合い言葉は、ぞうさん
旦那とそれぞれのパソコンを挟み、画面だけを見つめて集中している時、
にょーん。。。遠慮がちに何かが鳴いていた。
今の音は何・・・
訝しく思って顔を上げる。
にょーん。。
あ、猫来た...そう言いながらお腹を撫でる旦那。
腹の蟲ならぬ腹の猫。猫飼ってたのか。。
ふと眼の端に丸まった靴下を発見した時、
かたつむりがいる!などとのたまうおらと暮らし始めてから、彼は学習したらしい。日常生活を共に過ごす相手は幼稚園児並みの発想しかしない。
毎日何かで遊んでいるかのように、人生を泳ぐ。
寝る前に、ぞうさんしといたからね!
実家に泊りに行った時、母に言われて普通にありがとうと返すおらに、旦那は不思議ちゃんの親!まさしくDNAだと思ったとあとで聞かされた。
ぞうさんとは、布団乾燥機の呼び名である。
幼き頃、おやすみなさいを礼儀正しく言ってから、真っ暗な部屋の中、誰もいないはずの布団が大きく膨らんでいるのを発見したおらは、びっくりしておかあさーん!!!ぞうさんが寝てるーーー!!!と叫んだらしい。姉と母は大爆笑だった。きょとんである。それからずっと、ぞうさんはぞうさんと呼ばれている。
仕方ない、ごはんにしますか
下拵えなどしていないから、ぶっつけ本番。はっきり言ってやっつけ料理になったとき、たまにすごく美味しい仕上がりになる。
旦那はそれを、二度とできないスペシャル~と呼ぶ。
日常生活は単調の繰り返しなのかもしれない。
だが、二度と同じ日は来ない。
最近、よく思う。まるで、ボレロのよう<<<
なんの前触れもなく、書きたいから書く!と宣言してnoteを始めました。
七月に、精神的な過労で一か月間休職していた期間に、短い文章を載せたのを機に、前から疼いていた感情を昇華させたいと思っていました。
目玉焼き 両面潰して食われけり
誰が為ぞなる 黄色の涙
自己紹介代わりに、日記風に書いてみました。今までいろんな不思議な体験をしてきましたが、
それは、これからの物語の中に溶かしていきたいと思います。