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高尾山で仙人のような老人に出会った話し

3月21日。
お大師様の御縁日(空海の命日が21日)に、八王子市の高尾山に登りました。
人生3度目です。

3度目のケーブルカーの駅の前
高尾山はスミレの種類が
たくさんあることでも有名

昨日は大きめの地震があったらしくて。なのに気づかず登っていました。

高尾山、揺れなかったのかな?

毎回高尾山はミラクルな出来事が起きるのですが。
今回は仙人ですか?と思えるご老人に出会い、道案内や貴重な情報をたくさんいただきました。
これならば、春の高尾山をガイドできるかも?レベルで習いました(笑)


今回登山に選んだのは6号路。
修験者さんたちが滝修行する場が見られるから。 

穏やかに始まります。
後に知る(仙人に教わった)のですが、6号路が、最もなだらかで人気があるそうで、土日に混む時など,片側通行になることもあるとか仙人のお弟子さんに聞いた)

そこまでは混んでおらず(朝早かったので)、サクサク進むと、何か修行していそうな洞窟が!

山道から少し降りなくてはいけませんが、こんな場所が。
渡るでしょ、そりゃ!
なんか優しい気が溢れている。

修行の場かと思って帰ってから調べまたら、

清滝川に沿ってさらに進むと、山の斜面に岩屋大師と呼ばれる2つの洞窟が現れます。弘法大師が高尾山を登拝した際に、嵐の中を歩く病の母親と娘の親子に出会いました。そこでお祈りを捧げたところ現れたのがこの洞窟、親子はここで嵐をやり過ごすことができたという伝説が残っています。

こちらよりコピぺ。

洞窟にお参りして、橋の下におりました。
川のほとりにこんな可憐な花を発見。
(頂上で買った高尾山の花のガイドブックによると、ハナネコノメというらしい)

ハナネコノメという名前らしい。
猫の目!
橋の下から洞窟を見る


そこからさらに進むと、滝行の場所に!

この奥が滝行の場
一般人は入れないので、ここまで。
奥に滝があるのが見えますか?

調べたら18000円で滝行ができるようで。
夏ならやってみたいかな。

ここからです!
本来なら6号路に戻り頂上へ向かうところですが。

私は1号路にある薬王院や仏舎利が見たい。
よって、高尾山公認の登山道でははく、江戸時代など昔の人たちが登っていて残っている古道を通ります。

後から知るのですが、これは修験者さんたちが修行するために急いで降りる道であり。
つまり、かなり「傾斜がきつい!」

そのことは後に出会う仙人に聞くまで知らないですから。

なーんだ!
1号路まで行けるーーと、気軽に登りまして。

途中でばてて、山道の階段に座り込んでいました。
その時に、やたらにLINEメッセージがあるので見たら、
地震!!
大丈夫でした??
とありまして。

いつ??となりました(苦笑)

そしてここで運命の出会いをします。

あまりに傾斜が辛くて途中で休もう!と山道の階段に座り込んでいると、高尾山の仙人(?)のようなご老人登場。
「素人がこんな道上がってくるから」

はぁ(面目ないっす、のはあ)
(これが初対面です笑)

スミレが綺麗なんで座ってみていました(それは本当)
と指差すと、
「今年は雨が降らないから、スミレも全然育っとらん」
「そうなんですか?」
それをきっかけに、この、植物博士なんですか?と思える謎の老人との一緒することに。

このスミレを見ていた

仙人に同行していたのはお弟子さんのような女性で、その方の話から、どうやら先生(大学の教授とか?)だったが様子。

次々にその辺の植物をさし、
「これは高尾山にしか咲かない花。
特殊な花で、この花を求めて
アサギマダラという東南アジアの蝶が大群で海を渡り、わざわざここにくる」

はい?

山盛りの情報で、
えっと、アサギ、何すか?となる。
お弟子さん的女性にちまちま解説をもらいながらメモる。

高尾山の特殊な植物があるのをみつけては
次々指して、解説。

はい?

私がパワスポツアーでしようとしていたことに、師匠が登場して、上書きしていく。

これがその鬼女蘭。
ここにしか咲かず、海外からも学者がわざわざみにくるという。

まじかーーーー!!!
知らなかったーー!

解説しながらノンストップで、
「高尾山一きつい山道」を登る仙人。
残りの二人は無言(後に声を出す気力もなかったと知る)

私はなんとかくいついて、
これはなんすか!師匠!
と質問攻め。

やっと1号路に辿り着いたときは、へとへとで。
師匠,名残惜しいのですが、ここでお別れいたします!
(私たちを休ませて!)
とご挨拶。

またいつか会える日までとお別れし、天狗焼きを食べて.再び歩き出す。

天狗焼!!!!!

そこでも色々あり(割愛)

金団子を食べていると、目の前をさっき頂上に向かったはずの師匠が通っていくではないですか!


うまいんだな、これが


「まだこんなところに居たんか!」
と驚かれ。
仙人は降りようとしていたのに、
「頂上までいく近道を教えちゃる」
と先導していただく。
し、師匠、我々は体力のライフがもう残りわずかでやんす。
ゆ、ゆっくり歩いてる欲しいでやんす。
と思いつつ食いついていく。

そこからも怒涛の高尾山特別講座を受ける私たち。
(いつか本にでもしたいレベル)

その後、なぜか一緒にいなかったお弟子さんと偶然再開し(たまたまこっちにきたと彼女は言っていた)
頂上手前で師匠と別れる。

師匠ありがとうございます😊
多分また高尾山で会います。

そして、別れた直後の出来事だった。

お花の先生をしているのかしら?と思うような、めっちゃ素敵なおしゃれな70代くらいのマダムが、
「これがジユウニヒトエ。ここにいつも咲いているのよ,覚えておいて」
と指を刺す先に見たことのない植物が。


これが十二単。
段々に織り重なって咲く様が、
十二単のようだからとのこと。


突然女神降臨ですか?

じゅ、ジユウニヒトエって、着物のあの?

そう、十二単みたいだから。

高尾山って、こんな風に師匠レベルの方々が、よってたかってなんでも教えてくれるところなんすか?

女神に
「シュンランは見た?」
と言われて、

あ!
それ、仙人がなん度もチェックして、咲いてねーなーと言っていたやつだ!
と。

すると
「ここに咲いているわよ」
指差した場所に、シュンランが!

後で調べたら,春蘭と書き、早春に咲く蘭とのこと。

仙人が見ていた時は,草だけで蕾すらなかったのに。
日当たりが良かったのかな?

「楽しんでねー」と女神はにこやかに降りていく。
すると、その様子を見ていたらしい、私たちがいる坂の少し上にある柵の向こうにいたお姉様たちが、
「それがジユウニヒトエなんですかー?」
声をかけてきまして。

「まだ咲いていないけど、いつもここに咲くんだそうですよ(たった今女神に習ったことを伝える)」

そうなんですねーと、何やらパンフレットを見ながら話しているお姉さんに、
「それ、どこで手に入れたんですか?(私も欲しい)」
と聞くと、入手方法を教えてくれて。しかも、そのうちの一人が坂を駆け下り私たちのところまで来て、
「私たち四人できて全員もらったので一枚あげます」
と渡してくれました。

て、天使ですか?
四人と名乗ったのは、地上に降りた四大天使だからでしょう(そんなわけ!)

結局頂上のセンターで、高尾山の花の図鑑買いました(笑)

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