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Z世代の娘と辞書を引く私(母)

今時のZ世代はこうであると色々言われているが、どんな世代にも言えるけれど一括りにはできないはず。
とはいえやっぱりAIやスマホが生まれた時からあるわけだから、調べ物は図書館でするしかなかった私たちの世代との間に価値観に違いがあるのは否めない。

先日私が「ChatGPTなるものを使ってnoteを書いたり、漫才のネタを作っている人がいるんだって〜!」と驚いたことを娘に話したところ、
「そんなの普通だよ,私だって仕事のメールの返信とかChatGPTで作って返信しているし」と答えが返ってきて度肝を抜かれた。

え?
ビジネスシーンで?
まじか?

もちろん手直しはするし、あくまでもフォーマット作成するだけだと聞いてちょっとホッとしたけれど。

「自分で考えたりしないの?」
と言うと、
「今時みんなやっている時短だよ。逆に使わなきゃ無能なイメージ」
と言われ、こわ!となりました。

え?
ほんとうにそうなっているの?
私が遅れているの?

これがいわゆるZ世代ということなのか。

娘は私が本を借りてきたり買ったりして、そこに書いてあるものをノートに書き写し、さらにそれをまとめてnoteに発表しているのを見て、
「そんなのChatGPTに入れれば、あっという間にできるのに。時間の無駄じゃない」っぽいことを言われて。
我が家に英和辞典、漢和辞典、反対語辞典,類語辞典などがたくさんあり、それを引いていることも、ネットで1発で出るのにと言われます。

違うのだ。
一枚一枚ちまちま手で捲り「調べる」この手間が好きなのだ。
ついでに隣に掲載されている知らなかった単語も読んじゃうこの楽しみがわからんかね?
となる。

娘からしたら、
「限りある人生を、そんなことに時間を使わなくても済むツールがあるのに、なぜそれを利用しないのか?
空いた時間ですきなことできるよ?」
みたいなことらしい。

いや、あのね、今やっているこれが「好きなこと」なの(苦笑)

私はSNSで発表するために学んでいるのではなく、自分が体験したこと、知ったことをまとめるのが好きで、たまたまそれを発表する場所としてSNSが新しく生まれたので発表しているだけで、発表することが主眼ではないのだよ。

逆にメールの件も、敬語を勉強すること、メールの返信の定例文をしらべること。
確かに時短になるけど、そのために自分の知識や体験を得る機会が明らかに減ったのでは?
と思うのだよ,私はね。

と語るも、ふーん、と(笑)

知識としてだけではなく、実際に何度も自分でやってみなければ身に付かないと思う。

ChatGPTに丸投げで、時短時短で進んでいったとしたら。
自分で考えることも、自分で調べることもなくなる。
それって脳みそ空っぽにならない?
(表現!)

それがもっと進んでChatGPTに丸投げが当たり前の人たちばかりになったら。
そうなると「同じツール」を使って何かを作っているのだから、最終的に同じ表現ばかりが量産されたりはしないのか?

てゆうか、ChatGPTだけがあれば人間なんかいらなくならないか?

といったディストピアチックな未来が見えて、ぞっとした😅

ほんと、どんな未来が待っているのかしら。

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