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君たちは決して一人ではないから#ワンキャリアスーパーライブクロージングセッション

2019年にイチローさんが引退された。
生涯の通算打率は.322。10回打席に立てば3回はヒットを打てるという素晴らしい選手だ。

僕は2年ほど野球をやっていたがやめてバスケに転向した。
もともと道具を使ったスポーツが下手だと思っていたからだ。

それから30年。今回のイベントはこのやめた理由を改める機会になった。
道具のせいではなく、失敗体験が多い野球が苦手だったと…

あぁ…今回はワンキャリアスーパーライブのイベントレポだ笑
気がつくとイベントレポなのに4000字を超えていた笑
無駄話が多いことを許してほしい。はじまりはじまり。

・・・

『西島ぱいせん、おつかれさまです!突然のご相談で申し訳ないですが、7/18の夜ってご予定いかがでしょうか?』

この文章には、たくさんのツッコミどころがある。もしかしたら創意工夫とも言えるかもしれないが…

①『ぱいせん』という言葉を使ってうまく相手を気持ちよくさせている
②『突然の相談』と『申し訳なさ』を組み合わせることでネガティブな印象を小さくしている
③予定を直接言わないことで、想像力を掻き立てる
(てっきりオンライン合コンかと思っていた…)

ワンキャリアの若武者こと、寺口くんからだった。
僕は彼の『ぱいせん』ではない。同い年だ。
大体こういう話は突然だ。
そして、内容は、合コンではなく、ワンキャリアライブのお誘いだった。

僕は心の中で小さなガッツポーズをしながら、なにかちょっとだけ小さな穴が空いた…感じがした。合コン…じゃ…ない…のか…

「出会いを活かす、自分を知る」こんなテーマで話をしたいと。

人は判断をする時に大脳で考える場合と脊髄で反射する場合とがある。
この日、反射に近いくらい早く、「出ます」と答えた。

判断と反射の間くらいの対応だった。
多分僕は、それが合コンであっても同じ対応をしていたと思う。
誰かこれに名前をつけてほしい。

そして、こんなふうに…毎回冒頭長めになることを許してほしい。

嫉妬を感じるほどの登壇者たち

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内容を聞く前に何より素敵なメンツに心躍った…
ナイル株式会社の渡邉くんハフポスト日本版の南さん

渡邉くんは新卒ナイルに入社した素敵人材。
noteからもほとばしるロジックさと分析力が僕は半端なく好きで、自分が持っていないものをたくさん持っている。
自己紹介で『最近自我が芽生えてきた人材』って言っちゃう。
なんや、このキャッチコピーおもろすぎるやん笑
嫉妬。ただただ嫉妬…笑

以前、一緒にイベントに登壇したことがあったし、なんだか懐かしい感じもした。

南さんは会ったことはなかったけどいくつか記事を読んだことがあった。
等身大なんだけど博識、彼女の紡ぐ言葉はすごく素敵だなと何度も思った。

別の記事だけど『ちょっと青臭いんですけど、どのような時代になろうとも、パブリック・リレーションズの根幹にあるものは「たった一人の情熱」ではないかなと思います。』

すげーいい言葉綴るじゃん、この人。なんだよこれまた素敵人材かよ笑
と心の奥底でリトル西島が嫉妬していた…笑

先人からの影響とエクセル

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今回のイベントのハイライトの一つは、ファシリテーター寺口くんの質問がキレッキレだったということ…笑
一問目は、『影響を受けた出会いは?』という質問だった。
3人のエピソードこそバラバラだったけど共通項はあった。

『僕たちはかなり先人たちに影響を受けてきた』

そう、僕らは思ったよりも影響をたくさん受けてきた。
しかも誰にその影響を受けたかを忘れるくらいその時代ごとにたくさん影響を受けてきた。
キラキラしているように見えている人も決して自分の軸がはじめからあったわけではない。だからゆるく楽しく出会ってほしいなって思う。

ちなみにココで出てきた分人主義は、ぜひ読んでみてほしい。
ぼ…僕も読み「直そう」と思います。

嘘です、すみません、読んだことなかったので読みます…

2問目もなかなかハードボイルドな質問だった。
『情報過多の今どうやって好き嫌いを決めたら良いか?』

僕らはたくさんの情報と日々向き合っている。インターネットによって便利な世の中になったが、豊かになったかと言われると迷う部分もある…

エクセルにまとめれば良い

渡邉くんが発したが、天才かと思った。
多分ほとんどの人がノートに書いているからこそ、ITの力を使おう!と言ったのだ。センス◎だよ。さすがだよ。

否。

そんなことを伝えたいのではない。

何が好きで、何が嫌いなのかを明確化していく

物事には傾向とか規則性がある。だから表面的な好き嫌いから共通項を見たり、なぜか?を繰り返して深堀りしていくことでより鮮明にしていく。
渡邊くんや南さんは嫌いを特に見つけていくタイプ。僕はその逆。
飲むのが苦手だから飲みニケーションで評価されるところはもともと選ばなかったと。
「酒飲めないから同志だ」って心から喜んだ笑

最後は直感

個人的にはこの言葉はすごく好きな言葉だった。
ただ、気をつけないといけないのは、直感だけではだめってこと。
究極的に悩んで考え抜いたら、直感で決めたって良い。
『とことん考えぬいた人の特権は直感』なんだと思う。

告白する前は振られるか不安になり、付き合ったら別れるか不安になる。

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続く質問はさらに秀逸さを増した。
「お前らよく笑って話しているが、不安ねーのかよ?」
(当日はもっとオブラートに本当にオブラートに包まれた質問だった笑)

回答の表現は違えど、『刹那的な価値観』『行き当たりばったり』『目の前に集中する』など近いことを言っていたのだと思う。

不安は過去や未来を考えるから起こる。
だから今を考える。
一個ずつ目の前のことを考えていけば良い。

過去も未来もコントロールできない、変えられないものに精神費やしちゃいけない。今に集中する。未来は手繰り寄せるんだと。

『今を生きる』とはよく言ったもんだ。

僕は中学時代に大好きだった人に告白してOKをもらえるか不安な朝を迎えた。その日はいつもより髪型をセットするのに時間がかかった。
告白はOKだった。

次の日、朝起きると振られるんじゃないかって不安が襲ってきた。
その日は前日よりも長く髪型をセットするのに時間がかかった。
恋をすると人は髪をセットするのに時間がかかる。
ではなく…
どこまでいっても不安はなくならないもんなんだ。
僕らは上手く付き合っていかないといけない。

こんなことを書いているからこの文章はダラダラした文章になってしまう。ごめん、もう少しお付き合いを。

『人という字は人と人とが~』という使い古された言葉もまんざらではないという個性の見つけ方

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最後のパートは『個性を知るには?』という質問。

①個性は一人では気づきづらいから周りに聞いてみる

自粛期間中、僕は10kgほど太った。もう一度言う。10kg。
実は、それに気づかなかった。
なぜか?
PCの画面と鏡でしか自分を見ていなかったからだ。

そう、自分のことは自分が一番わかっていないかもしれないと思った。
だからこそ、色んな人に聞いてみるというのはすごく大切なことだ。

②SNSなどオープンな場を活かす

渡邉くんが話したが、能動的に動くこと。これもすごく重要。
環境は皆平等に与えられている。
その環境を活かすかどうかは自分次第なんだ。
見えないかもだけど、僕のTwitterにもDMが毎日のように届くので、そんなもんだと思う。動いている人は動いている。

③就活のステージから離れて誰かと共通体験をして差を感じる

最後の南さんの回答も素敵で。
就活シーズンになると自分の人生が就活中心になってくる。
でも本当は違う。
映画を見る時間や友達と会う時間、考える時間も全部自分の人生。
だからこそ、大事にしている価値観は就活以外から紐づく可能性も高い。

一緒にお気に入りの映画を見て、感想を言い合うだけでも他人との違いを感じることができる。これはまさにと思った。

共通していたのは一人では進めないってことだった。

ソーシャルディスタンスは時に人を孤独にさせやすいから‥

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ワンキャリアライブに出て、実は少しだけホッとしていた。
それは、『対面で』話をできたからかもしれないなって思った。
(もちろんソーシャルディスタンスはきっちり)

withコロナやオンライン移行は簡単には言えるし、徐々に慣れてもきた。
でも頭ではわかっていても、心のどこかで孤独感を感じているのかもしれない。それだけ対面で得られる情報や熱量は大きいのだ。

この変化と上手く付き合っていかねばならない、でもうまく付き合う最適解はこの世の中にまだ生まれていない。

だからこそ、不安を感じたら立ち止まるのではなく、ゆっくりでも少しずつ、歩みを止めないことが大事なのかなと改めて思った。
そして何よりも誰かと心理的な距離感を詰めていくことが大事なのかもなとも思った。ソーシャルディスタンスで心の距離までとっちゃいけないんだよっと。

・・・

ワンキャリアの皆様
この度はイベント本当にお疲れさまでした。
個人として、会社として良い経験が出来たこと、本当に良い刺激をもらえました。

いろいろと重なった日になりましたし、表には出てこない苦労がたくさんあったと思います。本当にありがとうございました。

寺口くんが最後の最後に「西島さん」という名前を忘れていたのはしばこうかと思いましたが、今回だけは許します笑 ぱいせんやぞ笑

嘘です笑 覚えられるように頑張ります笑

一緒に今後も学生、企業にとって良い選択肢を渡し続けられたらなって思います。

学生の皆様
すごく不安だと思いますし、大変だと思います。
そうじゃない人は全然OKです、突き進んでください笑

僕は毎年新卒採用をスタートさせるとき、不安を感じます。
新卒の入社を迎えるとき、不安になります。
入社して1ヶ月後も2ヶ月後も3ヶ月後も、ずっとその新卒が元気か、楽しくやっているか不安に思います。

世間にはたくさんの成功事例と内定ホルダーとキラキラ話す社会人がたくさんいます。でもあなた方が見ている景色はもしかしたら野球のハイライトを見ている感覚に近いかもなって思います。

イチローさんが打つシーンだけを見てイチローさんのすべてを知ることはできない。打てないシーンを見たり、野球から離れているシーンを見ないと理解することはできない。

打てない7割の打席で悔しい思いをした部分と打席に立つまでの不安や葛藤がある。そういうのをちょっとだけ早めに経験してきた人たちなんだって感じてもらえたら良い。僕らはきっとそんなにキラキラしていないので笑

一人で進めずにみんなで不安との付き合いながらやっていけば良いと思います。せっかくなら楽しい時代にしようじゃないですか。

最後の最後にアーカイブはこちらから。ではではまた。


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