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入院三日目※個人的すぎる見解を含みます

入院生活しててわかったことは、意外と医者のほうがちゃんと「わいるど氏」を見てくれてるんだな、ってこと。面倒を見なきゃいけない絶対数がそもそも違うのだろうし、この病気への理解度も違うのだろう。というより、関係性の違いかな、と今は思う。医者を文学を学ぶ学生に例えて考えると患者は小説などの文学作品で、研究対象になるからこそ一冊一冊が貴重な存在で、「私の専門はこの本」といって大切にする。でも、例えば文学部なんて学問じゃないと言いつつ文学部の事務を任されている人にとっては「中国文学の本」も「研究書」もみんな同じ「整理するための本」なんだ。そう思ったら看護師さんたちの態度も納得がいくのではないだろうか。誰だって無くなった本を探すのは嫌だし、同じお給料なら傷ついた本の修理などという手間になる事だってしたくないに決まっているし、その上、本と違って相手は生身の人間だ。傷モノに(やらしい意味ではないよ)しようものなら、責任問題になりかねない。そんなことになるくらいなら、「本を貸し出さない」(=危なそうな患者を外出禁止にする)ほうが平和裏にことが済むと考えるのは、なるほど確かに妥当だろう。
でも、これだけは言わせてほしい。

事情はようわかったけえ早よ帰らせてくれ!

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