんだね。私が欲張りなのかなぁ。そして、ハート亭に着くと、シオン君が
「じゃあ、何頼む?おれが払うから。」
「いや、悪いよ。自分で払うから。」
シオン君、優しい。でも、たくさん優しさに甘えるのは嫌。
「ご注文はどうされますか?」
「俺はオムライス。」
「じゃあ、私は熱々グラタンで。」
と頼んだ。
「かしこまりませんでした。カレーライスと熱々サラダ魚ですね。」
ま、間違ってない?
そして待ってる間に話をした。なんか寒いな。上を見ると、クーラーがあった。だからか。私が急に上を向いたからか、シオン君も上を向いた。そして、鞄からジャンバー出して私に渡してくれた。
「これ着れば?」
と言ってくれた。そのジャンバーは黒くて、私にはでかかった。シオン君のジャンバーだった。
「でかいがすまんな。」
と謝るシオン君。
「いやいや。大丈夫。ありがとう。」
と私。そして、店員さんが
「お待たせしてすみませんね。カレーライス、熱くないのに熱々サラダ魚です。」
やっぱり間違ってる。

「「いただきます。」」
と私とシオン君。私は魚が苦手だ。だからか、シオン君がカレーと代えてくれた。もぐもぐと食べていると、
「あのさ、この後うち来てゲームしない?」
とシオン君が誘ってくれた。私はシオン君の誘いに
「うん!みあん、さんは?」
と答えた。
「ああ、みあんか。ま、出かけてるだろ。最近ノンさんって友達と遊びに行ってるらしいし。」
そっかー。会いたかったのにな。
「っていうかなんでみあんの弟ってこと知ってるんだ?」
「依頼したときにみあんさんから聞いた。」
「みあんめー。」
そしてご飯も食べ終わり
「「ごちそうさまでした。」」
と私とシオン君はいってハート亭を出。

「全く、ひっどい店だったなぁ。」
とシオン君。
「店員の態度も悪かったしね。」
「すまん。那美。」
とシオン君が謝ってくる。
「シオン君が謝らなくてもいいよ。」
と私が言う。

シオンの過去(シオン視点)

「カレー、作ったよ。」
あっ。みあん姉さん。でもなぁ。みあん姉さんの料理、美味しくないんだよな。と思いつつ言った。
「いただきます。」
その直後、・・・・・・。

う、ううん。
「あ、起きた。」
とみあん姉さん。あれ?おれ、気絶してた。
「美味しすぎて気絶しちゃったんだね。」
とみあん姉さん。お、美味しすぎて‼みあん姉さんに限ってそんなわけない。みあん姉さんが1口食べた。
「甘ーい!!」
みあん姉さんがそういったから、俺も食べた。その直後、吐きそうになった。オエー。水を一気に飲むと、変なところに入って
「ゴホッゴホッ。」
とむせてしまった。みあん姉さん、すごいな。
「からしいれすぎちゃった。」
「何個入れたんだよ。」
「冷蔵庫の中身にある分全部。」
は?慌てて冷蔵庫の中を見ると、
「からしがない。」
最悪だ。明日、納豆に入れる予定だったのに。カレーもあんま好きじゃないのに。そもそも辛い物が好きじゃないのに。
それからというもの、おれはカレーが嫌いになった。

みあんとシオンとリアンの家

「じゃあ、スマ〇ラするぞー!」
「え、著作権大丈夫?」
「大丈夫、だと思う。」
「じゃ、始めんぞ。キャラ選んでやるぞー。」
「えー。」
こっそり様子を見ると、全然大丈夫そうだった。ただ、ゲームってところだけ。乙女心をわかってないなぁ。

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