言語化能力を分解する

言語化能力が低いと悩んでる方を見かけます。

言語化能力とは大雑把にいうと「自分の考えを言葉にし、さらに相手にわかりやすくして伝える能力」と考えています。

そして、これはさらに今から言うようなものに分解できると考えています。

「自分は言語化能力が足りない…」と悩んでる方は、その中でもどこが苦手なのかを把握してからトレーニングなどしてみると良いかもしれません。

① 考えをつくる力

うまく言語化できない、と考えている人の中にはそもそも言語化する対象の考えがないことがあります。

これは場合によって変わりますが、考えをもつに至るには問題解決能力だったり、発想力等をトレーニングすると良さそうです。

② 考えを言葉にする力

これがないと、何かしら考えがあるのだけど、うまく言葉にできない状態です。「もやもやする」という言葉を多用する人は、ここが足りないのかもしれません。

ここを鍛えるには、物事への理解力を高めたり、ロジカルシンキング能力をトレーニングすると良さそうです。

③ 言葉にした考えを分かりやすくまとめて人に伝える力

ここが欠けると、相手がうまく理解できないケースが頻発します。また、話が異常に長くなることがあります。分かりやすく伝えられないので、量で押し切ってしまうのでしょう。

相手のレベルに合わせて情報の詳細度を変えたり、うまくサマリーしたり、または図示したりとここではさまざまな技術が求められます。

「言語化能力が高い」と評価される人は、今まで上げた①、②をしっかりともちちつつ、特にこの「③ 分かりやすくまとめて伝える力」に長けています。

と、以上のこの①〜③をまとめたものが言語化能力である、というのが自分の考えです。

さらに似たようなものに「言葉にした考えをとっさに人に伝える力」があります。

ここが低い場合、会議等の場でうまく言葉が出てきません。言語化能力が高くても時間がかかってしまうケースです。ここは頭の回転の速さがものをいいます。

時間さえあれば言葉が出てくるので、大事なときは焦ってすぐに答えようとせずに、「少し時間をください」と言って、考えを言葉にする時間をもらうようにすると良いでしょう。

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