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介護歴13年の介護福祉士が身に付けた『介護→快護を実践する介護力』6選紹介します

考え方次第で介護の仕事を楽しむ事ができる

「理想の介護士はどんな人ですか?」
と聞かれた時どう答えますか?

・手際良く業務をこなす
・どんなトラブルがあっても冷静に対処できる
・お客様、ご家族様の対応が神対応できる
・認定介護福祉士の資格を持っている

などなど介護現場にとってスターみたいな人が多いと思います。

「プロの介護士に教わりたい!」
と思っても『プロの介護士』をネットで調べても見つかりません。

なのでどこで学び、誰に教わるかはほとんどが働いている会社、上司、同僚のやり方をベースで考えて介護をしているので会社依存と言ってもいいでしょう。

私自身
・様々な職場(グループホーム、ユニット型と従来型特養、訪問介護、有料老人ホーム)に転職
・ユニットリーダーを経験
・500人近いお客様を介護

をしてみて思うのはお客様一人一人の育ち方、性格など違うので介護方法はたくさんあってもいいと考えています。

介護士も同じように同じ人ではないし、得意なこと苦手なことはあるからです。

何が大事なのかと言いたいのは
『お客様が満足できるようなサービスの考え方』
を持つことが重要と考えています。

考え方一つで
・介助方法
・適切な介護の仕方
・声掛けの仕方

などに影響あると言ってもいいでしょう。

教わる場として一番手っ取り早い方法は
『どこかで働いている介護福祉士が職場で成功してる事例を見る』
ことです。

このブログでは私自身の介護の考え方を伝えることで
「自分の介護の考えを見直したい!」
「成功している事例を知りたい!」

という人に向けて記事を公開しています。

よかったらご覧なってください。

1. 積極的に会話する

お客様は
「自分を大事にされたい!」
とほとんどの人は思っています。

介護施設の介護士は職員の配置はお客様3人に対し、職員1人の配置なので
「介助しているお客様と会話はできやすいですが、自立しているお客様ほど会話するタイミングが少ない!」
ということはよくありがちです。

できるだけ全員と接点を持つように努力しないと
・お客様の信用がとれにくい
・時にクレームにつながりやすい
・お互いの苦手意識を持つため介助しにくい

のでできるだけ関わりを持つと得する場面が多くなります。

私が心がけていることは
一言でも話せる場面を作る』
ことです。

例えば
○朝刊、夕刊を渡すタイミングで「天気や今日の予定を伝える」お客様が1人で習字していることに対し「すごく上手いですね!これは何をしているのですか?」
○入浴のタイミングでお客様の好きな話題を考えて話をしてみる
○以前話をして気になったことの質問を次の話題にする

などなどお客様一人一人の話すタイミング、話題を考え、話をします。

そういう事がきっかけでお客様の方から話をしてくれるようになり、信用を得るようになるのでおすすめです。

2. どういう悩みを抱えてることを考える

お客様の悩みを知る方法として
・アセスメントの情報を見る
・何の悩みを抱えているか
・日々何を訴えているか
・日々の様子を記録
・他職員と情報共有

を日々行うことを介護士の仕事として行なっていると思います。

情報収集だけで終わるのでなく
『悩みに対して具体的な支援はどうしたらいいかを考え、行動してみる』
ことです。

元々具体的な支援方法は決めていることがあればそれに沿った支援方法は行い、もしそうでなければ提案を考えます。

例えば
○ご飯の時に用意してほしい個人持ちのおかずを用意する
○日々立ち上がりにくいと言っている人に立ち上がり補助を考え実践する
○いつもお湯がほしいとおっしゃっているタイミングを見てお出しする
○会議などで決まっていないことの具体的な提案をする

などです。

そういった小さな行動がお客様の悩みを軽減し、
「この人は見てる人!」
と思わせ、信用がより固まります。

3. 趣味嗜好を考える

『お客様の好き嫌いを把握して日々ケアを行う』
ことです。

例えば
○お風呂嫌いなお客様が気持ちよく入浴できるような声掛けと介助する
○好き嫌いな食事を把握し、それに合わした食事を用意する

○朝起きることが辛いお客様の気持ちよく起きられる声掛けと介助する
などを行います。

・体をうまく動かせないお客様にとって入浴、食事、朝起きると言っても毎日うまくこなすことが苦痛かもしれない
・認知症のお客様にとって入浴はそこまで重要じゃなくもしかしたら昨日もしくは今日入った感覚である

ということを理解しましょう。

お客様が苦手や辛いことに対して気持ちよく過ごせる動機づけを考えて介助すると
「嫌だったけどこの人の介助は気持ちよく起きられるからいい」
「入浴する理由の説明されたおかげで理解して安心して入浴できた」

ということに気づき介助できます。

4. 100%うまくいくなんて難しいこともある

時に思いがけないお客様の拒否する場面があります。

お客様の言動だけでなく
『なんで嫌いなのか?』
を考えて介助するといいかもしれません。

普段のない行動であった場合
○体調不良を隠している
○今までストレスだったことがあった
○本人なりのちゃんとした理由がある

可能性が高まるからです。

そう言った時は
『謝罪し、お客様の話を傾聴してみる』
ことをお勧めします。

そういった真摯な姿勢が信用を得られるです。

時にお客様の感情が高まり話を聞けない場面もあるかもしれません。

そう言った時は悩みの聞き出しがうまくできなければ他の人にお願いしてみると答えてくれることもあります。

うまくいかなくても
「次の機会あれば他の方法を考えよう!」
と前向きな姿勢で臨むといい結果に結びやすいです。

5. 人それぞれの生き方があることを理解する

介護士にとって
『割り切る気持ちをつくる』

ことはとても重要です。

他施設をたくさん経験しましたが
「どんなに器用にこなす介護士でもお客様の拒否に全て対応できるのは難しい」
ということに気づきました。

・入浴拒否があるお客様に対し、介護士A ができて介護士Bができる
・介護士Aは器用であっても介護士Bはレクができない

など得手不得手あるからです。

人間である以上
○好き嫌いな人がいる
○苦手な分野がある
○同じ環境で過ごしてないので考え方が違う

ということは基本中の基本として理解しましょう。

なので
・施設長の指摘であっても現場をずっと見てないので現場とのズレが大きくある
・お客様で苦手な人がいる
・苦手な上司や同僚がいる

など現場あるあるです。

私には
・人見知り
・コミュ障
・レクや料理が苦手
・血や刃物が苦手

といった沢山のコンプレックス、苦手なことがあります。

今までの介護士の経験で身につけたのは
『苦手であるからこそ代替え方法を考える』
『変わりようがないことも理解し、うまくやっていく方法を考える』
『違う人間同士こそアイデアはたくさんでて楽しいこともある』

という思考でした。

そう考えたら辛いこともあっても
『今日は大変な1日だったが明日はいい日になる!』
『今日もまた勉強になった。次に活かそう!』

とポジティブに過ごせるようになりました。

6. いい雰囲気作りをする

介護の仕事ほどたくさんの人に囲まれて仕事をすることはないです。

・同僚
・上司
・ケアマネ
・施設長
・看護師
・お客様と家族様

などお客様中心で物事が多様的に関わっています。

だからこそ一人一人を尊重して
・同僚から仕事で助かったことに対し「ありがとうございます!」と伝える
・上司で陰で支えてもらっていることに対して感謝を伝える
・ご家族様と会った時に挨拶や少しお話ししてみる

といった行動は職場の雰囲気作りとしていいことです。

感謝や褒め言葉はチームの雰囲気が良くなり、お互いが助け合って仕事ができるようになります。

当たり前のことをしてくれたとしても感謝の気持ちや褒め言葉を忘れないでください。

まとめ

お客様にとっては「悩みを解決するのは当然のこと」
同僚、上司にとっては「介護士として当たり前」
と思われ時に介護士の仕事は評価されづらい場面があるかもしれません。

ちゃんと一つ一つ丁寧にこなせば見ているお客様、同僚、上司はいるはずです。

私自身ふとした時に
・お客様が「あの時はありがとう!」
・同僚や上司から「なんであのお客様とうまくいくの?」「フォローしてくれてありがとう!」

と言われるので
『あの時はいいケアができた!』
と思い介護士として自信がつき楽しくてこの仕事を続けています。

これからも介護士のためになる記事の投稿をしますので、次回も楽しみにしてくれると嬉しいです。

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