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「お風呂に入りたくない!」介護歴12年の介護福祉士が考えるアプローチ5選ここだけ公開します

アプローチ力をつける

介護施設で働く介護士、在宅介護をするヘルパーの仕事は入浴介助が必須な仕事です。

認知症のお客様・利用者様は
「毎日入っているから今日はいいよ」
「今日寒いから入りたくない」

と言います。

どのようにして入浴に誘うかも介護士の腕にかかっていると言ってもいいでしょう。

介護歴12年の経験してますが、うまく誘えられるかと言われると100%うまくいく誘い方はできません。

・少しでも入浴したいと思わせる声かけの仕方
・入浴以外の選択肢を提案できる声かけの仕方

を知ることが重要です。

この記事を参考にすることで少しでも入浴の声かけの仕方について知ってもらえたらと思い、記事にしました。

よかったらご覧なってください。

1. 入浴したくない理由を知り、いいと言われる提案を考える

入浴したくない理由を知ることが一番です。

「寒くて入りたくない」
と言うならどこが寒く感じるのかを聞いて、エアコンなどで室内が暖めるような工夫を考える。

「毎日入っているからいい」
と言うなら実際はどれくらいの頻度か伝えて、それでも無理なら入浴以外の選択肢も考える。

といった発言に対して、どういうことをしたらいいか声かけをしましょう。

2. 入浴のメリットを伝える

高齢者にとって入浴はめんどくさいし、入浴すると疲れやすいのも事実です。

入浴のメリットを伝えると意外と入ってくれることも多いです。

例えば
「肌が乾燥しているので、お風呂入ってからお薬つけると痒くなくて眠れますよ」
「昼間に入った方が寒くないので、ゆっくり入れますよ」
「明日お出かけしますので、綺麗さっぱりしませんか?」

といったアプローチで割と入ってくれるかもしれません。

とはいえ、身体的な不安が大きいとそれでも難しい場合もあります。

3. 妥協案を考える

身体的不安があるから入りたくないこともあります。

無理はしなくてもいいかもしれません。

・実際に血圧が高いことや低い
・病気で調子が悪い

といったことがあるからです。

入浴以外でも清拭、足浴などといった方法はあるので、
「今日は暖かいタオルで体を拭きませんか?」
「足を温めると健康にいいですよ」

とすすめてみるとよかったりするかもしれませんので、お勧めします。

4. 今まで入浴していた習慣を見直す

入浴拒否がずっと続いている人は今まで入浴した時の状況を整理することをお勧めします。

いつも入浴後ビールを飲まれているなら
「お風呂上がりにビール用意しますよ」
といった声かけをしてみたら入浴の頻度が増えたことがありました。

同じようにお酒が好きな入居者様がいたら一緒にすすめてみて、晩酌といった状況を作っても面白いと思います。

現状コロナ禍で一緒に晩酌は難しいですが、入浴したらいいことがあるような仕組みを見直すと動機作りになるので、お勧めです。

5. 不調を抱えてる可能性を考える

いつも入浴するのに断る場合は不調を隠してるかもしれません。

「最近、足がおぼつかない」
「体の調子が悪い」

といった理由を持ってるのは
・薬の服薬ができなくなった
・食事が食べれないことが多くなった
・別の病気を抱えてる
かもしれません。

訪問介護の仕事をして、こういう人がいました。

入浴したくない理由の聞き取りをすることも大事なので、次に活かせるように話を聞きましょう。

まとめ

入浴のアプローチの仕方次第で、入浴できるケースは多いです。

これからも介護にまつわる記事を更新しますので、よかったらご覧なってください。



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