【介護をゆる〜く頑張る秘訣④】『コーチング力』は現場を明るくする!
コーチング力=現場力!
介護業界の多くの本音は
「人数不足だから教える時間が全然足りない!」
「毎日ギリギリなシフトで組まれ余裕がない!」
といったところでしょう。
介護現場の多くは職員3人に対し、お客様1人という職員の配置なので改善はなかなか大変なことが多いかもしれません。
そういう環境であるからこそやり方を一つ間違えると
・いい介護のやり方を知らず後輩が育たない
・十分教える環境でないと自己流に染まり、統一したケアが難しくなる
・お互いの意見のぶつかり合いになり、職場がギスギスする
・働き続けていくことが苦痛になり、退職する
ことにつながるといってもいいでしょう。
私は過去にユニットリーダーで配属し、人数不足で周りからも決して恵まれたユニットでなかったですが、『コーチング力』を心がけたら
「介護現場が明るくなり、お互いが頼りになる関係になった!」
「周りからいいと言われるユニットになった!」
という経験しました。
私は
・ユニット型特養のユニットリーダーを3年経験
・介護施設を6つ経験し、コーチング受ける側を6回経験
・介護歴14年経験し、数多くの人に教え、コーチングを経験
をして、コーチング力に必要なことは何か学んできました。
介護以外でも役に立つ内容ですので、よかったら参考にしてみてください。
【序章】 100%理解できるコーチングはできない!
結論から言いますと
「教えるのが上手い人でも万人向けではない!」
です。
学生の頃を振り返ってください。
バイトや部活動を学生で経験しないとコーチングする機会はありません。
経験したとしてもコーチングできる人は多くないです。
学校の先生が
「全員教えること上手い!」
と感じましたか?
答えは
「NO!」
ではないでしょうか。
もし全員上手いと感じているなら赤点とったり、苦手な人はでてきません。
つまり言いたいのは
「人それぞれ考え方、理解力、今までの経験が違う」
からです。
全員が理解できる教えは限りなく無理と言ってもいいでしょう。
得意科目ができる時は多くは
「この先生(先輩)の教え方が上手い!」
「この先生(先輩)の人間味が面白い!」
といったどういう人に教わりたいのか大事ではないでしょうか?
教えることが上手い人になるには
・人それぞれの考え方や育ちと経験を知ればコーチングができる
・考え方や育ちと経験が近い人がよりコーチングが向いている
・親しみを持てる人
このような特徴の人が向いてます。
教えることが上手い人になるにはまず
「共感を持てる先輩になる」
ことです。
「共感を持てる先輩になる!」=『コーチング力』
と考え、7つの心得を紹介します。
誰でもできる内容なので、是非参照してください。
「コーチング力」を学ぶ心得7選
【心得1】 相手とコミュニケーションをする
信用関係を築くことが重要です。
というのも日頃話さないと教えられても信用が低く、
「この人の教えは本当にいいの?」
「頼りにならない!」
と疑問を持ち、まともなコーチング、関係性を築けません。
教える前に大事なことは
・相手の考え方と経験を知る
・信用を得ること
で『相手のことをよく知る!』ことです。
なので、
・仕事の合間で何気ない会話を心がける
・今まで経験をしてきた事を聞いてみる
・外国人であれば国民性やどういう人が多いか知ってみる
ことがコーチングする前の入り口です。
質疑応答みたいな感じで聞くじゃなく、何気なく会話するくらいがベストと感じます。
「聞かれる方も何で?」
となるので、聞く方も同じくらい
「私は〇〇なんだ」
と自己開示をすることを心がけるようにすると印象は大分違い、お互いに情報共有できたら親近感はコーチングされる側にもでてきます。
コーチングされる側にとってもお互い知ることで働きやすいと感じやすいので『コミュニケーションが必須』と言ってもいいでしょう。
【心得2】 初心忘れべからず
仕事を教えるだけのコーチングでなく、新人の立場ならどういうコーチングがいいか想像しながらやることです。
例えば
・理由を聞かずに指導だけにしない
・もし教える内容が恥ずかしいような内容ならいうタイミングや場所を考える
・自分が新人の時、嫌だったことしない
・自分の経験値だけで話をせず、相手にとって理解しやすい言葉を選ぶ
これらはコーチングするのに必要と言えます。
コーチングする人とコーチングされる方も心の余裕がない状態になりやすいので衝突しやすいと言ってもいいでしょう。
配慮もあった教えを心がけることは同じくらい必要です。
【心得3】思い合うこと
ついついコーチングが必死になると
・褒めること
・気にかけること
が不足しがちです。
なので、
・仕事が上手くなってきたことは素直に伝える
・ファッションや髪型など変えたことを褒める
ことが重要と言ってもいいでしょう。
褒めたり、気にかけることで
「あなたを気にかけてますよ」
と伝わります。
それは仕事へのモチベーションに直接関わるので必須です。
【心得4】 一緒に学ぶ姿勢が大事!
・仕事できるけどコミュニケーション下手な先輩
・思いやりがあって気を遣ってくれる先輩
どの先輩から学びたいですか?
思いやりがあって気を遣っている人が大体と言ってもいいかもしれません。
一緒に仕事をしていて楽しいと思える人と仕事したいから仕事できることは望んでないと言えます。
なので例え知らない事を質問あれば上司に相談して解決方法を見つける姿勢が大事です。
そういった姿勢が
「こういう先輩について行きたい!」
ということに繋がります。
【心得5】 模範になる行動をする
尊敬や親しみのある人にならないと誰もついていきません。
仕事をしていく上で誰を想像して仕事をするかというと
『先輩の姿を見ている』
と言ってもいいでしょう。
楽をして仕事をする人になりたいとも思いませんし、尊敬や親しみのない先輩に関わりたくもありません。
ミスをしない働き方じゃなく、真摯に仕事を取り組んでいる姿が重要です。
【心得6】 要点をまとめるとさらに良い
私はよく後輩に
「結論を先に言ってほしい」
と指摘されました。
伝えたい要点を先に伝えて、それは何であるか心がけてます。
意識してみると伝わり方はだいぶ違い、話の理解度も大分違ってきました。
仕事の連絡事項が簡潔すると連絡事項は伝わりやすいです。
〇〇が〇〇に困っている
↓
5W1Hで具体的な内容を伝える
をお勧めします。
だらだら話すより、まず結論から言うと話は誰も聞いてくれやすいと言えます。
【心得7】 心の余裕さを持つ
どういう人に教えたいかというと
「余裕がありそうな人」
ではないでしょうか?
余裕がある人は個人的な見解ですが
・話すスピードが速すぎず遅すぎない
・歩くスピードが速くない
・丁寧な対応を心がけている
・物事を動じず、客観的な視線でいる
・笑い飛ばすような余裕を持つ
ところじゃないでしょうか。
介護はどうしても予期せぬアクシデントはあるので、そういった余裕な姿が大事です。
テンパりそうと思ったら深呼吸などといった一呼吸を置く工夫することをお勧めします。
冷静さを保つために必要な要素と言ってもいいかも知れません。
まとめ
コーチング力は相手と信頼関係を築くのにとても重要なことの一つです。
誰でも心がけたらできることの一つなので、是非活用ください。
これからも介護にまつわる記事を書きますので、よかったらご覧なってください。
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