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「グループホームって何?」「メリットは?」その疑問にお答えします

グループホームの良さを知ることで転職になるきっかけになればと思います

私の介護の初めはグループホームを経験しました。

介護の初めがグループホームでなかったら介護を続けてなかったかもしれません。

それだけグループホームには私にとって大きなメリットとやりがいがあったからです。

「グループホームはなんであるか?」
「メリットとは何か?」

を伝えることで転職を考えている介護士さん、また介護未経験で探している方の参考になればと思い、記事にしました。

良かったらご覧なって下さい。

グループホームとは何か

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グループホームは、認知症の高齢者が、家庭的な環境と地域住民との交流のもと、自立した日常生活をすることを目的とした施設です。

他施設の大きな違いはユニットケアをしているのが大きな特徴となります。

ユニットケアとは
・9〜10人を1ユニットで職員を日中3〜4人で配置している
・居室は個室であり、入居者さんに合わした配置ができる
・調理は介護士が担当のため、入居者に合わした食事の提供とイベントごとにあった食事を用意ができる
・職員と入居者が少人数のため顔馴染みの関係ができる
・一人一人に合わした個別ケアがしやすい

これらの特徴があります。

特養と老健もユニットケアを導入していますが、数は少ないです。

他施設だと20人近くの入居者を介護することが大体であり、一人一人と向き合うのは難しく、入居者の負担によって激務になりやすくなる傾向にあります。

その点、グループホームは比較的介護初心者にとって取り組みやすい介護施設と言えるでしょう。

グループホームであればユニットケアを行なっているため
「介護を始めたいけどどこにしたらいいか悩んでいる」
「一人一人と深く関わっていきたい」
「イベント毎レクを積極的にやりたい」

と考えているならお勧めします。

グループホームの仕事内容とは

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主な仕事内容は
・日常生活で必要な食事、入浴、トイレ、移動などで介助が必要な介護技術とレクリエーション、掃除。
・日中と夜間の見守りする。
・外出、買い物などをする。
・入居者に合わした調理、おやつ作りをする。
・入居者様の健康管理のため、バイタルチェックと服薬介助をする。
・看取りケアを行うことがある。

です。

・少人数のため、一人一人と向き合った介護ができやすい
・初心者であっても少人数ケアのため、ゆとりを持った介護ができやすい
・介護度が比較的低いため、身体的負担が少ない

ことがグループホームの特徴となります。

グループホームでの1日の仕事スケジュール

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多くのグループホームは4交代制をとっています。

早番・日勤・遅番・夜勤で勤務をしているので、日勤と夜勤に分けて説明します。

[日勤(9時〜18時)のスケジュール]
9時   申し送りとバイタルチェック
10時  散歩、買い物、レクリエーションをします
11時  記録を書き、昼食の準備をします
12時  昼食の配膳、服薬介助、食事の片付け、服薬介助をします
13時  入浴介助
15時  おやつを提供します
15時半 レクリエーション
16時 記録を書き、夜勤者への1日の申し送り
17時  洗濯物を干す、洗濯物をたたむ、
18時前 夕食の配膳します
18時  退勤

[夜勤(16時半〜9時半)のスケジュール]
16時半 日勤者から申し送りを受けます
17時  散歩をします
17時半〜18時 休憩します
18時 夕食の配膳、食事介助、服薬介助をします
19時 就寝介助をします
20時 記録を書き、掃除をします
21時 定期的な巡視、体位交換と排泄ケアが必要な方の介助、記録を書く、コールが鳴った時、随時対応します。6時までの間の中で、休憩をとります。
6時 朝食の準備をします
7時 起床介助をします
8時 朝食の配膳、食事介助、食事の片付け、口腔ケア、服薬介助をします
9時 記録を書き、日勤者に申し送りをします

施設によって細かな部分が異なることがありますが、このような勤務になります。
他施設の行事やイベント毎などを積極的に取り入れています。

 グループホームのメリット・デミリットとは

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① 介護知識や介護技術など全般的に広くゆっくり学べる
グループホームは介護度が比較的低く、入居者様と洗濯物をたたみ、一緒に料理をできるくらい元気でいることが多いです。

グループホームは
・介護技術よりも料理、掃除、レクリエーションを多く学ぶことが多い
・介護技術や介護知識となると研修と資格をとることが全てである
ので、現場でより専門的に介護技術、介護知識を学びたい方にとっては物足りないことが多いです。

家庭的な雰囲気を楽しみつつ、介護を楽しみたい人にとってグループホームは転職と言えます。

② 介護で必要となる技術は少なく、仕事に慣れやすい
馴染みの関係ができやすい環境であるため仕事を覚えやすく、介護に慣れやすいです。

長年経験すると慣れがくるとつまらなく感じることや多く学びたい意欲がでてきます。

他サービスを経験することで、スキルアップをしたいと考えるからです。

施設毎の特徴は異なり、会社も違えば学ぶことも異なります。

なので異動または転職をしたいと考えるようになりました。

グループホームは介護の初心者にとって働きやすく、いい経験になることは間違いありません。

グループホームはこんな人が向いています

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① 家事が得意な人
家事が得意な人ほど活躍する場面が多いです。

例えば料理であれば
・入居者さんに合わした料理を提供できる
・イベント毎で料理を出すときに活躍できる
・おやつも作れると入居者様に喜ばれやすい
・入居者様と料理の知恵を出しあい、一緒に料理ができる

事ができるので、重宝します。

入居者様にとって多くの関心は料理なので、活躍できることは間違いありません。
掃除が苦でなく、得意であるとよりいいです。

・シーツ交換と掃除は業務で必要であるから
・掃除は入居者様が居心地の良い環境を作れるから

ということを挙げられます。

② コミュニケーションが得意な人
コミュニケーションが得意である人が向いている理由として、
・レクリエーションができる
・1体1のコミュニケーションが必要である

ことに繋がるからです。

レクリエーションをグループホームは大事にしている施設が多く、認知症予防のために行っています。

多人数の前で話すことなど多いので、多くの話題を話せることなどのコミュニケーションが得意な人ほど活躍しやすいです。

また認知症の人のコミュニケーション技術は話を一つ一つ傾けて傾聴することが多くであるからです。

③ 介護初心者の人
家事が得意な人、コミュニケーションが得意な人は活躍できることをここまで説明しましたが、どれも得意でなくてもいいです。

という理由としてグループホームは介護初心者でも取り組みやすい職場であるからです。

・料理を学ぶ事ができ、掃除の仕方などはマニュアル化しており、初心者でもやりやすくなっているところが多い
・他サービスに比べ、入浴介助、移動介助、食事介助などといった介護技術は難しいことが少ない
・認知症の人のコミュニケーションのとり方を学べる
・少人数のケアであり、一人一人と向き合いやすい
・レクリエーションの多くを学べる

事が挙げられます。

慣れてしまえば苦労することが少なく、介護を少しずつ学べるようになっているからです。

私自身、介護の初めはグループホームであり、何も得意なことはありませんでしたが、多くを学ぶ事ができ、他施設に働く経験値になりました。

グループホームから始めてみることをお勧めします。

まとめ

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介護施設にはそれぞれの特徴があって、理解しないと
「イメージと違う!」
ということはよくあります。

求人で見ることだけでなく、
・面接の時にどのようなことをしている施設であるか
・施設内見学できたらお願いする

など色々気になることを聞いてみた方が、納得のいきやすい介護施設を選べるかと思います。

どこの施設にもメリットはあるので、自分の向いている施設であるかも検討をしてみることもお勧めします。

皆さんにとって参考になれたら嬉しいです。


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