人間は単純か複雑か。それは美の探求か怠慢か。
私は言語学が好きだ。
言語という人が勝手に生み出したものでさえ、そこには何かの法則があって、何かの規則によって変化している。
言語学のある権威は言語を雪の結晶に喩えたそうだが、それは雪も言葉も、多種多様な種類がありながら、自然法則によって形が決定されるというプロセスを取るからだ。
物理を私は高校の時に挫折したが、それでもこの宇宙が一定の物理法則で動いているということには途轍もない美しさを感じる。
少ない法則から多種多様な現象が説明できるという事実は、美しいのだ。
そして、