リーダー経験のあるベテラン介護士がコーチング以上に「思い合い」が必要な5つの理由について語ります
コーチング以上に必要なのは「思い合い」です
介護の現場を見ていると人を教えることが苦手という人はいます。
・教えるといっても言葉でどのようにして伝えるのがベストか
・言葉で伝わりきれない部分がある
・そもそも自分のやり方に自信がない
という事が多いかもしれません。
それ以上の理由として
「介護技術を学んだとしても教え方について教えてくれない」
が主な理由と感じます。
研修担当で教えることを専門でやらない限り、正直的確に教えられるのはなかなか難しいことかもしれません。
研修担当はしませんでしたが、リーダーという立場でコーチングの要素は必要不可欠でした。
その中で学んだこととして、コーチング以上に必要なのは
「思い合い」
ではないのかと気づきました。
その理由についてお話しします。
1. 誰に教わりたいか逆算する
そもそもコーチングする上で必要なのはなんでしょうか?
・頼りがいのある人
・入居者さん、スタッフに人気がある人
・細かな気遣いができる人
・小さなことでもプライベートのことでも相談できる人
が挙げられます。
どういうところを見ているかというと
「人柄」
ではないでしょうか。
そういうところを見て
「信用できる人」
「この人の言うことを聞いてみよう」
と思うはずです。
人柄がよくない人に教わっても
・この人の言うことは聞きたくない
・この先輩になりたくない
と考えてもしょうがないです。
いくら仕事ができる人でも人柄がよくなければ信用はないと言えます。
人柄以上に必要なことはないと私は断言していいです。
思い合いに必要なことをいくつか紹介します。
2. 信用を築くためにコミュニケーションは大事
コミュニケーションを仕事の中で話せるようにする事が大事です。
コーチングされている人が思うのは
「相談したいけど相談できる時間や話し合う時間はどこでとればいいのか」
ではないでしょうか。
仕事をしていく上で疑問に抱く場面や細かな事がわからなくなってしまってもしょうがないです。
自分から切り出す場面というのは
「余裕のある時でないと話せない」
と思います。
なのでコーチングする側がどれだけ余裕をもって、話する時間を持つことはとても大事です。
日々の会話の中で自然と話す場面を作ったら気を使うことは少ないと言えます。
例えば
・1日のことの申し送りの中で報・連・相をする
・一緒の勤務している中で余裕のある時間で話してみる
・休憩時間で話してみる
とかが挙げられます。
日常の会話も必要ですが、唐突に質問されても
「違ってたらどうしよう」
と思い、答えづらいです。
なので質問するなら
「私は◯◯だと感じたけど□□さんはどう感じましたか?」
というようなオープンな質問であると答えやすくいいかもしれません。
コーチング以上にここの部分がないと信用は築くのは難しいです。
3. 日頃の仕事の様子が楽しそうである
どういう人についていきたいと思えるのかというと
「入居者さんとスタッフと笑顔で話や仕事をしている」
ということではないでしょうか。
そういう姿を見て、
「この人なら信用できて、相談できる」
と思うはずです。
仕事はできるに越したことはないですが、理想な形を見せることが信用や仕事をこのまま続けていきたいという原動力になります。
知識以上に人間味がある人に惹かれていくものです。
4. 素直な気持ちを持っている
小さな心遣いがあったときに素直に感謝言える人に惹かれませんか。
「スタッフや入居者さんに素直に感謝する」
ことが素直にできる人の姿に魅力を感じます。
そういう人に信用あると考えます。
5. 自信がないのはちゃんと理解ができてないことを認めること
介護やってる上で自信がない部分はあってもしょうがないです。
覚える範囲が幅広いし、説明するのがその分大変だからと言えます。
教えるのに自信がない時は
「ちゃんと理解できているか不安だから」
ではないでしょうか。
自信がない部分は何か考え、学んでみてもいいかもしれません。
それでも知らない部分はでてきます。
知らなかったら知らないでいいのですが、ただちゃんと答えを見つけることが大事です。
分かる人に聞いてみて、ちゃんと説明してくれたら教わる側は嬉しいと思います。
コーチングする側にとても深い学びにも繋がること間違いありません。
まとめ
知識以上にどれだけその人の立場になって伝えていくかが大事と言えます。
十人十色で教えることも大変かもしれませんが、こういった積み重ねこそ必要です。
信用はなくすと信用を取り戻すのが手遅れになってしまうかもしれません。
・親しみやすい人でいること
・素直な気持ちでいること
を忘れないでください。
皆さんにとって参考になれたら嬉しいです。
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