マスクの意外なデメリット!?入居者さんが「なんでマスクしてるの?」から学ぶ言葉の真相を教えます
マスクは利用者さんにとって大切な情報を隠しています。
今の世の中、コロナ対策の感染予防でマスクをして仕事をしている人は大体です。
介護施設で働いていると入浴介助、食事介助などの日頃の業務の中でもマスクをつけることが義務付けられてます。
それだけマスクはメリットがあるからつけているはずです。
一年前から私はつけていて今では体の一部といってもいいかもしれません。
そんな私が最近入居者さんに
「あなた綺麗な顔をしてるのになんでマスクで顔を隠しているの?」
と言われたことがあります。
今まで
「コロナ対策だから」
と言ってましたが、大切な情報を隠しているのではないかと気づきました。
マスクをしていることのメリットだけでなくデメリットを知ることで、入居者さんと関わる時に気をつけておくと関わりやすくなれます。
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表情を見えない
人の表情を見て、人と話してませんか?
慣れ親しんだ中であればいいのですが、正直コミュニケーションしづらいです。
これは入居者さんにも言えます。
話をする時どこを見てるかというと顔全体です。
マスクで表情が見えづらくなってるため、コミュニケーション取りづらい原因になってます。
入居者さんにとって私達は慣れ親しんだ人でないように映るので、話すとき慎重にしないと誤解を生んでしまうかもしれません。
顔以外の情報だとスタッフの違いが体型、髪型ぐらいで、名札がないと分かりづらいです。
名札見ても認知症であると入居者さんは名前がわかっても
「誰?」
と思い、分からないかもしれません。
体験談として夜勤で初めて入居者さんに排泄介助に入るときとても嫌がられ引っ掻かれそうになりました。
他のスタッフでは
「そういうことがない」
と聞いたので驚きを隠せなかったです。
マスクつけているからこそ、声掛けや日頃の関わりを大切にしないと誤解を生みます。
拒否している理由の一つとして表情が見えないから怖いと思っていることは十分あり得るかもしれません。
言葉が聞こえづらい
入居者さんは高齢であり、難聴であることが多いです。
マスクをしているといつもの声では
「なんて言ったの?」
というくらい聞こえづらくなります。
いつもより声を高く、はっきりした声を意識しないと余計聞こえません。
高齢者であると
「低い声でゆっくり、はっきりと話す」
と聞こえやすいと言われますが、なかなか難しいです。
耳が難聴の人と会話するとき、無反応の時もあり
「どこまで聞こえているのかな?」
と思う時があります。
100%聞こえているということはないと思っていいかもしれません。
人によってホワイトボードで筆談してもいいかもしれません。
口の動きが見えない
マスクをしているので、口元の動きが隠れてしまいます。
高齢者にとって表情の動きと同じくらい口元の動きは会話する上でよく見ている場所です。
口の動きだけでなんとなく言いたいことがわかる情報だったりします。
マスクで見えないとどこを見てるかというと目線やしぐさ、身振り手振り、言葉を情報にしてます。
メラビアンの法則で言われてますが、
・聴覚情報が38%
・視覚情報が55%
・言語情報が7%
するわけで、2割〜3割位くらいは落ちていると考えてもいいでしょう。
耳が聞こえないという背景には口の動きがわからないということもあり得るかもしれません。
言葉と身振り手振りでコミュニケーションをしましょう。
まとめ
マスクすることが悪いとは思いません。
マスクはコロナの感染予防として非常に有効的です。
コミュニケーションの妨げになっている原因になっています。
これらを踏まえた上で、入居者さんにとってコミュニケーションが楽しいと思える会話ができる参考になればと幸いです。
過去の記事でコミュニケーションにおいて必要なことは書いてます。
リンク貼りますのでよかったらご覧なってください。
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