見出し画像

「介護未経験でも大丈夫!?」「介護職のメリットは?」介護歴10年のベテラン介護福祉士が包み隠さずお話しします

未経験でも介護職に向いている人の特徴を介護歴10年のベテラン介護福祉士が語ります

ネットでは多くの求人が
「介護未経験でも可能!」
とよく見るかもしれません。

「未経験でも大丈夫なの?」
と疑問に抱くと思います。

結論、可能です。

①介護のスキルは多くは現場で培うもの
②人柄や今までの経験を大事にされている

なので、意欲が伝われば未経験でも働くことは可能と言えます。

私自身介護は未経験でしたが、介護職につけました。

現在、介護歴10年の派遣介護福祉士として働いています。

知識がない分、苦労することは多いかもしれません。

ですが、「人に役に立ちたい!」と思っている人にはやりがいの多い仕事と言えます。

「そもそも介護職のメリットは?」
「どういう人が向いているのか?」

と疑問を抱いている人は多いかもしれません。

今までの経験と知識でどういう人が向いているかお話しします。

1 介護職メリット5選

1.1 先行きに不安がない

画像1

・社会的に地位が高い
・家を建てる時、所得があまり高くないが、ローンが組める
・食いっぱぐれもないので先行きに不安がない
・介護は仕事がなくなる事がない仕事の一つ
と考えています。

長く続けていけば国家資格の一つの介護福祉士を取得できます。

なので食べていけなくなるという不安は他の業界よりも少ないと思ってます。

1.2 実生活に生かせる

画像2

・熱などの病気の知識が身につく
・薬の知識が身につく
・介護制度について勉強できる

と考えています。

身近な人が熱などの症状がでてきても、知識があるため冷静に対応がきます。

病気が進行しないための食生活などで気をつけたらいいことも一緒に学べられます。

いつかは介護が必要になった時、必要となる知識を多く知れる事が大きなメリットの一つに間違いありません。

1.3 人生の先輩に関わっていられ、学ぶことがたくさんある

画像3

・平均80歳以上のおじいちゃん、おばあちゃんの経験が聞ける
・平均80歳以上のおじいちゃん、おばあちゃんの知識を学べる

ことです。

ユニットケア型施設で働いていた時の話です。

お雑煮で利用者さんと一緒に料理している時
「人参を桜みたいに切ると見た目も綺麗で美味しくなるよ」
と言われ、桜の形になる切り方を教わりました。

他お米のとぎ方、味噌汁の作り方、じゃがいもを包丁で切る方法などの料理の仕方を教わり、自宅で料理できるようになりました。

料理ができるようになったので地元の友達と鍋パーティー、焼き肉パーティーなど友達と料理と食事を楽しめることができました。

また平均80歳以上のおじいちゃん、おばあちゃんの経験が聞き、介護の仕事をしていなければ聞けなかっただろうと話を聞け、自分の人生のあり方を見つめなおせます。

結婚したらいい人などといった相談もでき、的を得た回答が返ってきます。

これらの経験は介護の現場でないとなかなか聞けません。

1.4 人に必要とされることが嬉しい

画像4

「あなたがいると賑やかになるわ」
と利用者に言われます。

「ありがとう。あなたが来てくれて良かった」
「あなたがいると安心するわ」
と家族様に必要とされることです。

利用者様とご家族様に必要とされるとこれ以上のない喜びではないかと思ってます。

1.5 感謝の言葉を言われること

画像5

介助をしていた時に
「いつもありがとう」
と利用者さんに言われます。

看取りの時にご家族様から
「介護施設に預けるのは不安であった。でもいつも母は感謝していた。この施設を選んで本当に良かった。ありがとう。」
「こんなにも父がのびのびと生活ができていたのはスタッフさんがちゃんと見てくれていたから。ありがとう。」

と言われることです。

これらのメリット、働きがいがあるから介護職はやりがいの多い仕事と考えています。

これまでの経験と知識で介護職に向いている人をお話しさせていただきます。

2.介護未経験者が介護職でうまく働けるようになるコツ5選

2.1 笑顔で挨拶や感謝を素直に言える人

画像6

人間関係が全てといってもいい仕事であり、一番必要な要素と考えています。
介護士はご利用者様の身の回りの世話や相談援助などの介護サービスを提供しています。
現場にはケアマネ、看護士、ユニットリーダーなど配置されており、相談しながらご利用者様の生活支援をしていきます。
なので、入居者様と職員間のコミュニケーションは必要不可欠です。
笑顔で挨拶や感謝を素直に言える人であると、
「この人なら任せられる」
といったような信用を持てる人と印象がもち、人間関係がスムーズにいくと仕事が円滑で楽しく働くことにつながります。

2.2  コミュニケーションをまめにとる人

画像8

・円滑な人間関係の構築ができること
・入居者様の小さな変化に気づける

からです。

お互いが気遣う関係であると楽しく働けるようになることは間違いないです。

小さなオシャレや髪型とかに変化あったときに褒めあえると嬉しくなりませんか?

そういった気遣いができる人の方が入居者様と職員の人気はでてきます。

また介護士は入居者様の小さな変化に気がつく役目もあります。

入居者様の変化は急にでてくることもあるからです。

現場で何があったか知るとなると介護士が一番に聞かれます。

なので、小さなことでも話し合えるようにした方に越したことがないからです。

2.3  分からないことは相談する

画像7

どの仕事でも言われるかもしれませんが、必要な要素です。

介護技術的なこと、薬など覚えることが多いです。

また入居者様の要望や状態変化などに戸惑う場面は多くあります。

なので、分からないことは相談することは必須です。

2.4 研修の参加や資格をとること

画像9

積極的に研修や資格を取ることを強くお勧めします。

現場では教えきれない部分はたくさんあり、介護知識の理解も同じくらい必須と言えます。

分からないことを減らした方が働きやすいからです。

1番のおすすめは介護職員初任者研修です。

介護の基礎的な部分を勉強ができるからです。

施設で補助金を出すところが増えている傾向があるので、確認を取るといいかもしれません。

2.5 入居者様の人生歴・既往歴を知る

画像10

入居者様のことを積極的に知る努力をしましょう。

介護は入居者様の生活を支えることが仕事であり、入居者様のこと知らないと困る場面は多くでてきます。

入居者様の事を知ることで考え方や病気で気をつけてほしい事が見えてくる部分が出てきます。

人生歴・既往歴が見えてくると仕事を理解して働けます。

先輩スタッフに聞く、またはそういう内容をまとめた資料はあるはずなので見る事をお勧めします。

これら5つの事ができていると評価は高く、現場のスタッフや入居者様に人気がでてくるはずです。

まとめ

画像11

・介護職のメリット
・どういう人が介護に向いているのか

をお話しさせていただきました。

介護未経験でも人間力が高い人が向いていると言えます。

経験がなくても知識を増やせるための努力をしたらどうにかなることが多いです。

「介護職のキャリアアップのためにどうしたらいいか?」
などについても記事を書こうと考えています。

気になる方は次回の更新を楽しみにしてください。

よろしければサポートをお願いします。サポートさせていただいた費用はクリエイターの活動費として使わせていただきます。