音楽作家の分類まとめ

こんにちは、ゆずはらです。さいきんはぎゅうにくをたべることにご熱心です。

さて、ちまたにたくさんいる音楽の作家(作曲者や編曲者みたいなひと)って外から見ると全員「おんがくのひと」っぽいですけれど、中にはいると全然違うよねっていうのがわかったので、そのあたりをまとめてみました。

絵文字の意味は最後にかきます。

ボカロP🍣🐰

いきなり超おおざっぱな分類ですが、まずはボカロPにさせてください。このタイプの作家は「ボカコレ」「ニコ動」「ボマス」なんかの単語が多くでる傾向にあると思います。つきあってる仲間の人達もボカロPが多いです。

一人で曲を書き、詩を書き、編曲し、ボカロにうたってもらって、動画をなんとかして、ニコ動に上げるというのが基本路線になっていると思います。数字的にはYoutubeのほうがヒットする人もいるので、Youtubeにも出している人が多いです。ごく少数ですが配信している人もいます。

J-POPの感覚を基準にすればちょっとぶっ飛んだ歌詞や、ぶっ飛んだメロが多いかなと思います。あと演奏不可能なかんじだけれどバンドテイストの曲とかも多いです。

偉くなってくるとフォロー数を極端に絞ってきます。

DTMer(でぃーてぃーえまー)🍣

次もざっくりとした分類ですが、DTMerさんです。デスクトップミュージック(DTM)をする人、というくくりですが、その中でも作編曲者のことを言うことが多いと思います。

一人で作編曲をするのはボカロPと同じですが、歌はあったりなかったりで、動画もあったりなかったりです。主な活動地域はTwitter、Youtube、SoundCloud、手売りといったかんじだと思います。手売りするとしたら「M3」というオフラインイベントが多いのではないかと思います。

DTMerに通じる単語としては「深夜の2時間DTM」「M3」かなと思います。

ジャンルは幅広く、インストのクラシック音楽やケルト音楽、インストのメタルやボーカルありのメタル、ピアノ曲、ごく普通のバンド曲なんかが主流なところだと思います。いわゆるDTMerという人はEDMはやらないんじゃないかなという印象があります。

年齢層は高めで、KOMPLETEや高めのストリングス音源をもっていたりすることが多いです。フォロー数=フォロワー数であることが多いように思われます。

音ゲー作家🍉

音ゲーのなかでも公募している音ゲーに関係している作家です。基本的にはEDMで、bpmが速かったり、とにかくドンドンしていたり、シューってしていたりします。ほとんどがインスト曲ですが、ごくまれにボーカル曲があります。

音ゲー作家的な単語としては「Serum」「Splice」かなと思います。どちらもボカロPにもかぶっていますが、音ゲー作家には欠かせないのではないかなと思います。

ボカロを使わないため、ボカコレに出すわけでもなく、オフラインイベントのボマスにいくでもなくという雰囲気を感じます。M3ではたまに見かける気がしますが大きなジャンルではないと思っています。

自身が音ゲープレイヤーでもあり、十代半ば〜十代後半を中心に隆盛している気がします。ジャンル自体が国民的人気とはいえないため、ついったーは小規模運営であることが多いように思われます。ただ、歌詞がないぶんだけ海外のファンが付くことが多く、SoundCloudの大半が英語でのコメントという人も多くいると思われます。

シンガーソングライター🍣🐰

じぶんで曲をつくり、じぶんで歌うタイプの作家です。じぶんで歌える範囲の曲、ライブ演奏できる曲を作ることが多いような気がします。キーボードやピアノ、ギターをご自身で演奏することが多いように思われます。

シンガーソングライター的なワードとしてはあんまり思いつかないのですが「Podcast」「自撮り」あたりなのかなと思います。他のジャンルと違って、曲そのものも大事ですが、シンガーソングライター当人を好きという人が応援してくれていることが多いので、Podcastで声や考えや私生活をお知らせしたり、自撮りで生活感や親近感をアピールするなどの活動があります。

曲は主にYoutubeにあげるようで、自分が出演しているMVであることも多くあります。また配信サービスをもっとも使っているのがシンガーソングライター界隈ではないかと思います。

楽曲が生演奏であることが多、そのため再現可能な範囲の編曲になりがちです。下北とかでライブをしたり、路上ライブをしたり、演奏動画をあげたりすることが多いと思います。必然的に日本人のファンが多くフォローしている気配があります。

バンドマン🍉

今では下火になりましたがJ-POPといえばバンドマンという時代がありました。最低でもギター、ベース、ドラムという役割があって、3人以上で生演奏をする人たちです。誰が曲を作るかはバンドにより異なりますが、おおむねギターの人が作曲し、ボーカルの人が作詞することが多いと思います。

バンドマンに共通する単語は、やはり「ライブハウス」「CD」「楽器」ではないかなと思います。また「リハスタ」「レコスタ」などもバンドマン的な単語かなと思いました。

同じ楽器を使っているひと同士で集まっていることが多く、ひとりのギタリストをフォローすると、その影には1000人のギタリストがいます。ベースやドラムも同じような感じです。

バンドマンからプロの作家になる人もそれなりにいたり、今活躍しているプロの作家の半分くらいはバンドマンだったりしそうなので、そういったところの親和性は高いような気がしました。

職業作家🍣

まためちゃくちゃざっくりとしていますが、アニメの主題歌や、ドラマなどのBGM(劇伴)を作る人です。

せいかつのなりわいとして音楽を作っており、Twitterでの活動はそのお釣りのようなもので、Twitterをがんばる必要はないし、それよりも曲を書けみたいな状況の人です。ごく一部の特殊なスキル(おしゃべりとか)をもった人だけがTwitterで人気を得ますが、基本的にプロの作家はお仕事専心というかんじです。

楽器プレイヤー出身か、エンジニア出身かで少し違いますが、原則として有償の高い音源をたくさんもっていて、ハードウェアの機材もたくさん持っていて、なんかすごいです。「安いオーディオインターフェイス」が10万円であったり、「そこそこ使えるモニター(スピーカー)」が10万円だったりするので学生は泣いちゃいます。それがプロの標準っぽいです悪気はないんだ。

職業作家に共通することとして「お世話になったひとのリツイート」「テレビのお仕事アッピ」「安い機材買っちゃった写真」などがあるかなと思います。

アニメのEDにクレジットされるような人でも、フォロー200、フォロワー250くらいだったりするので気が抜けないです。

まとめ

似たような曲を作っていてもぜんぜん違う王国の人であったりするし、王国が異なれば活動場所も異なります。ボマスに出す人と、下北でライブする人はめったなことではかかわらなかったりするので話が噛み合わないことも結構あります。

ボカロPから職業作家まで、いちおうグラデーション的になるように配置してみたんですが、昨今はボカロPが職業作家になるケースがかなりあったりするので、ぜんぜんグラデーションじゃないじゃんを感じたりしています。でも、体感としては悪い線ではないんじゃないかなと思っています。

まとめのまとめ。KOMPLETEは高いけれど、もっている層(🍣)、ほしい層(🐰)、ひつようない層(🍉)に分かれるなっていう話でした。

おわりです。

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