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世界を救う、魔法使い 1

伝説

この村には、伝説があった。それは、こういうものだ。
ある時、この村の秘宝、金色の剣が盗まれた。そして、村中がパニックに陥った。そこへ、旅人がやってきて、金色の剣を取り返し、犯人を捕まえた。その旅人の名は、アルゼリート。
そして今、似たような状況になっている。

アルゼリートが生まれた!

「お、生まれた。」
ここは、魔法使いが生まれてくる魔法使いの木の前。私は、ここで生まれた。魔法使いの生まれた時の年齢は人それぞれで、私は、7歳。授けられた名前は、アルゼリート・コトブレー・ユズハ。
「あ、アルゼリート!魔法使いの木よ、どういうおつもりで。この小さな少女1人で救えるわけありません。どうか、もう一度考えてください。」
どうやらアルゼリートという名前は特別らしい。私に預けるのにはもったいないほど。なら、その名前にあう魔法使いになればいい。
「考えてくれないのでしたら、私たちが考えます。」
私は、大人たちの事情のせいで名前を変えられそうになった。魔法使いの木が私を信じて預けてくれたかもしれないのに。大人ってくずだ。あんな風になりたくはない。
「でも、ユズハさんの名前を奪うのは。」
あの日、私の名前を変えるのに反対したものは彼だけだった。彼は、場所を移動された。その後、私は、目の前が真っ暗になった。

連れ去られた救世主

「すまないね。生まれてすぐに手荒な真似をして。」
全然反省していない。それに・・・・・・この人からは恐怖を感じた。この人は、
「計画を邪魔してほしくないんだ。大人しく勉強している方がいい。」
といった。彼は、知らなかったのだ。勉強は私を賢くするためのものとは。私は、怖いので、大人しくいうことを聞いた。いうことを聞いていたら彼は、優しかった。勉強をして、いろいろな魔法が使えるようになった。そして8歳になった日、彼は、私を仲間?のもとへ連れて行った。仲間?のリーダーらしき人が私にいった。
「敵にするのは実に惜しい。仲間にならないか。考える時間を与える。返事は明日。いい返事を待っているよ。」
まず、仲間になったら、情報を掴める。そしたら、役に立てる。仲間にならなかったら、自由になれないだろう。仲間になって私に不利益なことはない。だったら、仲間になろう。

救世主、敵にまわる

そして、次の日仲間になった。仲間になって思ったことがある。悪い人の仲間になるのは、抵抗があるけど、この人たちは、魔法使いの木の周りにいた人よりも私を必要としている。仲間になろう。3日で分かった。この人たちは私をいいように利用していただけだった。私は、信じてたのに。それから、私は、大人を信じることをやめた。大人ってくずだ。一番わかってるはずなのに、巧妙な手口に引っかかってしまう。いい大人もいるはずなのに、私と関わる大人は悪い大人ばかりだった。


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