白痴、とは?

あまりにもショックを受けると、リアクション出来なくなる。。
どう思えば良いのかすらわからない。
思考停止ー
ホテルに戻ってからもしばらくは、ぼうっとしていた。何も言葉が出てこなかった。
ノーリアクション。
実際、目の前で話す人が何を思って喋り続けているのか、さっぱり掴めない。
意図がわからない。わたしの悪い癖が、いとも簡単にブロックされている。
これは、会話では無いな。
どうしたらいいかすら、わからない。
軽くパニックになったので、お手洗いに立った。
ユカチャンは白痴ですね!
白痴とは、知能が低いとか、はっきり言うと
侮蔑的発言なのだが、目の前で断定されてしまうと、かなりくらう。ダメージレベル、酷い。
どっひゃー、うっきー、しょえー、
昭和なリアクションが頭の中を駆け巡る。
きっと、テレビばっかり観てたからか?
一億総白痴化って、誰か言ってた…

どういう意味でインパクトのある言葉を使ったんだろう。
共通の知人に聞いてみた。
悪い意味では無いと思うよー?
えっ、、、また思考停止。
簡単に、アホですねって言われたら、違いますよ、パーデスねん!くらいは返せたのだが、
違うのだ。ヤバいのだ。
齟齬は許されないのだ。こんな場では。。
普段おちゃらけて生きているもんだから、背筋のばして会わないと会えないような人の前に、のこのこ出て行ったおらが悪いのだ。
知的レベル、酷いですね、、
そう言われたんだと思ってた。
先生は哲学者であり、童話作家、実業家の顔も持ち合わせている。文学に精通しておられるから、そんな背景を鑑みるに、忘れてはいけない巨匠の影、ドストエフスキーさんが、書いてるではないか!
白痴
宿題はまだ、終わってない。
まさか、ドストエフスキーさんと語り合う日が来るとは。。
この圧倒的な読了感を、なんと纏めればいいのか。
あっ、思い出した。キリスト教にも、仏教にも精通しておられる方だったはず。
これが、答えだったなら、おらは人生を甘くみていた。あまりにも、無知だった。
目眩がする。
人類の救済を目指してのたうちまわりながら、
文学に生きた人、ドストエフスキーの生涯。
おらは炊き込みご飯をかき込みながら、むせているのでは、ない。感動しているのだ。
人生は、コントだ。
笑って生きてなんぼである。
そんなに美しくあってたまるか!
おらは、foolなのだ。タロットカードでいうところの、天しか見ない、幸せな者。
ひと足先が、崖であろうとも希望を失わずに歌う。たぶん、そんなイメージ。
いつか、会話になるだろうか。
知の冒険は果てしない。
しばらくは、ロシアに浸ろう。

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