おやゆび姫を朗読して 〜表層に恋する男性たちの求婚と、姫を愛するツバメの失恋〜
こんにちは、遊月つかさです。
今回は、アンデルセン童話のひとつである「おやゆび姫」について書いていこうと思います。
童話といって侮るなかれ。童話とは、大人の作者が己の人生の教訓を、子供たちに伝えるための一つの形式(僕の考え)。そんな酸いも甘いもたっぷり込められた物語は、大人が読んでも考えさせられる事があるものです。
あらすじ
ところで、「おやゆび姫」を読んだことがありますか?
僕は先日、朗読配信で初めて読みました。未読の方に、マウントとれる立場にありません。安心してください。
⬇️以下、読んでない方・忘れてしまった方のためのあらすじ(※本編はもっと長いため、最小限のことしか書かれていません。)⬇️
それでは、僕の読んだ感想を書いていきます。
テーマは「表層に恋する男性の求婚と、姫を愛するツバメの失恋」。
うーむ、なんだか読書感想文を書くような気分です。時期的もそうですしね。
よーし、れっつら読書感想文
表層に恋する男性の求婚(+外見にゾッコンのその他登場人物たち)
まずはテーマの前半部分「表層に恋する男性の求婚」から。
物語の中で、おやゆび姫は三人の男性に結婚を求められます。
みにくいヒキガエル・金持ちのもぐら・花の国の王子様です。
ただし、ヒキガエルの場合は、本人ではなく母ガエルが結婚を強要したというのが正しいでしょうが。(本人は「ゲーコ、ゲーコ、ゲーコ。」と鳴く事しかできなかったですから。)
彼ら3人がおやゆび姫に求婚した理由は、彼女の表面的な特徴に恋したからです。足はやい=かっこいい的な小学生なのも居ますし、「かわいい→好き」みたいな大人でもある「恋」感情の輩もいます。どちらにせよ、現代日本においては結婚の重要因子ではないようなものばかり。
それぞれについて言及する前に、彼らが恋した「おやゆび姫の表面的な特徴」を原文から引用します
つまり、おやゆび姫はめちゃくちゃ可愛くてあり得ん歌が上手
うむ、恋をするのは致し方ない。だが、、結婚はううむ。
現代男性である僕は、そう思うのですが、昔々の御伽話の登場人物(動物)たちは違います。
ヒキガエル(とママガエル)の場合は、
かわいいから…だわさかぁ。。そして、息子の嫁にすると決めたママガエルはおやゆび姫を誘拐してしまいます。なんて無茶な。。。と思いますが問題ありません、法なんて存在しませんから。
それからなんやかんや(原文orあらすじ参照)あって、おやゆび姫はヒキガエルとの結婚を逃れ、季節は冬になり、寒さに苦しむ彼女はノネズミの家に居候することになります。
そんなある日、ノネズミの家に近所に住むモグラさんがやってきます。
そうです、第二の夫候補です。
モグラは彼女の外見には一目惚れしませんでした。なぜなら、彼は目が見えなかったから。
彼は別の理由で一目惚れします。。。。はい、一目惚れのゾッコンです。
モグラは外見ではなく、甘い歌声です。しかも、ヒキガエルと違って、彼はすぐに求婚をしません。なんたって、しんちょうなのですから。会ってそうそう結婚申し込まれたら誰でも困りますからね、正しい判断です🙆(結婚アドバイザー遊月つかさ)
ではでは、モグラの求婚計画を見ていきましょう
(つづきはまた近いうちに書きます。ゼッタイ、カナラズ)
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