日記 2024.5.8

最近少し鬱気味である。鬱であるとハッキリと言われた訳でもないし、医者にもかかっていないのでこれが鬱だと断言はできないがきっとこれが鬱なのだろう。だがもし世の中の言う鬱というものが、ただ漠然と生きる希望を感じられなくなる病なのだとしたらきっと自分は鬱ではない。この気持ちの重たさや暗さには明確な理由があることを自分は理解している。だからこそ今文章を打っているのだ。このnoteを状況の分析と改善点を見つける為のメモ帳にさせて欲しい。
現在自分はバイトをして生活している。どのくらい働いているかというと週に5回、8時間労働である。もはやサラリーマンウーマンと言っても過言では無い。休みの日は将来に不安を覚えながらいつもより早く流れる時間に溜息をつくだけだ。今の沈んだ気持ちの原因は間違いなくバイトである。
バイトであるがそのバイト先が少し変わっているのだ。会社はバイトに正社員と同じ働きを所望する。会社は働き手に多大な知識のインプットを要求し尚且つ人間性を重要視し人との繋がりを大事にする。そんな職場だ。自分が苦しめられているのは…どこなのだろうか?確かに分かっていた感覚があったのに、いざ考えると分からなくなってしまった。
それでは今日の出来事を抽象的に話そう。今日はぼちぼちの日だった。悪くない。決して悪くないのだ。店の掃除をし、客に物事を聞かれたり逆に客に何か困っていることは無いか聞いたり…そもそもそれが自分にはきっと向いていない。自分だったら買い物の時に店員に話しかけられたら嫌だ。
少し嘘をついた。店員に話しかけられるのは嫌だが自分が店員として話しかけるのは案外嫌では無い。きっと向いてはいるのだろう。問題はここである。話しかける事だ。話しかけると言っても無闇に世間話をしに行くのではない。職場では、少々専門知識を必要とするものを取り扱っているため、ただの無知な一般人の手助けをする為に話しかけるのだ。
だがここで問題が発生する。話しかける人間も元は一般人である事だ。中途半端に力をつけた初心者は、一般人に対して間違った専門知識を伝えてしまうことがしばしばある。それが自分だ。頭では自分はまだ未熟者であると分かっているが、その専門的な事について、上澄みだけ分かっているので少し掘り下げた時に分かった気になってしまいボロが出る。それは会社的には避けたいのだ。会社は優秀な人材を欲する。だが貴方の親が昔は子供だったように優秀な人材も昔は初心者である。会社にとって初心者を扱うことは避けられず、初心者を育てていくことが必須になるのだ。
ここからようやく本題に踏み入っていこう。どうしてこんなにも気分が暗いのか。自分は今日初心者なのに優秀な人を偽っている事に注意された。そうだ。自分の力を過信していることに注意をされたのだ。会社が求めるのは初心者の教育。教育の対象となるものが教育を受けずにどうするというのか。
自分がバイトをしている主な理由に「自立した人間になりたい、社会を知りたい」というものがある。自分は未熟者だ。世間を知らない強がりで脆い傍から見たら青臭い人間だ。自立した人間とは、どうやってなればよいのだろうか。親と子の話同様、自立した人間も昔は支えられていたのだろう。掴まって歩けるようになって、小さな歩みから素早く走れるようになって、自転車を補助無しで乗れるようになって。そうやって一つ一つ1人でできることを増やしていったのだろうか。
初心者である自分が、人間も初心者である自分が自立するには、きっと他の立派な人達に支えてもらうしかないのだろう。
自分の中で結論が出た、周りの人達の力を借りながら1歩1歩自立していこう。一つ一つ知識をつけて自分も周りも納得ができるような、満足ができるような体験をしていこう。人生は経験である。1度だけだ。たくさんの事に挑戦してもっと自分の可能性を見つけていきたい。


こんな1600字で暗かった気持ちが晴れていくのだ。やはり自分は鬱では無いのかもしれない。これを今日の日記とする。


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