見出し画像

『やるかやらないか』なぜ彼が最年少部長でここまで惹かれる人材になったのか#オンラインキャリアセミナーイベントレポ

皆さん、ごきげんよう。
2020年4月1日からオンラインキャリアセミナーが始まりました。
気が向くままにそのイベントのレポを書こうと思います。

働くを楽しんでいる大人にフォーカスを当て進むこのイベントは毎日オンラインで学生向けに実施されています。

第一回はガイアックス事業本部長管大輔さん
いろんな記事にも出ている爽やかなイケメン。

今回の話を聞いて、僕はある言葉を思い出した。

“No. Try not. Do. Or do not. There is no try.”
「やってみる」ではダメ。やるか、やらないか

スター・ウォーズのマスター・ヨーダの言葉。
こんな言葉が蘇ってきた。

一見、キラキラしている彼もいろんな時代があったようだ。
ただ、シンプルに彼は『やる』人か『やらない』人のどちらかで言うと、
『やる』人だったということはすごくわかった。

市場価値を高められる企業を選んだ就活

画像2

「結果的にはベンチャーしか受けなかった」
彼は冒頭そう答えた。
最初は金融や商社などのを見ていたと続ける。
OB訪問で、先輩に紹介してもらい、いろんな大人の生き方を知ったと。

ベンチャーで働いている人は大きなブレがなかった。
皆が楽しそうに働いていた。それがベンチャーに興味を持ったきっかけ。

当時の軸は、
『会社が潰れても生きていける社会人になりたい』=『市場評価をちゃんと高められる企業』
だった。
彼の会社選定基準はなかなかにユニークで筋の通ったものだった。

<会社の選定基準>
①社内競争が少ない=同期が少ない会社
そもそも社内で戦わないといけない。商社の内定をもらっている友人は圧倒的に優秀だった。社内で勝てなければ社会で勝てないからライバルは少ないほうが良い。
②事業に携わる人材が少ない会社
会社全体の人数÷事業数で計算。
事業部単位で見る。事業企画にいけるチャンスが高いと思った。
③キャッシュをちゃんともっているか
新規事業にちゃんとチャレンジできる会社。キャッシュがないと戦えない。

この答えがガイアックスだった。と彼は話す。
本当によく考えている学生だと思った。
ちゃんとファクトを押さえて会社分析をしていることがよくわかる。

同時に、なかなかに腹黒い人材だと思った笑

ガイアックスというファーストキャリア

画像4

入社後はSNSマーケティングの部署を希望して配属される。
FacebookやTwitterは2011年あたりからビジネスで使われ始めたが、管さんは2013年卒。

『圧倒的に歴史が浅いからこそ、ベテランがいない。これだったら新卒でも差があまりないと思った。』

続けて彼は言った。

家にいて良い時間を作った。
夜中の0時から朝の8時までしか滞在しちゃいけないマイルール。
マックとかにいって、勉強したり仕事したりしていた。
社内で負けるわけにはいかないから意地でも量にはコミットしていた。

このコメントで彼が関西人ではないことがわかる…じゃなくて、一度量に振り切るということをやっている。

結果は3年目で最年少事業部長に。売上を5倍の組織にするという実績付き。
ただ、彼は社会の中でも価値観を変えてきている。

<プレイヤー時代>
ただ、お金を稼ぎたい。20代で1000万目標。
お金があればすべて解決すると思っていた。
お金を稼ぐためにはスキルを上げることが大事だと思っていた。
知らないことを吸収できることでスキルが上がり、年収が上がる。
他のメンバーに勝つ、収入が増えることが何よりも嬉しかったとのこと。

<部長時代>
最初は見向きもされなかった。周りは大ブーイング。
当時は25歳でわがままだったから笑
メンバーがついてこない。仕方なくみんなに寄り添い始めた。
ストレスを感じていることをなくしてあげることが幸せに働けることかもと思い、動き始めた。

残業時間が長い、通勤したくない→リモートワークへ
自分たちでやらなければならない仕事に集中する→アウトソースを利用。

自分の掲げた目標を達成するためにメンバーをご機嫌にすることがをやってきた。

20代のときに彼となかなか仕事で話ができなかったのはこういうところだったのかもしれない笑

ずっと仕事は楽しい。でも楽しみの種類は変わってきた

画像1

社会人になって価値観が変わった体験を持っていると彼は言う。

それは一緒に働くある女性社員が目の前で涙をこぼした経験。
以前、その女性は自分の子供が熱を出したことアポをリスケして目標を未達。
その女性は子供を憎いとまで思ってしまった…
でも働き方が変わり、子供の成長を近くで見れるようになった。
仕事もご機嫌に働けるようになったと言われ、嬉しくて目の前で泣いたと言う。

自分のためにやってきた仕事とは別に、嬉しい感情が芽生えた。
あ、人のために働くってすごく楽しい。

この経験が彼の価値観を変えた。

社員の満足度が上がるとクライアントが喜んでくれるようになり、更に社員が喜ぶ。だからクライアントや社員の満足度を高めようと思った。

自分のため、社員のため、クライアントのため、他者、社会のために自分の考えは変わりつつある。

もちろん、変わらないものもある。

ガイアックスは、ちゃんとやることをやっていれば、「やりたい」にこたえてくれる会社。
文句を言うならそれをやれよと言われる。
会社からの指示でできなければ会社を盾に言い訳ができるけど、自分でやりたいをカタチにするといいわけができなくなる、こういう環境を自ら作ってきた。これが成長につながったと思う。

『やる』か『やらない』かの2つしか無い世界

画像3

彼が大事にしてきたものが2つある。

①夢中になれるかどうか
本気で取り組めるかがどうか。
本業も副業もどちらも本気で取り組みたいと思えているからすごく今は楽しい。

②約束を守ること
プロジェクトやろうと言ったらちゃんとやる。
アクション面をちゃんとやる。
言って夢を広げてやるではなく、ちゃんと実行する。これが大事。

スキルや資格は要件定義ができているものは基準がある。
でも信頼には基準がない。だから基準がないものを大事にしたい。

そんな彼は入社した当時、先輩社員に毎週ランチに誘っていたという。

新入社員には会社は優しい。ランチに行くついでに好きな本を聞いていた。
そして、1週間以内に本を読んで感想を送っていた。
そこまでする人はいない。
アドバイスを聞く人はいるけど、実行して感想まで送ってくる人はいない。本も一緒。
本を買う人まではいる。
でも感想を送ってくる人はいない。やるかやらないかのどちらか。

このエピソードはセンセーショナルだった。確かにそのとおりだ。ここまでやる人はあまりいない。


これからについて

生き方に合わせた働き方を実現できる社会を目指すためにはそういう働き方ができるようにしていかねばならない。

自由な組織+利益を生み出している状態を作る

利益を生み出せている組織であれば、影響を与えられる範囲が大きくなる。
まずはそれを自分の組織でやっていきたいと思っている。

そうすればきっと世の中が良くなっていくと思うから。

所感

成功かどうかを定義するのは時期尚早かもしれない。
でも、彼が歩んできた道は最初からきれいな道ではなかったと思う。
圧倒的な量と夢中になるエネルギー、そして何よりも彼の持つ覚悟がここまでさせたのだろうと思った。

働くを楽しむ大人はたくさんいる。
でもその大人たちは最初から楽しんでいたわけではない。

いろんな苦しみや経験を乗り越えて今があるんだと気付かされた。
彼のような大人が増えると本当に素敵な世の中になっていくとそう心から思わせるような1時間だった。

果たしてあなたは『やる』側の人間か『やらない』側の人間か。
今日はこの質問をして文章を締めくくろうと思う。

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?