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ファイナル・カウントダウン

遠い昔、10代のころ、Europeというロックバンドの

レコードアルバムを1枚持っていて、その中で

最も好きな曲が「The Final Countdown」と「Carrie」

であった。ということを最近思い出した。

今では、クラシック音楽などを好んで聴いているけれど、

Europeに限らず、若かりしころに好きだった洋楽を

聴いていると、心が若返ってくるように感じるとともに

昔より深く理解できた歌もあり、なかなか面白い。

特にヨーロッパのボーカルのジョーイ・テンペストの

声には光るものがあり、情感豊かでありながら

熱くなりすぎずに透明感が感じられるところが

好きだったように、今振り返って思う。

話を「ファイナル・カウンドダウン」に戻すと、

この歌の歌詞の大まかな意味は、

「我々はともに地球を離れ、金星に向かう

責められるべき人はいない

物事は元には戻らないのではないか

金星の人たちは、我々をずっと見てきて

そして歓迎してくれるかもしれない

何光年も経て、わかることもあるだろう

そして地球を恋しく思うだろう

最後のカウントダウンの時」

全訳ではなくて、自分で訳してみた大まかな意味。

今一度この歌の歌詞に思いを寄せると

1980年代に未来を予感して書かれたかの

ように思う。もうレコードは手元にないので

ネットで調べてみると、作詞作曲はボーカルの

ジョーイ・テンペスト。今は、いい感じのおじさんに

なっているけど、歌う姿を動画で見ることができて、

昔のはじけるような勢いはないけれど、いぶし銀の

ような落ち着きが見られ、声も昔のようではないけれど

透明感が色あせていないのが嬉しい。そして

話しぶりなどを見ても、どこか軽やか。

また話を元に戻して、わたしたちのファイナル・

カウントダウンは始まっているのだろうか。

2020年より以前の世界にはもう戻らないと思うし、

それまでも変化は続いていたけれど、これから

もっと加速していくと思われる。

金星に行くのか、他の星に行くのか、地球が新しく生まれ

変わるのか、どうなのかわからないけど、変化の中にいても

変わらぬ大切な何かは見失わないようにしたいと思う。

また、善と悪、支配者と被支配者という関係を

知りつつも、対立や分断や争いに引っぱられていかない

ことがとても重要なことであると思うし、世の中で

起きていることを無視はできなくても、

できるだけ自分の中に平安を作ることを意識して

いきたいと思う。

来年に向けて思いを馳せつつ書いてみました。






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