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モン・サン・ミシェルに行ってきた!

 先週末、ついにモン・サン・ミシェルに行ってきました!フランスに留学するまで行けるとも思ってなかったので、嬉しすぎて余韻に浸っております。

 今日はモン・サン・ミシェルに行った感想やおすすめなどについて書いていきたいと思います。


モン・サン・ミシェルってどこがすごいの?

https://www.his-j.com/theme/world-heritage/europe/france/mont-saint-michel/img/main03.jpg

 この写真、一度はみたことありますよね。海の上に浮かぶ修道院。
1979年にユネスコの世界文化遺産に指定されています。
この景色がもう素晴らしいのですが、具体的にどこがすごいのでしょうか。
(以下、現地でもらったパンフレットをとても簡単に要約しています)

歴史

 708年、司教オペールが『モン(岩山)』に大天使を奉る聖堂を建てたことから始まります。ここから、ここは重要な巡礼地の一つになりました。

 10世紀には、ベネディクト会の僧たちが修道院に住み始めました。この頃から、修道院の下の村が発展し始めました。海岸から繋がる大通りはこの頃から発展し出したんですね。

 1337~1453年に行われたイギリスとの100年戦争で、不落の強固さをみせたため軍事建築物としても評価され、要塞としても使われるようになりました。(これは知らなかった笑)

 そしてフランス革命時に修道会が散会してからは、監獄として使われました。現在でも当時政治犯のための食糧を引き上げるために使われた車輪などを見ることができます。

 1874年に、この修道院は歴史的建築物として認められ、現在に至るまで修復工事が続いています。

建築様式

 少し専門的な話になるのですが、モン・サン・ミシェルの魅力は各時代の建築様式が混ざった唯一無二の建築物なのです。
 出来上がるのに、とてつもなく長い時間がかかっているからでもあるのですが、戦争などの被害で崩壊してしまったところを部分的に修復し続けていることも理由の一つです。私は詳しくないのですが、知識ある人が行ったら各時代にタイムスリップした気分になれるのではないでしょうか。

実際に行ってみた感想

 ここから実際に行ってみた感想を書きたいと思うのですが、もう感動の一言です。素晴らしすぎました泣  

いざモン・サン・ミシェルへ

 ちなみに私が行った日はあいにくの雨、、、  
でしたが、遠くから見えた時のモン・サン・ミシェルが、『霧の中の孤城』感がムンムンして私的には最高でした笑

バスの中から撮った

 無料のシャトルバスに乗ってついにモン・サン・ミシェルへ‼️

 すごくないですか?天気悪いのが相まって、ハリーポッター感も出ててはたまた私のタイプ♡遠くから見てもわかる修道院の壁の石の感じだったり、辺りを見渡してもこの島しかないかんじが思っていたよりも迫力がありました。圧倒的存在感の修道院でしたが、海岸沿いの街並みも凄そう。このときは干潮だったので裸足で砂浜を歩いている人もちらほらいました。

モン・サン・ミシェルはラプンツェルやラピュタのモデルになっているのを知っていましたか?やっぱりこの迫力は写真では伝わらないし、私はとても感動しました。

 観光地のリアル。人が多すぎてあまり写真が撮れない。天気に恵まれない。ちなみに到着時間は13時半くらいでしたがすごく暗いですね笑
しばらく雨に打たれながら待って写真を撮りました。

名物のオムレツ

 長旅(バスで約6時間、、)だったのでとりあえず腹ごしらえ。
モン・サン・ミシェルに来たらオムレツ!と言われていると聞き、私もオムレツを食べることに。

 一番有名なラ・メール・プラール(La Mére Poulard)に行こうかと思いましたが、めちゃくちゃ高いというレビューに金欠留学生の私はビビり断念しました笑
 友人が行った話を聞くと、トリュフ付きのオムレツが45€(約7000円)だったとか。やっぱり高い笑。けどめちゃくちゃ雰囲気も良くおいしかったそうです!

 値段にビビった私は、ムール貝を食べたいという友人と一緒にHotel du Guesclinの下にあるレストランへ。ここの店員さんがめちゃくちゃフレンドリーで、『やっほ〜、お嬢さんたち!』っていいながら駆け足で現れました笑。英語で話してもOKといってくれたり、私の拙いフランス語にも笑顔で対応してくれました。うれしい☺️

 こちらが届いた料理!私はチーズ入りのスフレオムレツ、友人は人生初のムール貝を注文しました(美味しかったらしい。よかった笑)

 これがめちゃくちゃおいしい!こんなにたくさんの卵食べたことない笑
スフレでふわふわなのですが半熟というわけでもないし、チーズが大量に入っていたけど重くない。最強に美味しかったです!

 お会計も14€(約2200円)とだいぶリーズナブル。。。
 高くない?と思ったそこのあなた。今度また書こうと思っていますが、フランスの物価なめちゃいけません笑。外食(プレート1枚+ドリンク)したら3000円は普通に飛んでます。
 だから観光地でこの値段はめちゃくちゃリーズナブルなのです。
 さあお腹も満たされ、いざ修道院へ!

迫力満点の修道院

 お待たせしました。前置きがとてつもなく長くなってしまいましたが、本題に入ります。

 結構急な坂をのぼると修道院に到着!ほんとにすごく大きい。見上げると首が折れそうです笑

 入った瞬間、石畳の階段すごい!圧倒的迫力でした。すごく長いんですよね。ゆるい螺旋状になっているのですが、ゴールが見えない笑。

 長い階段を登ると、開けていてモン・サン・ミシェルまでの橋を見ることができます。ここからたくさんの部屋をみていきます。

 ベランダに出れるのですが、これもすごいんですよ。本当に周りに何もなくて不思議な気持ちになりました。
ここの私のお気に入りポイントはこちら。

工事のために石に掘られた記号ですね。1780年に再建されたのですが、当時の様子が見られて感動!!

 わたしの一番のお気に入りは真ん中の修道院付属協会。当時の人々がどんな風にお祈りしていたのか想像しながら、素敵なステンドグラスを眺める時間が最高でした。

 他にも食堂だった場所、貴族を招くために作られた部屋、中庭、などたくさんの素敵な部屋がありました。

 どこもすごく素敵な場所で紹介しきれないのですが、その部屋も照明がオレンジに統一されていて蝋燭のような暖かさと神秘的な空間を味わうことができます。

 ガイドブックに各部屋しっかり説明が書いてあるので、より満喫できました。展示品の表示はだいたいフランス語だったけど、途中あった紹介ムービーは英語だったため、ぎりぎり理解できた、かな笑

さいごに

拓夢くん、素敵な写真をありがとう

 とにかく大満足のモン・サン・ミシェルでした。あまりにも、日本から遠いため「行ってみてください!」と締めくくるのが難しいのですが、
人生で一度は訪れる価値のある場所だと思います。

 帰り道歩きながら、すごく多方面から怒られそうだけど、宮島の厳島神社を思い出しました笑。私は広島生まれ山口育ちなので、数えきれないほど宮島に行っているのですが、この海に浮かんでいる感じが厳島神社をおもいださせて、途中のお店のある大通りの『雰囲気』が似てたんですよね。

 こんなに違う建築物、観光地をみて共通点を見出していることに疑問を覚えながら、やっぱり長い歴史のある建築物に惹かれるのだなと実感しました。

 本日のnoteは以上です。
 最後まで読んでいただきありがとうございました。


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