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中間優善のnote

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中間優善から自他に対して思っていること、想っていること、考えていることなどをまとめたマガジンです.
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2022年9月の記事一覧

君が死んだとき、何もできなかったけれど.

君が死んだとき、何もできなかったけれど.

 君が死んだとき、私は何もできなかった.
私のウジウジを吹き飛ばすように笑って許してくれたけど、やっぱり湿度の高すぎる感じが残ったままでいる.

 「やっぱり人って死ぬよな」とか思っているうちに自分が死ぬことを思い出したりして、なんだか「死って近いなぁ」とか思ったのを覚えている.

「俺が死ぬ思うなよ」.

 ある人の死を看取ったあの日、確かにあの人は衰弱していた.
医者でない自分が見てもわかるほ

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宗教を批判するのが下手くそな君へ.

宗教を批判するのが下手くそな君へ.

 宗教が如何なるものなのか分かっていないくせに批判するような奴が大嫌いで,「こういう人ほど能書きを垂れるんだろうな」とか思って見ている.

 ここで言う「宗教」とは、厳密に言えば「信仰」を指していて、確かに批判されるべき宗教団体や理念、教義が存在していることは個人的にも理解している.
しかし理念や教義、並びに組織自体が批判されるべき状態であっても、組織を構成している個々人は批判の対象になるべきでは

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苦手じゃないなら積極的に魚介類を摂取しよう.

苦手じゃないなら積極的に魚介類を摂取しよう.

 最近魚を食べる機会を増やしている中間優善です.
シンプルに食べたいから食べているのだけれど、なんだか体が魚を求めている気がする.

 何のために魚を食べるのか、というのを自分的に書いてみると
「頭がシャキッとする感じがあるから.え、みんなもだよね?」となる.

 実際に頭の回転とか働きを助けてくれるのか、それともプラシーボ的な効果があるのかについて調べたところ、やっぱり魚を食べるのは身体全体の健

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急須を握る.

急須を握る.

 お茶を飲むと心が落ち着き、身体への意識がゆっくりと広がっていく.
脈を感じ、呼吸を感じ、「今」に集中することこそ、心と身体に優しくすることなのだと悟る.

 お茶を淹れる時、ポットで急速にお湯を沸かした後、まずは急須を温める.
その後、少し温度の下がったお湯でゆっくりと旨味を引き出していく.

 最後の一滴が落ちるまで急須を傾け、少量であっても豊かな一杯を楽しむ.
急須を握ることの醍醐味は、お茶

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怖い姿は眠らない.

怖い姿は眠らない.

 3:02

 なぜだろうか
恐ろしいイメージがいくつも湧き上がるのは.
湧き上がったイメージというか、その輪郭のようなものは落ち着く素振りを見せず、ただただ並べられていく.

 3:12

 なぜだろうか
暗闇に落ち着きを感じる自分と、恐怖を増幅させる性がぴったりと重なり、解像度が低い割に鮮明な姿が浮かび上がるのは.

 4:02

 そろそろ眠りにつきたいので、怖い姿たちには安静にして頂きたい

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