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ロシア語能力検定4級

私は、2020年4月からロシア語を独学で
カタツムリのようなゆっくりのペースで
学習していた。
きっかけは、ロシア人少年ピアニストが
詩の朗読をしている動画を見て
なんて美しい響きなのだろうと魅了
されたからだ。それ以前から
ロシア雑貨や芸術に興味があり、
一度も訪れたことがない国だけど
なぜか惹かれる国ではあった。
今年2023年の春に、なかなか上達しないのは
格変化と文法を覚える気がないからだと
自覚して、一念発起して覚えようと
いう気になった。それで、せっかくだから
4月の中旬ぎりぎりになって、
ロシア語能力検定の初歩レベル4級の
受験を申し込んだ。
それから試験の日の5月28日までは、
何を差し置いてもロシア語学習を優先して
過ごした。
結果発表は7月12日、250点満点中226点で
合格できた。
物覚えは良くないし、50代のおばちゃんだけど、
やればできると自信がついた。初歩のレベル
なのでロシア語の自信ではなく、いくつに
なっても努力の成果は出せるという点で。

独学の学習方法を紹介したいと思う。
まず2020年4月からNHKのテレビ番組
「ロシアゴスキー」を見始めた。
モスクワとサンクトペテルブルクの
観光名所やお店などで撮影されていたので、
観光気分を味わいながら、よくわからな
くても、とにかくロシア語を発音してみて、
わくわく気分で楽しみながら学習できた。
でも初歩から順番に学習したいと思い、
同年夏からは、NHKラジオ講座の入門編を
聴き始めた。
最初は「習うより慣れろ」の精神で
続けていて、少しずつでも慣れていって
苦労少なく習得したいと思っていたが、
その考えは甘いとやっと気づいたのは
今年の春だった。
片言は覚えても、単語の格変化や文法を
覚えなければ、これ以上前に進まない。
そんなわけで、きちんと学習することに
決めて、検定試験を目標に励むことが
できてよかったと思う。
NHK以外にも、本でも学習した。

柚木かおり先生の「はじめてのロシア語」は
初心者にもわかりやすく説明されていて、
単語の格変化の表も見やすくて役に立ち、
私は最初にこの本を選んでよかったと思う。


こちらの単語帳は、CDの音声がナチュラルな
スピードで、感情も伝わり、いかにも教材用
という感じでなかったのがよかった。
なかなか覚えきれず、学習は継続中。


こちらは文法のテキストで、ネットで調べて
評判がよかったので購入した。まだ少ししか
活用してないけれど、これから3級に向けて
学習していく予定。

それと過去問は必須だった。
過去3回分の過去問を解いて勉強
していたのはよかったと思う。

4級合格でも、まだまだ初歩の段階に過ぎず、
つかの間の喜びを味わった後は、マイペースに
戻ったけれど、また学習を続けている。
閃きで始めた学習だけど、今は目標があり、
コロナ禍に、通販で購入したロシアの絵本を
読めるようになりたい。絵を見たさに
購入したけれど、物語も知りたいと思う。

ロシア語学習を始めてからこれまでの間に
思いがけないことが起きたけれど、
今年の外国語大学へのロシア語志願者数は
逆に増加したと新聞で読んだ。
私は中年なので、趣味で終わると思うけど、
早く平和が戻り、若い人たちが何も妨げられる
ことなく、ロシア語圏で活躍できる日が
来ますようにと願う。







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