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問題行動には意味がある

いきなりですが、マガジンに名前をつけました!
cocoiroノート
以前は「隊員No.1岡本奈緒」という、、、とっても真面目で、、、真面目な、、、うん笑
少しずつ慣れた感じを出していきますよー!!
今日は、私が約6年間働いていた児童発達支援/放課後等デイサービスでの経験をもとに子どもの行動についてお伝えしていきます。
※児童発達支援→児発、放課後等デイサービス→放デイと略している箇所があります。

児童発達支援/放課後等デイサービスって何?

そうですよね。
まずそこからお伝えしていきますね!

児童発達支援は、障害のある子どもに対し、身体的・精神的機能の適正な発達を促し、日常生活及び社会生活を円滑に営めるようにするために行う、それぞれの障害の特性に応じた福祉的、心理的、教育的及び医療的な援助である。
(厚生労働省:児童発達支援ガイドラインより)

放課後等デイサービス
は、支援を必要とする障害のある子どもに対して、学
校や家庭とは異なる時間、空間、人、体験等を通じて、個々の子どもの状況に応じた発達支援を行うことにより、子どもの最善の利益の保障と健全な育成を図るものである。
(厚生労働省:放課後等デイサービスガイドラインより)

皆さん、想像できますか?
簡単に言うと、どちらも発達に心配があるお子さんや障害を持ったお子さんに対し、社会的自立を目指して個々に合わせた学びの機会や支援を提供するということ。
明確に違うのは対象年齢です。
【児発】0歳~小学校入学前まで
【放デイ】小学校から18歳(場合によっては20歳)まで

どのように学びを提供するの?

事業所によって様々!

<種類>
預かり型:平日の放課後や休日の日中など比較的長い時間、個々に合わせたサポートを受けながら安心安全に過ごせる場所
療育型:習い事のような感覚で比較的短時間、個々の発達段階に合わせて強みを伸ばしたり苦手をカバーできるスキルを習得したりする場所

<形式>
個別:1~3名程度
集団:4~12名程度

<プログラム内容>
遊び、運動、学習、芸術、音楽、プログラミングなどなど、、、

<療育的アプローチ>
応用行動分析(ABA)、TEACCH、SST、認知行動療法、感覚統合、拡大・代替コミュニケーションなどなど、、、

それぞれの発達や課題に合わせてカスタマイズしていくイメージです。

「療育」について少し触れた投稿もあるので、インスタも是非みてね!
(インスタの方が断然更新頻度高い)

今日の本題「問題行動」とは

親御さんからよくいただく相談を列挙。
子どもが、
■授業中に離席してしまう
■教室から出て行ってしまう
■お友達や先生に暴力をふるってしまう
■暴言をはいてしまう
■わざと怒られるようなことをする
などなど、、、
これらは、自分や他者の健康を脅かす行動・社会適応を阻害する行動であるために「問題行動」と考えられます。

なぜ「問題行動」が起こるの?

4つの機能があります。
具体例を挙げながら説明していきます!


(1)注目を得る

本を破っている子供のイラスト (1)

注目してほしいことを言葉で伝えることが難しい場合や満たされていない思いを感じている場面でよく見られる行動です。
このような行動に対しては、
・注目欲求を満たす(アイコンタクトや触れ合い遊びなど)
・適切な発信の仕方を伝える(見てほしいの?と声をかけるなど)
・問題行動に対して反応しない(直後に叱ったり、目を合わせたりしない)
などの対応が有効です。

(2)嫌なこと、嫌な環境から逃げる

本を破っている子供のイラスト (2)

勉強の内容や量、伝え方が合っていなかったり、席配置などの環境が整っていない場合によく見られる行動です。
このような行動に対しては、
・つまづいている箇所を明確にして、理解度に合わせた学習内容に調整する
・集中しやすい、話を聞きやすい環境を整える
・その子に合わせた伝え方を工夫する
などの対応が有効です

(3)自分の感覚を満たす刺激が欲しい

本を破っている子供のイラスト (4)

エネルギーが有り余っている時や手持ち無沙汰な場面でよく見られる行動です。
このような行動に対しては、
・エネルギーを適切に発散できる場面をつくる
・事前に感覚を満たす
・他の事で気を紛らわす
などの対応が有効です


(4)欲しい物を手に入れたい、したいことを叶えたい

本を破っている子供のイラスト (3)

欲しい物が近くにあったり、やりたいことがある時によく見られる行動です。
このような行動に対しては、
・適切な表現方法を伝える
・交渉をする
・見通しを提示する(視覚的にわかりやすく)
などの行動が有効です。

こんなに書いたけど、、、

行動の機能を見極めて、それを応じた対応をするのって正直難しい。。。
500以上のケースを見てきた私もまだまだ練習中です。
もしお子さんの行動に困っている方がいらっしゃれば、お子さんに合った環境の整え方や対応方法を一緒に考えさせてくださいね。

そして、問題行動は「環境が合ってないよー!」という子どもからのヘルプである場合も多いです。
問題行動を起こすことを責めたり叱ったりするのではなく、その要因を解明することが解決の第一歩です!!

ああ、こんなにガッツリ書く予定じゃなかったのに、、、
気付いたら書き始めて5時間経ってるうううう(泣)
こんなに長いの読んでくれる人いるかなー笑
構成考えてから書き始める癖つけるぞー!!!!!

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